報道
今や文春が日本で唯一のジャーナリズムという話もあるが、昨今の政権の腐敗を暴き、日本の民主主義を一面で支えているのは事実だ(スキャンダルにとどめてはいけないが)。その文春の記者をしていたこともあるジャーナリストの齋藤貴男さんは、最近、日本の…
先月に強風が吹いて、小屋のトタン屋根が剥がれてしまい、恐る恐る上がって修理したのだが、錆やペンキの剥がれが目についた。ペンキの塗り替えの時期が来ているようだった。しかし、冬場に塗るのもなあ、と躊躇し、必要な道具だけはそろえておくことにした…
「女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかります」——東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会会長の森喜朗が2月3日に日本オリンピック委員会(JOC)の臨時評議員会(オンライン会議)で述べたと伝えられる発言だが、この日の森の…
昨日1月30日は、今から6年前の2015年にフリージャーナリストの後藤健二さんがIS(イスラム国)によって命を奪われたとされる日。古賀茂明さんが1月26日付AERAの連載で記事を書いている。 古賀茂明「菅政権で忘れられた英雄たち」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA d…
1月15日の「デモクラシータイムス」で齋藤貴男さんが話したこと(概要)をいくつか拾ってみた。https://www.youtube.com/watch?v=nJUGWF--Tzg&t=2010s 僕は「緊急事態宣言」だからみんなが自粛しなくてはいけないとは必ずしも思っていないんです。実際には生…
昨夜(1月16日)、佐藤章さんと一月万冊清水有高さんの対談を見た。佐藤さんの話を端折って引用する。https://www.youtube.com/watch?v=xA0qL6B0Tzk 佐藤:……自民党の中で、今言われているのは、「菅さんって、こんな人だったの?」と……。みんな驚きですよ。…
読売新聞のスガ報道が波紋を呼んでいる。13日の新型コロナの政府対策本部で、7府県に緊急事態宣言を追加発令する際、スガは「福岡県」を「静岡県」と読み間違えたり、記者会見での質疑がかみ合わなかったりと、相次ぐ失態の理由を「ストレスがたまっている…
〇「あらかわ」さんがTweetした記事と動画(1月8日?のTBS「報道1930」の一部)より。焼き鳥屋の店主・田村さんの声。https://twitter.com/kazu10233147/status/1347528182602162177 松原:(自粛要請を)守らなかったところは名前を公表するということにな…
昨日の首相の年頭会見を(テレビで)見ていないのだが、見ていたらまたゲンナリさせられただろうなと思う。「緊急事態宣言」を出さなければならない危機的状況を前に、談話と質疑で30分で終わりにしてしまう首相の会見とは何なのだろうか。Twitter上で「これ…
たかまつなな さんと 堀潤さんの元NHK職員同士の「対談」を見た。一応、これは「たかまつななチャンネル」という番組なので、たかまつさんが堀さんにインタヴューするというかたちなのかと思ったが、「先輩」の堀さんがさすがに聞き上手で、たかまつさん…
『吠えない犬 安倍政権7年8カ月とメディア・コントロール』(双葉社)を出したニューヨーク・タイムズの元東京支局長マーティン・ファクラー氏が「赤旗」のインタヴューに応じている。2020年12月20日付「赤旗 日曜版」の記事より、以下に概要を記す(記事は…
古谷経衡(つねひら)さんの「2020年のふりかえり」インタヴューを読んだが、興味深かった。 古谷さんがどんな方か知らなかったので、「たかまつななチャンネル」(2020年9月7日付)に出演した動画をのぞいてみたら、これがまたおもしろい。こっちもまた“なる…
かなりむかしの話、「英語が嫌いな英語教師」と“自嘲”する先生がいた。「俺には英語のことをきくな」と生徒にも言ってるんだと笑っていた。「能ある鷹」の謙遜した物言いならよいのだが、ALT(外国語の授業で教員のアシスタントをする方)が来校する日になる…
古賀茂明@フォーラム4で古賀さんと鳩山由紀夫・元総理大臣との対談を見た。古賀さんと言えば、元通産省(現経産省)の官僚で、2011年から2015年までテレビ朝日の報道ステーションで金曜コメンテイターをつとめていた。最後の出演となった2015年3月27日、放送…
バラク・オバマ前アメリカ大統領の回顧録 A Promised Land が出版されたが、鳩山由紀夫・元首相について述べた一節の日本語訳をめぐって、誤訳ではないかと異論が出ていた。 翻訳家で文芸評論家の鴻巣友季子さんがこの問題を詳しく解説している。 鴻巣さんは…
11月12日の衆議院総務委員会で、武田良太総務大臣がNHK受信料の値下げに言及したが、これを歓迎する声が多いわけではないようだ。 J-CASTテレビウォッチの11月13日付の記事より。「NHK受信料値下げ」を求める武田総務相に総スカンの声!「論点が…
「立つ鳥跡を濁さず」と言うが、やはり引き際は潔くありたいものだ。身辺整理をしてモノは片付けられても、関係性まですべて清算できるわけではない。形だけになったとしても、なるべく良好な関係で区切りをつけるべきだ。負の置き土産を残すなど論外である…
10月25日付のデモクラシータイムスを見ていたら、冒頭で、このたびの日本学術会議の会員任命拒否がどのようにして報道されるようになったか、その発端と経緯にふれている。メディアの第一報は「菅首相、学術会議人事に介入」という一面見出しの「赤旗」の記…
IOCがオリンピックの中止を決断し、すでに政府、自民党関係者、電通など日本の関係者にも通知しているという噂話をTwitterで見かけて調べてみた。ネタ元は作家の本間龍氏で、10月20日夜?に入手した複数の関係者の話によるらしい。下の清水有高氏と本間氏と…
昨日(10月10日)に予定されていたという3日に続く2度めのオフレコ懇談会はどうしたのだろうか。首相動静からは開いた事実や形跡がない。2回目をやるほど記者側から要望がなかったのだろうか。あるいは、年配の男たちが原宿をゾロゾロ歩く光景が異様だと評判…
小生は後から動画で拝見したのだが、10月5日に放送されたフジテレビの昼番組「バイキング」で解説者の平井文夫という人が、日本学術会議に関して次のような解説コメントをした。「だってこの人たち6年、ここ(日本学術会議)で働いたら、その後、学士院とい…
“国会も記者会見も嫌いなスガソーリ”。そんなことまで「アベ政治の継承」か。おまけに、スガがやっても「朗読の夕べ」は同じ。いや、同じどころか、今度は選ばれた記者限定のインタヴューだと……。いやはや、これにはもはやあきれるばかりだ。一国の首相がコ…
メディアは事実や出来事を人々に正確に伝えるのが仕事。ジャーナリズムはその事実や出来事を論評するのが仕事。論評の内容が、事実を捻じ曲げるものであったり、政治的・経済的・社会的に優位に立つ者、あるいは論評する当人自身にとって「都合のよい」もの…
相澤冬樹さん。元NHKの記者で、例の「森友事件」の公文書改ざんの件の取材をめぐる一件の後、NHKを退職。今は大阪日日新聞の記者。森友事件で亡くなった赤木俊夫さんの奥様の取材や支援をめぐる「第一人者」でもある。 その相澤さんの記事「改ざん事件の取材…
たかまつ なな さん。自称?「お笑いジャーナリスト」。「株式会社 笑下村塾」を設立し、全国の学校で出張授業「笑える!政治教育ショー」を行っているという。小生がまだ現役だったら、まちがいなく連絡をとって、「出張授業」をお願いしていただろう。 た…
白井聡さんによる「安倍政権の総括 その2」 を読んだ(『論座』9月1日付)。 「メディア」と「ジャーナリズム」は同義ではない。当たり前だが……。ジャーナリズムから「批評」が抜かれれば、「手段」が残る。それがメディアだ。残念ながら日本のジャーナリズ…
昨日昼ご飯を食べながらテレビを見ていた。テレビ朝日では、河村たかし・名古屋市長がゲストで生出演していた。名古屋市はコロナ感染者数が100人を超えた。何を話すか、興味を持って見ていたが、マスクをしながら話しているせいか、声が聴きとりづらい。その…
アベノスゴモリ? などという語はないが、6月17日に国会を閉じ、翌18日の記者会見をしてから、ぶらさがり談話のみで、国会の閉会中審査にも出席せず、ほぼ身を潜めた格好の首相だが、その間にも、コロナ感染の「第二波」、医療逼迫、GoToトラベルの二転…
医療ガバナンス研究所理事長の上昌広さんがTwitterに、新型コロナ関連でテレビ番組に出演している専門家諸氏の6月までの出演本数や報償、製薬会社との結びつきなどの一覧表を掲載している(作成者は医療ガバナンス研究所員?の山下えりかさんの名前になって…
「不起訴ありき」の東京地検御中 正義を曲げず、公平に捜査して、国民の負託に応えるよう要望する。 『週刊文春』は7月1日付の記事で、6月25日に不起訴となった菅原一秀前経産相に別の新たな公選法違反(寄附行為)の疑惑があることを伝えている。菅原氏は毎…