ペンは剣よりも強く

日常と世相の記

2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

国際圧力 プーチン包囲網

橋下徹氏の昨日2月27日付Twitterを見ました。複数の方から批判・揶揄されているようです。かいつまんで引用すれば、こういう内容です。 https://twitter.com/hashimoto_lo/status/1497872619168669698「威勢のいいことを言う資格がある者は志願兵になる者だ…

ロシア兵にヒマワリの種を渡す女性

昨日は2.26事件から86年でした。 昨夕TBSの報道特集を見ました。キャスターの金平茂紀さんがすでにウクライナに入ってリポートしています。さすが、というか、機動力健在で敬服します。話によると、ウクライナ行きの飛行機は飛んでないので、隣国のルーマニ…

戦争にNO! НЕТ ВОЙНЕ ! 

ロシアのウクライナ侵攻には、ロシア国内でも反対の声が広がっているようです。しかし、プーチン政権は国内のこうした声を封じ込めようと躍起です。24日、ロシア各地で行われた抗議活動では1,700人以上が拘束されたといいます。 キング牧師の言葉を連想しま…

「プーチンの戦争」から脱するために

ロシア軍がついにウクライナに侵攻しました。正直なところ「寸止め」でやめると思っていたのでショックです。失望と怒りを覚えました。 これは真野森作さんの本のタイトルではありませんが、まさに「プーチンの戦争」だと思い、彼についていろいろと調べてみ…

提案型野党の末路

国民民主党が衆院で政府予算案に賛成投票したことが波紋を呼んでいます。公明党の山口代表が、聞かれればまあそう答えるにしても、「自公連立政権の枠組みには影響を与えない」と念を押しているところから逆推(邪推)するに、事前に自民と国民の間に何らか…

2.22 山本太郎の不定例記者会見より

昨日2月22日、2022年度予算案が衆院本会議で採決されましたが、れいわ新選組の山本太郎代表ら3人が壇上から抗議しているシーンを見ました。まあパフォーマンスといえばそうなのでしょうが、「懲罰」だと騒ぐほどのことなのかなとも思いました。 予算案採決…

毎日新聞150年に寄せて

昨日毎日新聞は創刊150年を迎えたそうです。1872(明治5)年2月21日、東京で最初の日刊紙として「東京日日新聞」第1号が発刊されたのが最初ということです。が、調べてみると、まだ旧暦の時代だったので今の暦で言えば3月29日のようなのです。まあ気にしない…

人権リテラシーが極めて低い国の政治家

自民党の某政調会長が2月19日の講演で、自分が総理大臣になっても靖国参拝を続ける意向を示したそうです。 高市氏「首相就いても靖国参拝」 やめれば「相手がつけ上がる」(共同通信) - Yahoo!ニュース 個人的に強い靖国信仰をお持ちで、参拝に(ばかり)執…

真野森作『ルポ プーチンの戦争』

今日で(やっと)北京オリンピックも終わりです。カーリングって2週間ずっと競技をしてきたことになるんですね。本当に本当にお疲れ様。あと一息です。 しかし、終わったとたんに世界が望んでいないことが現実化するかもしれません。非常に心配です。 『ルポ…

18歳で引退覚悟 内田舞さんの記事

むかし学校にいた頃、女子生徒が何人も「もう年だから…」とか「わたしババアだから…」と自嘲しながら話をしていました。最初は「おいおい」と思いながら笑って聞いていました。軽いランニングをした後、廊下の雑巾がけをした後など、ちょっとしたことでもす…

15のとき

皇室スキャンダルに加担するようで嫌なのですが、去年の3月、北九州市の「第12回子どもノンフィクション文学賞」の佳作に選ばれた秋篠宮悠仁さんの作文に、すでに発表されていた他の文章と酷似する箇所があると指摘されています。誰が気がついたのか知りませ…

弁護士・指宿昭一さんの話

米国務省は世界各国の人身売買に関する年次報告書で、人身売買との闘いに貢献した人々を「人身売買と闘うヒーロー」として表彰しているそうです。昨年7月1日に発表された2021年版報告書では、日本人弁護士の指宿昭一(いぶすき・しょういち)さんが選ばれ、「…

O.ホメンコ『ウクライナから愛をこめて』

著者のオリガ・ホメンコさんは東京大学の大学院に留学したことがあり、現在はキエフの大学で日本の歴史を教える親日家で、作家、ジャーナリスト、翻訳家だそうです。本書はウクライナ人の著者が日本語で書いたエッセイ集ですが、その温かな視線によって綴ら…

ワリエワ選手のドーピング違反問題

今日は短く、北京オリンピックのことを。 何か法律や規約などで「原則」を定めると、必ずと言っていいくらい「例外」が出てくるものだと思います。人間社会に線引きを施すのは本当に難しいことで、父親の相続税の申告で土地評価をしているときにも、これを痛…

「幸福」について

昨日の朝、NHKの「目撃!にっぽん」というドキュメンタリーを見ました。先日高裁判決がありましたが、元TBS記者・山口敬之氏から性的暴行を受けて裁判をしている伊藤詩織さんの5年間を追ったものです。 おこがましい気がしますが、伊藤さんには深く同情しま…

「報道特集」教員の“ブラック勤務”問題 を見て

昨日のブログで、教員に授業評価をするよりも、休ませた方がいいと書きましたが、夕方、TBSの番組「報道特集」で「教員の“ブラック勤務”問題」を見ました。違法な長時間労働のことを「ブラック」と呼ぶ「語法」には違和感もあるのですが、他の職業も同じ問題…

大阪市の授業評価のこと

大阪市ではこの4月から市立の小中学校の若手教員の授業評価を始めるそうです。若手教員の授業を数値で評価へ 大阪市教委、子どもにはアンケート:朝日新聞デジタル「大阪市って全国学力調査やったら、全科目で全国平均を下回ってるんだってね。」 「そうなん…

2030札幌五輪反対 再び

衆院議員の米山隆一さんのTwitterをいつも拝見しています。「強風」に顔を背けない姿はさながら「風に立つライオン」のようです(映画や歌とはちょっとちがいますが…)。その米山さんが昨日2月10日、アベ元総理の発言にこうTweetしています。安倍総理「国際…

地方紙のジャーナリズム 千葉日報社問題

「千葉日報」は14万5千余りの発行部数をもつ千葉県の地方紙です。ちなみに、メディアバリューの調べでは、千葉県の新聞各紙の発行部数を多い順に並べると以下のとおりです。・読売新聞 681,599 ・朝日新聞 360,721 ・千葉日報 145,150 ・日経新聞 120,530 ・…

逃走と抵抗

2月9日付朝日新聞に「現代の逃走論」という記事があり、ヨシダナギさん(フォトグラファー)、今井紀明さん(NPO法人「D×P」理事長)、浅田彰さん(批評家 大学教授)の3人の話が載っています。 「逃げ」や「逃走」には否定的なニュアンスがついて回ります。…

まだ続く呪いの愚策 アベノマスク

昨日2月7日の衆議院予算委員会で立憲民主党の小川淳也さんがアベノマスクの「処分」について質問していました。タダ(=税金)で送付希望を「募った」ところ(「募集」ではありません!)2億8千万枚もの「応募」があり、もっと早く募った方がよかったのにと…

SNS・政治・感情

SNSと政治について、フォトジャーナリストの安田菜津紀さんのインタヴュー記事を読みました。 2月6日付朝日新聞から部分引用させてください(聞き手は三輪さち子記者)。なぜ入管法改正案はSNSで広がったのか 安田菜津紀さんに聞いた:朝日新聞デジタル ――入…

「痛みの感情史」

読書会仲間と本を読んでいて、今はやりの「感情史」が話題になり、少し調べてみました。人の「感情」も過去から未来へと歴史的に変移していくだろう、くらいの雑駁なことは予想しますが、全体像をとらえるにはまだ断片的でよくわかりません。これは分厚い本…

「テレビで会えない芸人」松元ヒロさん

「テレビで会えない芸人」(四元良隆、牧祐樹監督)というドキュメンタリー映画が先月末から東京(ポレポレ東中野)ほかで公開されていることを知りました。 テレビで会えない芸人 : 作品情報 - 映画.com これには立憲・小川淳也さんのドキュメンタリー映画や…

「プロメテウスの火」

昨日散歩をしていたら微かに焦げくさいにおいがしました。野焼きをした辺りの農道を歩いていたせいかもしれません。それで、父親の話を思い出したのですが、生前、父親は、稲刈り後の枯れた二番穂を燃やしていたら、誰かに通報されてしまい、警察から注意を…

「10増10減」について

今日は短く。 「一票の格差」が最大2・08倍だった昨年10月の衆院選をめぐる訴訟の判決について、2月1日、高松高裁は四国の11小選挙区について「違憲状態」と判断しました。一方、東京高裁は2月2日、「投票価値が著しい不平等とは言えない」として「合憲」と…

石原慎太郎氏の死去と「歴史戦」

昨夜7:00のNHKニュースを見たら、石原慎太郎氏の死去をトップで伝えていてやや驚きました。他のニュースとの兼ね合いやニュース・バリューもあるのでしょうが、最近のNHKらしさがよく現れているようにも感じました。 慎太郎氏の経歴や「肩書き」はいくつか…

アベサギノミクス GDPかさ上げの件

昨日1月31日、衆院予算委員会で国土交通省の統計不正の「集中審議」が行われたようです。この件に限らず、政府は責任逃れの姿勢が顕著です。しかし、「通過儀礼」ではないのですから、もう少し実態解明の意思を示せないものかと感じます。ことは国内総生産(…