ペンは剣よりも強く

日常と世相の記

「丸川は旧姓ですよね?」

橋本聖子五輪担当大臣の後任となった丸川珠代氏は「男女共同参画担当大臣」も兼任する。氏はオリンピックの帰趨と同時にこの国のジェンダー問題にも取り組む立場にある。「男女共同参画」なる語はお役所言葉で普通の人はあまり使わない(「ジェンダー」も理…

豊岡市の「コウノトリ育む農法」

先週畑の蕗の薹が顔を出していることに気づいた。もうしばらく様子を見ようと思い、雨が上がった翌日、再び見に行くとひょこひょこと伸びているので、ちょっと早めだが開いてしまうよりはいいと思って、今日いくつか取って、知人にもおすそ分けした。蕗みそ…

齋藤貴男さんの時評

今や文春が日本で唯一のジャーナリズムという話もあるが、昨今の政権の腐敗を暴き、日本の民主主義を一面で支えているのは事実だ(スキャンダルにとどめてはいけないが)。その文春の記者をしていたこともあるジャーナリストの齋藤貴男さんは、最近、日本の…

3月の「危機」 4月の「政局」

下げ止まりと言われるスガ内閣の支持率だが、2月の各世論調査を整理しておく。 内閣支持率 自民党支持率 「青木の法則」指数 NHK 38 35 73/50 日本テレビ 39 37 76/50 テレビ朝日* 36 45 81/50 TBS 41 37 78/50 …

アベスガ時事放談3

不定期の戯言です。「発作」みたいなもんです。 アベ:やあ、スガちゃん、元気ないねぇ。 スガ:何だ、アベ前総理じゃないですか……。いろいろあって毎日疲れますよ。 アベ:総理大臣はウソでも余裕の笑顔でいかないとダメだよぉ。 スガ:私は根が “正直” な…

「オードリ-・タンの教育論」を読んで

朝日新聞の「不登校からIT相 オードリー・タンの教育論」という連載記事を興味深く読んでいる。2月27日付の記事(連載・第4回)では、中学卒業を前にしたタンさんと家族の様子が取り上げられていた。タン(唐鳳)さんは高校には進学しないと意思表示するの…

「2.26を忘れない」

いわゆる「二・二六事件」は、1936年2月26日、陸軍青年将校らが起こしたクーデター未遂事件だが、それから81年後の2017年2月26日、財務省近畿財務局の職員だった赤木俊夫さんは、上司からの指示を受けて、初めて文書の改竄を行い、一年後の3月7日に命を絶っ…

収賄罪と高額接待

法律に詳しいわけではないが、今回の接待問題に関して、刑法197条の収賄罪の条文を見ると、以下のように書いてある。<刑法197条> 公務員が、その職務に関し、賄賂を収受し、又はその要求若しくは約束をしたときは、5年以下の懲役に処する。この場合におい…

モラルの焦土 2021

社会学者の小熊英二さんの著『と』(新曜社 2002年)の第1章「モラルの焦土」を読むと、戦争とコロナの違いはあるけれども、75年も前と今の “強情なまでの” 変わらなさを感じる。20年近く前に初めてこれを読んだ時もそう感じたが、今の方がより切実だ。 以…

スガ長男の総務官僚接待の件

千葉県選出の小西洋之参議院議員は総務官僚から転じた人で、退官前には「総務省情報流通行政局衛星・地域放送課」の課長補佐を務めていて、今回のスガ長男(東北新社)による接待問題の当事者たちの中には当時の上司も含まれているという。2月22日放送の「AB…

東京五輪の “損失”:中止 < 開催 ?

2月21日付の当ブログの中で、D.アトキンソン氏が「東京五輪が日本経済の起爆剤になるというのは俗説で、……数週間のイベントがGDP550兆円の日本経済に大きな影響を与えるはずがない。……重ねて言うが、東京五輪はやっても、やらなくても、日本経済には中長期…

森発言をめぐって 上野千鶴子さんの話

「Business Insider」にジャーナリストの浜田敬子さんが社会学者の上野千鶴子さんにインタヴューをした記事があり、興味深く読んだ。企業組織のあり方に話が及んだ後半の多くは割愛し、オリンピック組織員会の森喜朗退任の件をはじめ、前半を中心にいくつか…

D.アトキンソン氏が語る「日本の寛容さ」

スガ総理のブレインの一人と言われる小西美術工藝社社長のD.アトキンソン氏のインタヴュー記事を読んだ。「合理主義者?」の彼らしい話だった。彼の中小企業 “淘汰“ 論には反対だが、今回の「指摘」の大部分はごもっともだと感じた。彼の目にも、この国の政…

続 原発避難訴訟 東京高裁判決

昨日の千葉・原発避難訴訟 東京高裁の続き。 是非生の声を知りたいと思っていたところ、おしどりマコさんの動画で判決後の様子を拝見できた。部分借用をさせていただいて、判決後の当事者(?)の声を以下に起こしてみる。Live 千葉訴訟高裁判決 - L.C.M.Pre…

千葉・原発避難訴訟 東京高裁 国の責任を認める

これはうれしい判決が出た。2011年の東京電力福島第一原発事故により千葉県内に避難した住民らが国と東電に損害賠償を求めた訴訟。一審の千葉地裁では東電には賠償を命じたが、国への請求は認められなかった。今日19日の東京高裁の控訴審では、国と東電の両…

オリンピックが政治を狂わせている

島根県の丸山達也知事が2月17日、5月に県内で実施する予定の五輪の聖火リレーや五輪開催そのものの中止に言及し、波紋を呼んでいる。 ぼうごなつこさんの漫画は以下。 なすこ on Twitter: "#100日で収束する新型コロナウイルス 58日目 収束まであと42日… " …

ビルマから その後

堀潤さんが昨夜(2月17日)に配信した動画「国が壊れていく ミャンマーからのSOSに沈黙しないために」を見た。 2月1日の軍によるクーデターから2週間以上が過ぎたが、現地でも、日本でも、人々の抗議行動が続いている。現地の様子や彼らの声を紹介する貴重な…

嘉納治五郎財団の解散

先日、東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長を退任した森喜朗が代表理事を務め、東京五輪の招致活動に関わっていた「嘉納治五郎財団(一般財団法人「嘉納治五郎記念国際スポーツ研究・交流センター」)には、招致をめぐる使途不明金や裏金の噂が絶えな…

リコール署名の不正と民主主義

愛知県の大村秀章知事のリコール署名の約43万5,000人分のうち、約83%、約36万2,000人分に不正が疑われ、無効と判断された署名の約90%は同一の筆跡、約48%は選挙人名簿に登録されていない人の署名だったとして、県選管は刑事告発したというニュースを昨日…

「#五輪をどうする」

毎日新聞の連載インタヴュー「#五輪をどうする」を興味深く読んだ。3回の要約を以下に。<2月8日>辻田真佐憲氏(近現代史家) #五輪をどうする:「東京五輪は先進国のお葬式」 近現代史家の辻田真佐憲さん - 毎日新聞 1964年の前回の東京五輪は、日本が先進…

地震 & スーパークレイジー君のTwitter

昨晩大きな揺れがあった。眠気眼でしばらく様子を見ていたが、幸いにも、家の中では何かが倒れたり落ちたりということはなかった。階下の老人も無事で安堵した。外がどうなっているかはわからない。 早朝、テレビをつけると、震源に近い福島県や宮城県では崖…

森喜朗の辞任

オリパラ組織委員会の森喜朗会長は昨日12日に正式に辞任を表明した。スポニチが辞任の挨拶の概要を掲載していた。辞任の森会長 最後まで恨み節「意図的な報道もあったと思う。女性蔑視の意図は毛頭ない」― スポニチ Sponichi Annex スポーツ ……あと半年。い…

ビルマの動画を見て

2月1日のビルマ(ミャンマー)の軍事クーデターから10日が過ぎた。国内外で抗議行動が続いている。日本に住むビルマの人々も連日声を上げている。 東京では、渋谷の国連大学前(1日)、外務省前(3日)、高田馬場駅・平和の女神像前(6日)、品川のビルマ大…

株式市場と10兆円の大学ファンド

恥ずかしながら少し株式を持っている。昨年コロナ・ショックで株式市場が暴落したときには、あれよあれよと言う間にマイナスが膨らんで、目を覆うような「惨状」になった。もともとの額が少ない上に、配当と株主優待を楽しみにしているようなレヴェルとはい…

河井裁判の記録 会計担当の供述調書

昨日2月9日、東京地裁で河井裁判の第38回公判が開かれ、検察側から、河井案里・選挙事務所の会計担当者の供述調書が朗読され、自民党本部が提供した例の1億5,000万円の選挙資金の一部が、陣営スタッフ3人の運動員買収(「給与支払い」)の原資に充てられて…

ワクチン外交と勢力図

先週Twitterを眺めていて、クーデターのあったビルマ(ミャンマー)ではすでにコロナ・ワクチンの接種が行われているという記述を目にした。何処製のワクチンかと思い、調べてみたら、インド製(イギリスのアストラゼネカ社とオックスフォード大学が開発した…

決められない五輪 本間さんの話

昨日の浦添市長選挙は残念な結果だった。昨夜、伊礼候補の事務所のLive映像を見ていたが、入ってくる開票速報の票数がずっと同数で拮抗していたので、今朝、確定結果を見て、こんなに差がついていたのは驚きだった。 でも、これで終わりではない。敗因の分析…

周庭さんへ

周庭さんが描いたという絵ハガキ(ポストカード)を見た。何と優しく穏やかな絵だろうか。https://twitter.com/chowtingagnes/status/1357910837076267008 庭の梅のつぼみが赤くなってきたなあと思ってよく見たら、一輪(いや、二輪)、すでに開いていた。母…

「キワキワだけど負けてない」

先月に強風が吹いて、小屋のトタン屋根が剥がれてしまい、恐る恐る上がって修理したのだが、錆やペンキの剥がれが目についた。ペンキの塗り替えの時期が来ているようだった。しかし、冬場に塗るのもなあ、と躊躇し、必要な道具だけはそろえておくことにした…

森会長は身を引くべき

学校で働き始めた頃、現代の社会問題についてテーマごとによく生徒にアンケートをとっていた。生徒の意識を探るのが目的とはいえ、当時はまだ若く、生徒と年齢が近かったから 、世代差とか、“感性ギャップ“ のようなものはあまり気にしてはいなかった。むし…