ペンは剣よりも強く

日常と世相の記

W杯の喧騒から少し離れて

さしずめ「シリーズ 今日のタカイチ」といったところですが、毎日連載できるくらいネタの尽きない高市首相。今朝の新聞によると、(高市本人ではなく)自民党の参院国対委員長が、先週6月5日の参院予算委員会で、高市首相が答弁した内容に「誤り」があったの…

「皇族数確保」論議の違和感

最初に、高市「誹謗中傷動画問題」について。自分も秘書も(松井氏など)知らないとする「これまでの答弁は揺るがない」と豪語していた高市首相ですが、昨日とうとう「軌道修正」をはかってきました。『週刊現代』の取材に対し、高市事務所として、秘書の木…

監視すべきは国民ではなく高市官邸

いやぁ、文春、げに恐ろしきかなです。今日は高市ネタとは別のネタを、と思っていたのですが、月刊「文藝春秋」からとんでもない「スキャンダル」が出て来ました。 それによると、木原官房長官の首席秘書官を務める茂木正氏は、昨年まで大阪・関西万博の調整…

「高市退場」では終わらない

ブログに毎度高市ネタを書いてると、高市下げ(だけ)を目的にやっているようで不本意なのですが、しかし、このたび文春に続き、共同通信が高市陣営の「中傷動画拡散」問題のキーパーソン松井健氏へのインタビューの内容を報道、自民党総裁選で高市が「小泉…

「国力研究会」と沈黙は「禁」

先月下旬に発足した自民党の「国力研究会」なる議員連盟は、表向き高市首相(党総裁)を支えることを目的に結集した組織(派閥もどき)のようですが、その実、党主流派となって大臣ポストや政治権益を独占するとともに、(密室協議で)高市の後継のたらい回…

えっ、あの木下さん?

「高市中傷動画問題」は土日でひとまず休止……と思っていたら、妙な記事が目に留まりました。5日金曜の参院予算委員会の質疑で、高市首相が、聞かれたわけでもないのに、「がんを告知された木下という秘書がいる」と言い出したというのです。 「本人の同意あ…

続 高市早苗の国会「虚偽」答弁

昨日の続きの「高市中傷動画問題」です。高市首相はふだんの作り笑いはどうしたのか。今日の参院の質疑は、質問者にガンを飛ばすわ、ふてくされるわ、挙句に当たり散らすわで、ご自身の「矜持」とやらは一体どこに行ってしまったのか。質問者側がおおむね冷…

高市早苗の国会「虚偽」答弁 +追記

昨日6月3日付で週刊文春は《中傷動画スクープ第5弾》として、高市首相の公設第一秘書・木下剛志氏と起業家・松井健氏によるZoom会議の音声を公開しました。直接内容の確認はしていませんが、「アゴラ」に、これまでの経緯を含めた要点がまとめられています。…

国旗損壊罪と公・私領域

いわゆる「国旗損壊罪」法案の条文案が、おととい6月1日に自民党の部会で了承されました。法案自体が問題なのは言うまでもありませんが、タマタマも述べていたとおり、さすがにこのレベルの “堕した” 条文で「了承」ってことはあり得ないのでは、と驚かされ…

英語と日本人――発音と中身

昨日TVニュースで、小泉防衛大臣がシンガポールで開催された安全保障会議でスピーチをしたというのですが、内容はともかく、英語で、に力点がおかれ、その場面が何度か放映されているのを見ました。ネットを見ていると、「流暢な(英語)」という形容もされ…

「高市外交」あれこれ

外交関係の良し悪しは、国家間の関係とはいえ、人間同士のやることですから、個人の関係とその蓄積に左右されるでしょう。首脳同士の仲が良ければプラスでしょうし、かりに多少折り合いが悪くても、一般市民やモノのレベルで互いの行き来があり、その意味で…

大川原冤罪事件と向き合った元警察官

警視庁公安部による大川原化工機の冤罪事件の裁判では、3名の現職警察官が法廷に立ち、異例とも言える捜査批判をしました。このうちの一人は、事件当時公安部外事1課に所属、でっち上げるような捜査に当初から反対し、法廷で証言する前にも、公益通報により…

阿部監督と高市首相

読売ジャイアンツの阿部監督の辞任に驚いた人は多いと思います。ほんとうに世の中、一寸先は闇と申しますか、関係者には一夜にして目の前の風景が一変したことでしょう。 一昔前だったら家族の痴話のレベルですが、今はDV(家庭内暴力)に対する世の視線が敏…

「政治的中立」と国策

3月半ばに沖縄・辺野古沖で修学旅行中の高校生が乗った船が転覆し、船長と生徒の2人が亡くなってから2か月余。この間、いろいろと思うことはあったのですが、遺族のこと、学校の教員のこと、移設工事に抗議を続けている人々のこと等々、正確な事実を知りもせ…

議員任期延長と緊急政令の論理矛盾

国旗損壊罪ほか、言及したいネタはいろいろあるのですが、今日は短く。 一日遅れの内容ですが、衆議院の憲法審査会で西村智奈美議員が頑張っています。もちろん「孤軍奮闘」ではありませんが、数の力で押してくる連中に、極めてまっとうな「護憲論」を展開し…

終わらない「戦争」

もう20数年前だと思いますが、アルコール啓発月間のポスターに「飲んでるつもりが飲まれてる」と題する秀逸な作品がありまして(webで検索してみましたが、さすがに古すぎるのか見当たりません)、ジョッキを片手にビールを飲んでいる人が逆立ちして宙にいて…

党首討論からトランプ弾劾まで

晴天が続いている間に外仕事を片付けてしまおうと、ここ数日、暑いさ中に頑張りすぎて、ちょっとへばり気味です。ブログの更新ネタも溜まっていく一方でしたので、今日はメモ書きで残しておきます。〇党首討論 昨日党首討論があったのですが、野党代表が6人…

焦って焦って補正予算

ナフサの供給不安の折からインクを確保できないと判断した大手菓子メーカーのカルビーは、先週製品パッケージを白黒にすると発表しました。多くの国民にはナフサ不足の象徴的な出来事に映ったと思います。政府(副官房長官)はすぐに状況の「聞き取り」をす…

経歴詐称と虚像の「自白」

経歴詐称としては、たとえば再度の不信任決議案で失職した某市の前市長のように、〇〇大学中退なのに(うかつにも)卒業したと広報をしてバレてしまうという、わかりやすいパターンもありますが、中には、某都知事のように、嘘に嘘を重ねたあげく、なぜか某…

「サナノポテチ」は無策の象徴

ポテトチップで知られるカルビーが、ナフサ不足でインクを安定的に確保できないため、商品パッケージを白黒に変える方針だと伝えられています。新パッケージは今月25日の週から店頭に並ぶ予定で、「商品の中身に影響はない」とのことですが、容量が60gから5…

高校国語の「科目見直し」について

今朝の毎日新聞のトップは、中教審(中央教育審議会)で、次の新たな指導要領にもとづく高校国語の科目構成が(またまた)変更され、前に減らす方針だった小説に、今度は触れる機会を増やすという見直し案が出ていることを伝える記事でした。人口知能(AI)…

メモ 高市「中傷動画」と清水ミチコの才

今日は短く、驚きと笑いのメモです。 週刊文春によると、高市首相(の事務所)は、総裁選や衆院選のさなかに相手候補や立憲の重鎮らに向け、「中傷動画」を作成していたというのですが、先週の金曜に参院本会議でこの点を質問された当人は、……他の候補に関す…

「羊たちの沈黙」

今日はまとまりませんが、最近新聞などを眺めて感じたことを徒然に記します。 このところ、子どもが事件・事故に巻き込まれて亡くなるケースが続いています。被害者の家族や同級生、関係者のことを思うと、気の毒でやるせない気持ちがします。高校生が亡くな…

自民党の「再審制度見直し」について

再審制度の見直し法案について、自民党の合同会議で法務省側の「修正案」が了承されず、法案提出が大幅に遅れていると伝えられています。昨日は、再審開始決定に対する検察官の不服申し立てを、「原則禁止」とする再修正案を法務省側が提示しましたが、これ…

アイヌの遺骨返還の記事を見て プラスα

今朝の新聞の社会面に、ロンドンの自然史博物館に保管されていたアイヌの遺骨が返還されたという小さな記事がありました。「研究目的」で墓から掘り出され、勝手に国外に持ち帰られたものですが、倫理上の問題からも、遺骨を故郷に戻すべきという声が強く、…

「昭和100年」の歴史観

先日昭和100年を記念する式典というのがありました。別に何かを「期待」していたわけではありませんが、メディアをつかって大々的に「しかけて」くるのではと漠然と予想(というか警戒)して見ていたので、実際の報道には(個人の感想にすぎませんが)正直な…

憲法制定79年

<追記>標題は「制定」ではなく「施行」とすべきところでしたが、いまさらなので、「79周年」の「周」だけ取って「79年」のところだけ訂正しました。 昨日の憲法記念日にあたり、各メディアが憲法改定の賛否を問う世論調査の結果を報じています。毎日新聞は…

「白黒ハッキリさせない知恵」

今日は短く。昨日のブログで引用した湯浅誠さんと梶原麻衣子さんの対談記事の後半が、今朝の毎日新聞に掲載されています。湯浅さんの「白黒ハッキリさせない知恵」という話はごもっともと感じます。これは、政治家のみならず一般の人も「都合よく」使う手で…

国旗損壊罪と形骸化

昨日連合のメーデーに高市首相が呼ばれて挨拶したようですが、賃上げ実現のために「協力をお願い申し上げます」っていう話は、高市が成長戦略の一つと位置づける裁量労働制の拡大、すなわち「働いて、働いて……」の長時間労働に「協力」しろと。さすがにそれ…

インサイダー疑惑とトランプ政権

以下の話は「疑惑」であって、米国のトランプ大統領がどこまでかかわっている「事実」かはわかりません。それが前提です。 で、トランプ大統領の発信があてにならないのは今に始まったことではありませんが、対イラン攻撃に関することに限っても、石器時代に…