ペンは剣よりも強く

日常と世相の記

佐藤章

昨日の雑感

政治世界の裏話に興味はありますが、知れば知ったで、いやーな感じもしてきます。 パーティー収入の裏金化問題で、今、大揺れの安倍派と自民党、および岸田政権ですが、テレビで紹介されたグラフなどを見ると、安倍派のパーティ収入だけが他派閥に比べて少な…

岸田首相の揺れる最適解

昨日の参院予算委で小西洋之議員から「朝令暮改にも程がある」と吐き捨てられた岸田首相。その前日10月18日の衆院予算委では、旧統一教会の解散命令をめぐる要件について「民法の不法行為は入らないとの解釈だ」と答弁し、世間から「やる気なし!」と非難さ…

「底なし」なのは……

今日も短く。 東京五輪の汚職事件も底なしの展開になってきました。大手出版社KADOKAWAの角川歴彦つぐひこ会長が昨日(9月14日)東京地検特捜部に逮捕されました。同社の専務らが逮捕されて一週間後の逮捕です。この時差は、先に逮捕された専務ら2人が、取り…

金平さんのレギュラー降板のこと

長年踏み込んだ調査報道で知られるTBSの「報道特集」ですが、2010年からキャスターを務めてきた金平茂紀さんが、今月いっぱいでレギュラーから外れることになったことが話題になっています。昨夕放送された番組は直接見ていないのですが、夜、録画された動画…

世の空気 時代の風

7月8日に安倍氏が亡くなって四十九日。世の中の空気、というか、風向きは、参院選前に比べ、確かに変わったような感じがします。統一教会問題の報道では、TBSの「報道特集」はともかく、日テレ(読売)の「ミヤネ屋」があれほどガンガンやるとは想像もしませ…

佐々木実『市場と権力』を読んで

一昨日の「一月万冊」で、ジャーナリストの佐藤章さんが紹介していた本で、副題は、「『改革』に憑かれた経済学者の肖像」――この「経済学者」とはむろん竹中平蔵氏のことです。本書は2013年に刊行されたものですが、2年前に文庫化されたタイトルは『竹中平蔵…

竹中平蔵退任とロスジェネ世代

パソナ会長の竹中平蔵氏の不可解な退任発表がネットをザワつかせているという記事があります。 竹中平蔵氏パソナ会長退任にネットがザワつく…安倍氏死去直後だけに"非常に不可解"の声も(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース 時系列で言うと、安倍氏が亡…

どっちがどっちに利用され……

昨晩ぎりぎりで更新したばかりなので、今日はほんとうに短く。 東京地検特捜部が昨日(7月26日)東京オリンピック組織委・高橋治之(はるゆき)元理事(みなし公務員 電通)の家宅捜索に入りました。この汚職事件、紳士服メーカーAOKIの前会長が元理事側にコン…

選挙と政教分離原則

今日は短く。 参院選は個人的には残念でした。結果として「改憲勢力」と呼ばれる四党が2/3を超えたのは確かにショックなことですが、これで一巻の終わりということはありません。岸田首相は、改憲案を詰めることに注力するようなことを述べていましたが、こ…

侮辱罪厳罰化と匿名性について

「侮辱罪」を厳罰化(「適正化」)する改正刑法が一昨日(6月13日)の参議院本会議で成立しました。SNSで誹謗中傷を受けてきた人々、とりわけそのことで命を絶った人の遺族、関係する人たちは、この間身を削る思いで法改正に取り組んできたと思います。その…

続「日銀は政府の子会社」発言

コロナ対策に各国でとられた緊急の財政出動はインフレ=お金の過剰流通を招いています。実際、ロシアのウクライナ侵攻の影響で世界的に物不足に陥っている面もありますが、米国の4月の物価上昇率は8%を超えているようです。金融政策としてこれを抑制する方…

アベアソ時事忘年会

今年の戯れ言納めです。 ベ:どうも遅くなりまして…。 ソ:おせぇよ! 年長者をこんなに待たせて、どういうつもりなんだ? ベ:いやいや、テレビや新聞の取材が長引きましてねぇ。記者の連中、しつこいんですよ、何度も何度も同じことを聞いてきて…。 ソ:ふ…

キシアベ時事電話会談

久しぶりの戯れ言です。 ア:キー・シー・ダー・くん。 キ:もー、何ですかあ、電話なんかかけてきてぇ…。今、国会中ですよぉ。 ア:いいじゃないですか、昼休みでしょ。少し、お話ししましょうよ。ダメー? キ:5万円のクーポンの件がこじれて、今猛烈に忙…

オミクロン株と水際対策のこと

日本では小康状態を保っているコロナ感染。昨日11月27日の新規感染者数は127人、死者1人。千葉県は新規感染者数2人。ここのところずっと一桁で推移している。政府は新型コロナウイルス対策の行動制限の緩和を発表しており、これを受けて飲食店での会食人数や…

晩秋に 何を思うや 小池知事

最近表舞台からすっかり姿を消している東京都の小池知事。「過度の疲労」を理由に2度目の入院をし(10月27日より1週間)、11月2日に退院、それから2週間以上自宅療養を続けていたが、21日(日)ようやく公務に復帰すると伝えられた(18日夕方の記事)。公の…

Dappi 問題 続報

新月のときに種を植えるといいよという話を聞いて、それではと、新月だった今月6日に種を植えたそら豆が、先週後半に芽を出し、至って順調に生育していて喜ばしい。あとはアブラムシに気をつけないといけないと思っていたら、気温が下がってきて夜冷えている…

株式市場は忖度しない

昨夜(10月6日)「一月万冊」のなかで佐藤章さんが紹介していた記事がおもしろかった。東京市場の株価と岸田内閣成立までの経過との連動性が如実に現れている。投資家、特に海外投資家から岸田政権がどう見られているかがよくわかる。 二番煎じになるが、10…

前総理と都議

自民党総裁選の日。下馬評では河野と岸田の決選投票と言われている。しかし、ジャーナリストの佐藤章さんは、一貫して、河野と高市のたたかいと述べている。なぜ、岸田でなく高市なのか。そこには暗躍するアベシンゾーの異様なる執念とその「資金力」がある…

河野太郎と核燃料サイクルの停止

これは「こんなのを総理大臣にしてはいけない」シリーズの3回目であるが、今までとは趣を異にする。小生、個人としては、ちょっと様相が変わってきた。「変節漢」の河野氏にも「変節」しない部分がある(ようだ)。それが「核燃料サイクル停止」の問題。これ…

高市早苗はアベシンゾーである

自民党の総裁選など、基本的には勝手にやってろと思って眺めているが、当初「泡沫」「かませ」候補とみられていた高市が、アベの支持する意向が明らかとなるや、俄然▲ダークホースから〇対抗馬に格上げされていく状況には驚かされる。もし、高市を総裁に選ぶ…

菅の不出馬 続 政局ばなし

昨日昼、スガ首相は来たる自民党の総裁選に出馬をしないと言い出した。総裁選にもコロナ対策にも莫大なエネルギーを費やすため?「(総裁選よりも)コロナ対策にセンニンしたい」(字幕には「専念」と「専任」の2つあり)というのが出馬断念の理由だが、もは…

政局ばなし

8月22日の横浜市長選で自民候補が落選したことで「スガ政局」が動き始めた。ジャーナリストの佐藤章さんによると、スガ首相は、昨日8月24日に始まったパラリンピックが終わる9月5日を待って、 9月 6日(月) 衆議院解散 9月12日(日) 緊急事態宣言終了 9月1…

横浜市長選 田中康夫候補のこと

市役所に手続きに行くが、不備があって、月曜に出直すことになる。市民課、高齢者支援課、国民年金課、社会福祉課、課税課、農業委員会…。いやあ、回らなければならないところが本当にたくさんある。でも、応対する職員はみんな若いし、何よりも丁寧で親切だ…

手を組むヒトラー 腕を組むスガ 

毎朝仏壇にご飯とお茶を供え、母親の写真を拝む。葬儀で写真が必要になったとき、母親は笑顔で写っている写真が少なかったので、探すのに苦労したが、葬儀屋さんがそれらしく仕上げてくれてありがたかった。以後、ずっとこの写真が母親の「基本的」肖像とな…

広島・買収事件 全員不起訴のこと

広島・河井夫妻の公職選挙法違反(買収)の件、夫妻から現金を受け取って告発された地方議員ら100人を、東京地検特捜部は6日、全員を不起訴処分(起訴猶予)にしたとのこと。 現金受領100人、全員不起訴 河井夫妻が買収 東京地検 | 毎日新聞 被買収100人…

スガ首相の「内奏」

清水有高さんの「一月万冊」で清水さんと佐藤章さんとの対談を見ていて、6月22日(火曜)に総理大臣が天皇に国政の報告をする「内奏」があったことを知った。この「内奏」、戦中の「上奏」を連想してしまい、よいイメージがわかないが、1973年当時の首相(田…

アベシンゾーと「歴史の法廷」

清水有高さんの「一月万冊」を見ていたら、ジャーナリストの佐藤章さんがこの国の前総理大臣のまたぞろ嘘八百を取り上げていた。今さらこの国恥男がウソをついたと言われても、またか、と呆れるだけだが、最近、身の程を分けまえずに活発に動き回っていて、…

菅原一秀 12の不祥事をもつ男

清水有高さんの「一月万冊」でジャーナリストの佐藤章さんが、菅原一秀について痛快な話をされていた。以下、その概要。カッコ内は清水さんの反応。菅首相無言・二階幹事長は政治と金は綺麗になったと金の問題で元大臣が議員辞職した時に言う・・・この神経…

「#1.5億の真相解明を求めます」

清水有高さんの「一月万冊」で佐藤章さんが、河井夫妻の選挙買収事件で自民党から支出された1億5千万円の選挙資金疑惑のこと、これをめぐる検察の動き、そして、菅内閣が東京五輪開催に拘泥する真意などについて解説している。5月21日・23日付公開分から以下…

『職業政治家 小沢一郎』裏話

ジャーナリストの佐藤章さんが清水有高さんの「一月万冊」(5月19日付公開)で著書の『職業政治家 小沢一郎』について語っている。なぜ、小沢一郎なのか? 小生の小沢一郎に対するイメージは決して芳しいものではなかった。昔、宮沢賢治の足跡をたどろうと岩…