ペンは剣よりも強く

日常と世相の記

統一教会

盛山文科大臣をめぐる記事

昨日の毎日新聞の「日曜くらぶ」に掲載されている2つのコラムに偶然同じ政治家のことが取り上げられていました。編集者的には、重複するのは好ましくないという思いがあるかもしれませんが、事が事だけに敢えて掲載したというところでしょうか。 まず、俳優…

政治家たちの「黙秘」

内閣支持率が下げ止まらないとはいえ、下がり方がやや鈍化した岸田首相でしたが、ここに来て一段と苦境に陥った感じです。 自民党派閥による例のパーティー券のキックバック問題は、実は専用口座があったというけっこう衝撃的な報道があって、もはや議員個人…

「爺はまだ忘れない」

今朝新聞(毎日)を眺めていたら、川柳欄に、 コノハゲー爺は一生許さない(日立・北の馬場さん)というのがあり、笑ってしまいましたが、「一生許さない」というほど根に持たないまでも、わずか一年かそこらで忘れていいはずがない問題があります。 今「解…

「隙」を突かれて

今日はごく短く。 W杯サッカーで、先日日本代表がドイツに勝って盛り上がっていたので、昨日テレビで(珍しく)コスタリカ戦を通して見ました(見てしまいました)。結局後半35分の相手ゴールが決勝点になり、ファンには残念な結果となりました。 一瞬の隙突…

萩生田発言報道が引っかかる

今日はごく手短に。 Twitterを眺めていたら、お前が言うな! という声をあちこちで目にしましたが、自民党の萩生田政調会長が一昨日(21日)に「岸田内閣は……国民の信頼回復に全力を挙げるべきだ」と述べたという報道があります。 自民・萩生田政調会長「岸…

鶴瓶さん、怒る

今日も短く。 昨日のblogで「政治への怒り」について触れたのですが、昨晩哲学系ユーチューバーじゅんちゃんのTweetを見ていたら、いました、いました、怒ってる人が。 これは、11月10日付「古舘伊知郎チャンネル」の動画(の一部?)のようです。ゲストの笑…

世耕・中野訴訟 世耕氏の尋問

自民党の世耕弘成・参院幹事長が中野昌宏・青山学院大学教授(専門:社会思想史)を相手に、Twitterの投稿記事の削除や謝罪文の投稿などを求めた損害賠償訴訟。先週11月4日に東京地裁で本人尋問がありました。この訴えは中野氏がTwitter上で世耕氏を「原理研…

「時間がたてばどうせ忘れるんでしょ」

我が家の隣にある大銀杏が3年ぶりに美しく色づいて、快晴の空に一段と映えてうれしくなります。秋の深まりを感じます。 しかし、政治世界の方は季節の移ろいを感じるような世界とは隔絶されていて、不快なことが多いです。 先週10月24日、事実上更迭された「…

モリアソ時事放談

仮想ショート下世話会談です。いつものごとく読み流してくだされば。 モ:おっ、タロー。杖なんか突いて歩いて、どうした? 足でも悪くしたのか? ア:いや、杖をついて歩くと、周りが、大丈夫ですか、大丈夫ですかと、大事にしてくれるもんで。 モ:ばかや…

山際大臣は辞任したけれど……

記憶はしないけど予知はする。自身の不都合な過去は忘却するが、不都合な未来は前もって的確に言い当てることができる――昨日の衆院予算委で、新たに出てきた旧統一教会幹部との集合写真を示され、「ご自身で予言を的中させましたね」と立憲の後藤祐一議員か…

トラス英首相辞任のこと

先週10月20日にトラス英首相が辞任表明したのには驚きました。当人は1980年代に保守党政権を率いた「鉄の女」サッチャー元首相に自身をなぞらえたかったと見えて、服装や言動など、元首相を気取る姿が何となく鼻につきましたが、彼女にならって発表した減税…

岸田首相の揺れる最適解

昨日の参院予算委で小西洋之議員から「朝令暮改にも程がある」と吐き捨てられた岸田首相。その前日10月18日の衆院予算委では、旧統一教会の解散命令をめぐる要件について「民法の不法行為は入らないとの解釈だ」と答弁し、世間から「やる気なし!」と非難さ…

郷原さんの国会時評 +玉川氏の謝罪

弁護士の郷原信郎さんの動画「日本の権力を斬る! #184」を見ました。やっと始まった予算委員会で、岸田内閣が直面している諸問題――「統一教会」「マイナカードと保険証」「円安」――をズバリ解説していて、非常にわかりやすかったです。 岸田内閣の政策には…

だってカルト国家なんですもの……

今の健康保険証を再来年(2024年)の秋に廃止してマイナンバーカードと一体化させるという政府発表には唐突感しかありません。昨日の二番煎じのようで恐縮ですが、お店が客にカードを強要するのに似た、こんな会話が頭に浮かびました。 店員:お客様、お買い…

多弁なる虚勢 無言なる算段

辺野古の座り込み抗議を見に、現地に行ったら、誰も「座り込み」をしていなかったから、立て看掲示の3011日を「0日にしたほうがよくない?」とVサインで笑う自身の写真入りのTweetを上げたひろゆきという人、テレビで見かけたくらいでよく知りませんでしたが…

3万円紙幣の肖像?

安倍元首相が銃撃された奈良市の近鉄大和西大寺駅前の現場は、現在再整備が進められている一画だということですが、奈良市長は10月4日、従来の計画どおり、車道として整備すると発表しました。曰く、「(何らかの碑の建立に)賛成反対とさまざまな考えがあり…

笑う人型ロボットと自民党

キンモクセイの薫る季節になって、朝玄関を開けるとき、今日はどうかなとちょっとドキドキします。 京都大学の研究グループが、人の笑い声の特徴を分析して一緒に笑い声を出す機能をもつ人型ロボットを開発したそうです。こういうケースでは女性ロボットの場…

「錯誤」のなかでフタがとれ

この国の政治の潮流、世の風潮の潮目が変わったというのは、この2ヶ月でたびたび感じるところです。フタがとんだ、とか、重しがとれた、という表現が言い得ているように、この数年間、報道・ジャーナリズムや学校教育をはじめ、いろいろなところを蔽っていた…

岸田政権の「新しい内心の自由」

岸田文雄氏が総理大臣になってもうすぐ1年。安倍・菅両氏に比べると、よくも悪くもアクがないので、揶揄するネタが少ない人のように感じてきましたが、国葬儀、統一教会、円安……と、いくつもの難題を前にして、いろいろと人格の「片鱗」を見せてくれるように…

10月解散総選挙は無理でしょう

岸田内閣の支持率の落ち込みに歯止めがかからなくなっています。土日の調査によれば、日経とテレビ東京の調査で、支持率は43%(前回8月:57% 不支持49%)。毎日新聞と社会調査研究センターの調査では、支持率は29%(前回8月:36% 不支持64%)となり、30%…

アイテムとしての「電力需給逼迫」

時事通信が9月9日から12日に行った世論調査によると、岸田内閣の支持率は前月比でー12.0ポイントの32.3%、不支持率は同+11.5ポイントの40.0%で、初めて不支持率が支持率を上回ったということです。安倍氏の国葬についても「反対」は51.9%、「賛成」…

「底なし」なのは……

今日も短く。 東京五輪の汚職事件も底なしの展開になってきました。大手出版社KADOKAWAの角川歴彦つぐひこ会長が昨日(9月14日)東京地検特捜部に逮捕されました。同社の専務らが逮捕されて一週間後の逮捕です。この時差は、先に逮捕された専務ら2人が、取り…

自民党が「点検」にこだわる理由

今日は沖縄で大事な選挙の投開票があります。那覇は昨日は曇天、今日は晴天とのことですが、沖縄県は広い、というか、「長い」ので、台風がまた近づいているという話を聞くと、投開票に影響が出ないか、少し心配です。 先日統一教会との関係をめぐって自民党…

エリザベス女王が亡くなって……

今日は短く。 昨日の閉会中審査で岸田首相は安倍氏の国葬について「丁寧」なる説明をし、質問に「丁寧」なる回答をしたようです(主観的満足度において)。 【丁寧バカ】丁寧、丁寧と言うが一向に丁寧でない岸田ついに弱音を吐き始めた?:のら猫 寛兵衛:SS…

「右派雑誌」の言説

哲学系ユーチューバーじゅんちゃんの動画に編集者・広告研究家の早川タダノリさんが出演し、安倍氏銃撃事件後の「右派雑誌」の記事(電車中吊り広告)や右派論壇について話をされていて、興味深かったです。この種の雑誌は見出しだけ、新聞の紙面広告で目に…

時事川柳 キッシー国会へ行く

安倍氏の「国葬」が3週間後に迫ってきましたが、ここに来て、安倍政権時代の桜を見る会を5年連続で受注したという業者がこの「国葬」も落札したことがわかって、ますますイヤーな感じがしてきました。各種世論調査では世間の「国葬離れ」というか、「国葬」…

朝日の国会議員アンケート

今日は備忘録がわりのメモです。 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と政治家の関係について、朝日新聞のHPにすべての国会議員と知事(計759人)を対象に行ったアンケート結果が公表されています[9月6日に予定されていた自民党の「例」の調査、なぜか幹事…

金平さんのレギュラー降板のこと

長年踏み込んだ調査報道で知られるTBSの「報道特集」ですが、2010年からキャスターを務めてきた金平茂紀さんが、今月いっぱいでレギュラーから外れることになったことが話題になっています。昨夕放送された番組は直接見ていないのですが、夜、録画された動画…

岸田劇場・第二幕 幕引きに四苦八苦

※タイトルを改めました。 内田樹さんがtwitterに安倍国葬に反対する理由は、「この政治家が日本の国益を深く損なったと判断しているから」として、2年前に自ら書いた記事を引いています。既読感はありましたが、一通り読んで、改めて安倍氏の所業の罪深さを…

「この程度の国民に……」

「この程度の国民には、この程度の政治家」――小生は、これは、かつて自民党宮沢内閣で副総理だった故渡辺美智雄氏の発言だと思っていました。実際、30年以上前にこのように言っていたのを聞いたような記憶もあるのですが、Webで調べても引っかからないので(…