ペンは剣よりも強く

日常と世相の記

岸田文夫

「唯一の被爆国」に思うこと 

8月6日午前8時15分と3日後の8月9日11時02分――心に刻まれた時刻です。広島の資料館でその瞬間を「想像」」してからずいぶん月日が経ちましたが、来年も再来年も、生きていられたなら、それは変わらないと思います。 おとといは広島で被爆者慰霊のための式典が…

続 きしユリ時事対談

先日の続きになりますが、これは言うまでもなく、(たちのよくない)フィクションですので。 ソウルで中韓首脳と会談してお疲れ気味の岸〇首相。官邸の執務室でウトウトとしていると……。 き:んんっ?!。おい、誰か来てくれー。官邸に何か動物が紛れ込んでる…

「政策活動費」はなくても支障なし

今日は短めに。 昼にTBSの「ひるおび」を見ていて、政治資金規正法の改正に向けた各党の動きについて、元駿河台大学客員教授(!最近この肩書きが出なくなりましたが)田﨑史郎氏がどもりどもり「解説」する様を見ていたら、昨日の参院予算委の岸田首相のお…

きしユリ時事対談 プラス

戯れ言ですので、読み流していただければ幸いです。 ユ:あらぁ、岸〇総理じゃございませんの、お久しぶりでございます。 き:うっ、緑のたぬ……じゃなかった、小〇都知事じゃないか。こんなところで何をうろついてるんだね。 ユ:まあ「うろつく」なんて人聞…

日米首脳会談と岸田さんの「笑い」

毎日新聞論説委員の伊藤智永さんが、担当コラムの「土記」で、2週続けて、岸田首相の訪米と日米共同声明の意味を取り上げています。 土記:前例なき高みという深み=伊藤智永 | 毎日新聞 土記:銃を取れ、命を懸けろ=伊藤智永 | 毎日新聞<4月20日付> 「米…

政治の裾野

トニー・ブレア元英国首相の回想録を読み終えて、一国の首相を務めるには、相応の知識はもちろんのこと、不屈の闘志やバイタリティーなど、総じて普通の人間のレベルでは済まないパワーが必要なことを改めて思い知りました。それはおそらく首相とか政治家に…

政治家のスキャンダルとお国柄

元英国首相のトニー・ブレアさんの回顧録を読んでいます。上巻を読み終えて、一昨日から下巻に入ったのですが、なかなかおもしろい話がいろいろと書かれています。「自伝」に書いてあることをそのまま真に受けてはいけないと言う人もいますが、ない「事実」…

「  」(カギ括弧)付き

2日前となりますが、1月29日の参院予算委員会は、開会前の理事会で、野党の質問者が質疑で使う予定のパネルにあった文言をめぐって紛糾し、開始が30分遅れたようです。どういうことかと思ったら、自民党の理事が「裏金問題と断定的に書かれるのは適切ではな…

上野千鶴子さんの対談記事を読んで

14日日曜日の夕方、たまたまテレビで大相撲を見ていて、6:00に定時ニュースに切り替わったのですが、最初のニュースは岸田首相が被災地を視察したという話でした。あれ?13日って言ってなかったっけと思って見ていると、被災者を前に岸田さん、「何かお困り…

岸田首相は「焦っている」か?

元日の能登の地震から10日が過ぎました。体調が優れなかったこともありますが、気の重くなることばかりです。判明している石川県の死者数は206人。今もなお安否不明者が存在し、道路が寸断された集落は今も変わらず、3000人が孤立状態にあると言われています…

アベキシ夢時事対談

ア:きー・しー・〇ー・くん。 キ:何だ、〇ベさんじゃないですかぁ。冥界に行った人が、人の夢の中にまで出て来て、何の用ですかぁ。 ア:そんなつれないこと言うなよぉ。最近政界が大揺れだから心配してるんだよぉ。私という大黒柱を失って、〇民党も日本…

「再版華族」

今日(日付が替わったので昨日22日)の衆院予算委員会で質問に立った立憲民主党の野田佳彦氏(元首相)が、岸田内閣の閣僚20人のうち8人が「世襲」であり、3世議員の岸田首相がジュニアに引き継げば4世になるとし、「ルパンだって3世までだ」と批判したとの…

次は寺田に杉田、細田、萩生田……

今日は本当に短く。 昨晩葉梨法相が辞任しました。事実上の更迭と言われています。急転直下で驚きます。「(法務大臣とは)朝、死刑のはんこを押して、昼のニュースのトップになるのは、そういう時だけという地味な役職」など、葉梨大臣の一連の発言は、「失…

岸田首相の揺れる最適解

昨日の参院予算委で小西洋之議員から「朝令暮改にも程がある」と吐き捨てられた岸田首相。その前日10月18日の衆院予算委では、旧統一教会の解散命令をめぐる要件について「民法の不法行為は入らないとの解釈だ」と答弁し、世間から「やる気なし!」と非難さ…

柿食えば 表敬訪問 

今日は短く。 柿が旬となりました。昨日畑で剪定作業をしたついでに、父親が植えた柿を見に行きました。この前見たときは、幾つかほんのり色づいていたので、晴れた日を狙ってもごうと思っていたのですが、なかなかパッと晴れず、伸び伸びになっていたのが禍…

近石さん、円楽さん、猪木さんを偲んで

今日は短く。 最近著名人の訃報をよく耳にします。昨日はアニメ・サザエさんのマスオさん役で知られた声優の近石真介さんが、5日に亡くなったことを知りました。声優さんですから、他にもいろいろな役やナレーションなどで声を聞くことがあるとは思うのです…

政治家ことばの「翻訳」

AIによる翻訳機能が格段に進歩していることには驚かされます。ネット上では、英語はもちろん、他の言語の記事も、翻訳機能を使えばたちまちに日本語に翻訳されます。もちろん、なお崩れた感じや、たどたどしさはありますが、事件や事故の記事であれば、事前…

国難の宰相と国民

むかし学校に勤めていた頃、同僚と、どういう校長(管理職)がよい校長か、という話になりまして、さすがにそのとき挙がった具体的なお名前を書くわけにはいきませんが、その同僚が言うには、某校の校長だった〇〇氏は、上意下達でなく学校を変えていこうと…

「ありがた迷惑」

今日は短く。 昨日知ったニュースにはいくつか驚かされるものがありました。 物議を醸した国葬が終わって、今週から「修羅場」の臨時国会に臨む岸田首相、このタイミングでご長男を首相秘書官に任命する意向であることがわかりました。支持率下落に悩む首相…

笑う人型ロボットと自民党

キンモクセイの薫る季節になって、朝玄関を開けるとき、今日はどうかなとちょっとドキドキします。 京都大学の研究グループが、人の笑い声の特徴を分析して一緒に笑い声を出す機能をもつ人型ロボットを開発したそうです。こういうケースでは女性ロボットの場…

「弔問外交」の違和感

今日は短く。 テレビで昨日昼のNHKニュースを見ていたら、トップニュースは、まもなく「弔問外交」が始まり、岸田総理大臣はアメリカのハリス副大統領らと会談、午後(昨日26日)に会うのは10人余りということでした。「弔問外交」が始まる、という言い方に…

岸田政権の「新しい内心の自由」

岸田文雄氏が総理大臣になってもうすぐ1年。安倍・菅両氏に比べると、よくも悪くもアクがないので、揶揄するネタが少ない人のように感じてきましたが、国葬儀、統一教会、円安……と、いくつもの難題を前にして、いろいろと人格の「片鱗」を見せてくれるように…

10月解散総選挙は無理でしょう

岸田内閣の支持率の落ち込みに歯止めがかからなくなっています。土日の調査によれば、日経とテレビ東京の調査で、支持率は43%(前回8月:57% 不支持49%)。毎日新聞と社会調査研究センターの調査では、支持率は29%(前回8月:36% 不支持64%)となり、30%…

岸田首相、英国葬へ?

今日は短く。 政治家にとって「外遊」とは何なのか、文字通り「外国に遊びに行く」感覚なのではと思うことがたびたびです(「遊」とは「よその土地に出かけて、学んだり、見聞を深めたり、気晴らしをすること」を意味するようですが、今や「気晴らし」が主に…

自民党が「点検」にこだわる理由

今日は沖縄で大事な選挙の投開票があります。那覇は昨日は曇天、今日は晴天とのことですが、沖縄県は広い、というか、「長い」ので、台風がまた近づいているという話を聞くと、投開票に影響が出ないか、少し心配です。 先日統一教会との関係をめぐって自民党…

エリザベス女王が亡くなって……

今日は短く。 昨日の閉会中審査で岸田首相は安倍氏の国葬について「丁寧」なる説明をし、質問に「丁寧」なる回答をしたようです(主観的満足度において)。 【丁寧バカ】丁寧、丁寧と言うが一向に丁寧でない岸田ついに弱音を吐き始めた?:のら猫 寛兵衛:SS…

時事川柳 キッシー国会へ行く

安倍氏の「国葬」が3週間後に迫ってきましたが、ここに来て、安倍政権時代の桜を見る会を5年連続で受注したという業者がこの「国葬」も落札したことがわかって、ますますイヤーな感じがしてきました。各種世論調査では世間の「国葬離れ」というか、「国葬」…

「壺」に嵌まった自民党

今日は短く、筆任せに。 昨日8月15日には第二次世界大戦で亡くなった方々を追悼する行事が各地でいとなまれ、岸田首相も全国戦没者追悼式で式辞を述べました。新聞によれば、今日から21日まで岸田首相も「夏休み」に入り、どこかの保養地に宿泊し、ゴルフや…

杉田水脈氏の政務官起用について

今回の岸田政権の内閣改造を見ていて感じたこと――「内輪の論理」。 「外面だけ取り繕う」という言い方もありますが、今回は「繕う」気も見えません。あるいは、「ダブルスタンダード」という語もあり、これは「二重規範(二枚舌)」という意味で、日本政府の…

自民党話法あれこれ

メディア記者のツッコミ方の問題もあるのですが、最近の国会議員、とりわけ自民党議員の「話法」は、改めて酷いものが多いと思います。誰か、指南している人でもいるのかも知れませんが、虚偽、責任転嫁、黙秘、逆ギレ、恫喝……と、まるでかつて学校で教員か…