ペンは剣よりも強く

日常と世相の記

翻訳

「社会的な涙」 ― ハンガン『涙の箱』

昨年ノーベル文学賞を受賞したハンガンさんの新訳『涙の箱』(評論社)を読みました。人の涙をめぐる清らかなストーリーだと思います。帯に「大人のための童話」とありますが、(小中の)子どもが読んでも、それなりに心に響くものがあると思います。情感に…

「ならず者」政権

「ならず者」――「手に負えない者、素行の悪い者、ごろつき、無頼漢……」。 「Desperado(ならず者)」という歌があります。イーグルスの曲ですが、カーペンターズもカバーしていて、個人的にはカレンが唄っている方が好きです(年代が知れてしまいますが 笑)…

子どもの権利条約 採択から35年

おとといのブログで子どもを「素人」同然みたいに書いてしまって、ちょっと言い訳がましいのですが、反省の意味合いを込めて(苦笑)、昨日11月20日が国連「世界子どもの日」だったことと子どもの権利条約について書きます。 この地球上のある地では、空爆に…

政治家ことばの「翻訳」

AIによる翻訳機能が格段に進歩していることには驚かされます。ネット上では、英語はもちろん、他の言語の記事も、翻訳機能を使えばたちまちに日本語に翻訳されます。もちろん、なお崩れた感じや、たどたどしさはありますが、事件や事故の記事であれば、事前…

千葉雅也『現代思想入門』を読んで

ネットで評判になっていた本で、中には「絶賛」している人も見えたので、読んでみたのですが、フランスのフーコーはともかく、デリダやドゥルーズは何となく「やり過ごして」きた面があるので、著者の独自の読み(解釈)とはいえ、「二項対立」や「差異」の…

オバマ回顧録の誤訳 鴻巣友季子さんの解説

バラク・オバマ前アメリカ大統領の回顧録 A Promised Land が出版されたが、鳩山由紀夫・元首相について述べた一節の日本語訳をめぐって、誤訳ではないかと異論が出ていた。 翻訳家で文芸評論家の鴻巣友季子さんがこの問題を詳しく解説している。 鴻巣さんは…