ペンは剣よりも強く

日常と世相の記

新聞

高市は「政策通」なのか?

「政策通」という語があります。文字通り、各種の政策に通じていること。得意分野、不得意分野は誰しもあると思いますが、たとえ「不得意分野」の政策であっても、大枠を知っていて、それなりの見識をもって語れる人。相応の知識量が必要なのはもちろんです…

「前を見つめる高市首相」

今日は短く。 とうとうと言うべきか、昨日の午後、衆院が解散され、前回2024年10月からわずか1年3か月でまたしても総選挙突入ということになりました。今朝の毎日新聞一面の真ん中上には、衆院議長が詔書を読み上げた直後と思われる自民党の面々の写真が据え…

高市焦燥 自民狼狽 自維政権の信を問う 

立憲民主党と公明党による新党結成には少し驚きました。当然選挙協力はすると思っていましたが、まさか一つの党になるとは。実際には高市政権が成立した去年の10月あたりから、両党幹部が水面下で接触を続けていたらしいので、事情を知る者には唐突ではない…

国旗損壊罪 不要の論点

昨日の元日の毎日新聞に自民党の岩屋毅前外相のインタヴュー記事がありました。自民党と日本維新の会の連立合意文書に「日本国国章損壊罪」の制定が盛り込まれ、参政党がこれに同調する意向を示しているので、3党がまとまれば、数的に法案は成立する可能性が…

核保有(すべき)発言は一発アウトでしょ

自宅の近くに大銀杏があります。毎年黄色くきれいに色づいてくれて、しばらく秋の深まりを感じるのですが、一点だけ問題なのは落葉するということでして(笑)、位置関係や風向きからして一番被害を受けるのは我が家なもので、庭に散乱した葉っぱはともかく…

「高市節」はやめにしよう

今日は短く。 昨日国会で「党首討論」というのがありまして、首相 vs 野党党首(一人ずつ)で向き合って丁々発止やり合うという場のようですが、持ち時間は最大野党の立憲民主党・野田代表が28分、国民民主党のタマタマが8分、公明党の斉藤代表が6分、参政党…

上野千鶴子と高市早苗

こんなタイトルを付けたのは、必ずしも二人を比較したいわけではありません。一方は社会学者、他方は政治家にして現首相。年齢も一回りほどちがい、二人のあいだに著名な女性であること以外の共通点も接点も見出せません。しかし、今朝の毎日新聞に上野さん…

PTA再考記事を読んで

最近ブログで毎日新聞の記事の論評ばかりやっていて恐縮ですが(苦笑)、今朝の毎日新聞の一面トップは、公立学校のPTA会費が公費(学校の管理運営費)の穴埋めとして使われている実態を伝えるものでした。 PTAの学校寄付5.9億円 24年度94自治体 公費補完…

ポーズとしての排外主義

今日は短く。 今朝の毎日新聞の「移民と社会」と題する特集記事には、興味深いことがいろいろと書かれていました。特に、外国人居住者が多いことで知られる群馬県大泉町(外国人の人口比約20%)の住民の生の声を紹介した記事は、現実をよく反映している感じ…

後進に道を 高市の「使命」はアベ2.0ではない

米国トランプ大統領の来日で、昨日のメディアは日米首脳会談の報道一色でした。「演出(詐術)」の妙でも観察しようという気にもならず、テレビはチラ見してスウィッチ・オフでしたが、途中、ちらっとトランプが高市の肩か背中に手を回した映像を見たときに…

生活者目線の外国人政策を

にわかに世間の関心を引き始め、自民党の総裁選でも論点の一つとなった外国人政策ですが、高市首相は総裁選中の演説会か何かで、自身の地元でもある奈良の鹿を足で蹴り上げる、とんでもない人がいる、日本人が大切にしているものを痛めつけるのはおかしくな…

第一弾「働かせたい改革」

スーパーなどで買い物をしているとたまに気づくのですが、たとえば袋に数個入ったリンゴやミカンを買ってきて、家で中身を見ると、一個くらいキズがあったりとか、1個売りだったら絶対に買わないようなのが混ざっていることがあります。買うときに注意して見…

TACO高市内閣発足

昨日自民党の高市早苗総裁が総理大臣に選ばれ、(ようやく)新内閣が発足しました。自分が年をとったせいもありますが、政治家の面々が軽薄・卑俗に見えてしまってしょうがないです。今さらながら、本当にこういう人を総理大臣にしちゃうんだと思うのは、(…

「社会的な涙」 ― ハンガン『涙の箱』

昨年ノーベル文学賞を受賞したハンガンさんの新訳『涙の箱』(評論社)を読みました。人の涙をめぐる清らかなストーリーだと思います。帯に「大人のための童話」とありますが、(小中の)子どもが読んでも、それなりに心に響くものがあると思います。情感に…

「野心もなく総理になった人」

昨日元首相の村山富市さんが亡くなりました。2025年10月中旬、自民党が維新と連立茶番劇を演じるさ中、皮肉な(というか「天の声」のような)訃報に思えます。 1994年、自社さきがけの三党連立政権のトップに座ったとはいっても、実質は政権復帰に執着した自…

再エネ発電への貢献度

今朝の新聞によると、連立政権協議で自民党は維新の協力を得られる見通しがたったようで(閣外協力らしいです)、「連立」ではなく「連携」、自慰じゃなくて自維連携ということになりそうです。自民党は参議院では(何と!)NHK党と会派を組むようです。…

議会多数派と政権が直結しない政治運営

首相指名をめぐって連日多数派工作が続いているようです。立憲から統一候補を打診されているタマタマは、基本政策の一致がないと安定的な政権運営ができない云々と難色を示していますが、要するにわざわざ立憲と組むよりも自民と組んだ方が「安全」だと思っ…

連立解消で自民党は何議席減らすか?

公明党が自民党との連立政権から離脱して今日で3日。誰が総理大臣に指名されるか予断を許さない混とんとした状況が続きますが、公明党の組織票を失った自民党にとっては、かりに高市総裁が次期総理大臣になれたとしても、すぐに解散総選挙をうてる状況ではな…

万博 パレスチナ館スタッフの思い

昨日の毎日新聞に、大阪・関西万博のパレスチナのパビリオンでスタッフを務めた2人の日本人学生のインタビュー記事がありました。二日続けてになりますが、若い人の声に励まされる思いです。 それぞれの万博:/4 パレスチナに連帯を 私たちは中立でいられな…

「曖昧保守」の自民党と外国人受容

「保守」思想と外国人受容は相対立するものなのでしょうか。「保守」思想自体が曖昧で、よく言えば柔軟性をもつことに加え、「保守」を自任する人々が実際のところ「保守」と「守旧」、「右翼」などを区別しているようにも見えないので(もちろん重なる部分…

「純粋な涙」――ハンガン『涙の箱』

去年ノーベル文学賞を受賞した韓国のハンガンさんの『少年が来る』(クオン 2016年)を正月に読んでから、何となく彼女の作品をもう一冊読んでみたい気持ちがありました。 ハン・ガン『少年が来る』 - ペンは剣よりも強く 今朝の毎日新聞の書評欄で、作家の…

国勢調査・学力テスト・スマホの「病」

国勢調査の年らしく、先日封筒が届きました。仰々しくもあるこの調査、国として人口統計など基礎資料が必要だと言われると、まあそりゃそうかな、と思いますが、なぜ5年に一度なのか、理由は釈然としません。1920年(大正9年)から始まって今年で22回目だそ…

自治会内を歩き、自民党総裁選を考える

あまり詳しくは書けませんが、故あって自治会区内をまわって住民の話を聞いています。田舎も高齢化が進んでいて、小生なんぞはまだ「老人」のお仲間にカウントしてもらえませんが、住民の中には介護もなしに一人で生活している高齢者もけっこう多いです。「…

ポチの積極的事大主義

イスラエルによるガザの地上侵攻とジェノサイド(市民虐殺)が続けられ、ガザはおろかヨルダン川西岸を合わせたパレスチナ国家そのものを消滅させようとするイスラエルの傍若無人な蛮行に対し、「ニ国家解決」の原則に立ち返り、改めてパレスチナ国家の承認…

国家承認と二国家解決のゆくえ

イスラエルによる現在のガザ攻撃を止めるため、国際社会が動きました。12日、国連総会でサウジアラビアとフランスが共同提案したイスラエル・パレスチナ紛争の2国家解決と平和的解決を求める決議は、賛成142カ国、反対10カ国、棄権12カ国と、圧倒的な支持で…

「もう一つの正義」

今朝の新聞記事で映画監督の佐々木芽生(めぐみ)さんの名前を目にしました。彼女の名前は知っていました。むかし、和歌山県太地(たいじ)町の捕鯨・イルカ漁が、映画 「ザ・コーヴ」(2009年) の公開で一躍有名になりましたが、その一方的な視線に抗するよう…

バルセロナの豆腐屋

今朝の新聞はどこも石破さんの退陣表明が一面トップでしょう。遅きに失したと思う人、自民党内のお家騒動だと冷ややかに見る人、等々……いろいろだと思います。 そう思いながら、紙面をめくっていくと、参政党が40年前に廃案となったスパイ防止法案を秋の臨時…

衆院選挙は自民党が勝つまで毎年やるってか?

石破政権、大ピンチですね。昨日の自民党の両院議員総会で、党四役から辞意表明がなされたことで、石破さんが一人だけ完全に宙に浮いたかたちです(ちなみに木原選対委員長ってまだやってたんですね。参院選大敗の責任をとって、まず一番先に辞めたと思って…

銃声が消えた街・砂川  

熊の出没がニュースになります。9月1日から市町村の判断で市街地での発砲を認める「緊急銃猟制度」が始まりましたが、千葉県は周りが海と川に囲まれて、「陸の孤島」のようになっていて、大昔に熊が「移住」してこなかったせいか?熊が現れない県です〔でも…

「原発脳」と「再エネ脳」

千葉県の銚子では、沖合に洋上風力発電所を建設し、3年後にも営業運転に入る計画でしたが、先月末、三菱商事は採算が取れないことを理由に、この事業から撤退すると正式に発表しました。事業を前提に周辺環境を整備し、地元漁協などと話をつめてきた銚子市と…