ペンは剣よりも強く

日常と世相の記

書評

O.ファイジズ『ナターシャの踊り』

上下巻合わせて800頁を超える力作。原著は2002年刊行ですが、日本語訳が出たのは昨年2021年8月です。訳者の鳥山さんによれば、途中から巽さんと中野さんの二人に応援を頼んだとのことで、よくぞあきらめずに(抄訳にせずに)最後まで訳しとおしてくれたと、…

今井むつみ『英語独習法』

今話題の新書。先月の18日に刊行されたばかりなのに、わずか2週間でもう品薄状態になっていて、今ネットで注文しても2,3週間待ちだという。語学(英語)の向上に熱心な人って多いんだなあと思う。認知心理学から見た学習法の提案というのに “斬新” さがあっ…

宇野重規さんの書評

朝日新聞の11月14日付「好書好日」に宇野重規さんの書評がある。 宇野さんは、ご存じのとおり、日本学術会議の会員から外された6人の一人なのだが、メディアからコメントを求められても、意外なほど多くを語らなかった。それも人としての矜持の示し方だと思…