ペンは剣よりも強く

日常と世相の記

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「I am KENJI」「I am not ABE」

昨日1月30日は、今から6年前の2015年にフリージャーナリストの後藤健二さんがIS(イスラム国)によって命を奪われたとされる日。古賀茂明さんが1月26日付AERAの連載で記事を書いている。 古賀茂明「菅政権で忘れられた英雄たち」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA d…

ロシア情勢 小泉悠さんの話

軍事アナリストの小泉悠さんが、1月25日昼のテレビ朝日「 ワイド スクランブル」でロシア情勢の解説をしているのを見たが、翌1月26日のTBSラジオ「荻上チキ・Session」にも出演して、いろいろと興味深い話をされていた。以下、概要をいくつか拾い上げてみる…

スガ川柳 プラス

Twitterを眺めていて浮かんだもの。ネタ元のみなさんに感謝。・驚いた!「生活保護」があるじゃない? ・「扶養照会」義務じゃないならやめりゃいい! ・仕事中寝てたら世間じゃクビだけど ・国会のイスもベンチにしたらいい ・国会にパジャマ着て来い!自民…

雨宮処凛さんの話

作家の雨宮処凛さんが先週末のデモクラシータイムスに出演していた。初出演ということだが、「反貧困ネットワーク」の世話人をつとめ、「社会的弱者」と直に接する立場から、このコロナ禍の「直撃」を受けている人々の声をいろいろと届けてくれていた。以下…

衆議院予算委員会 2010年と2021年

過去の言動を取り上げて、矛盾しているじゃないかと攻め立てる手法は、小生のような失態だらけの人間には、怖ろしいばかりだが、昨日の衆議院予算委員会の本多平直議員(立憲民主党)の質問はスガにとってはまさにこれではなかったか。国会ウォッチャーには…

100分で名著『資本論』 4

NHKの「100分で名著 カール・マルクス『資本論』」も最終回を迎えた。1月25日放送の第4回は「<コモン>の再生」という題名だが、ポイントは、エコロジー(人間が生態系の一部として自然との調和・共存をはかるという考え)とそのための<コモン>(共有財)…

「青木の法則」と3月危機

「青木の法則(方程式)」というのがある。自民党の参議院会長を務めていた “ドン” 青木幹雄氏が唱えたものらしいが、内閣支持率と与党第一党(つまり自民党)の政党支持率を足した数字が50ポイントを下回った場合、政権が倒れるというのだ。 朝日新聞はこの…

石原伸晃議員と「トリアージ」

〇トリアージ:フランス語 triage「選別」「優先割当」の意。大災害によって多数の被災者が発生した際に、どの負傷者から治療するか、どの患者を救急搬送するかといった優先順位を決めること。また、その役目。現場の人材・機材などを最大限に活用するために…

2021年1月22日「核兵器の終わりの始まり」

昨1月22日、核兵器禁止条約が発効した。とうとうこの日が来た。“核兵器は違法“ というのが世界の新しいルールだ。核保有国と日本などは参加していないが、このままでは済まない。じりじりと包囲網を狭められていくことになる。 ICAN(核兵器廃絶国際キャンペ…

バイデン新大統領の就任式を見て

昨日アメリカのバイデン新大統領の就任式があった。深刻な社会の分断やコロナ禍の中、厳しい舵取りが予想されるが、人々の「意志」と「夢」と、それから「連帯」をつないでいく存在であってほしいと願う。 参列者の中に、民主党の大統領指名選挙で争ったバー…

厚労大臣とワクチン大臣

昨晩(1月20日)田村憲久厚生労働大臣は、アメリカの製薬大手「ファイザー」と年内に新型コロナウイルスのワクチン約1億4400万回分の供給を受けることで正式に契約を結んだと発表した。スガが「ワクチン担当」なる新部署を立ち上げ、その大臣に河野太郎を就…

きっこさんの妙案

MAGMAG NEWSで『きっこのメルマガ』2021年1月13日号の抜粋記事を読んだ。 例の桜を見る会・前夜祭の件、秘書の配川博之に罪を着せて、このまま逃げ切りをはかろうとするアベシンゾーには怒りの極みしかないが、それならそれでと、きっこさんが妙手を提案して…

100分で名著『資本論』 3

1月18日放送のNHKの「100分で名著 カール・マルクス『資本論』」の第3回 イノベーションが「クソどうでもいい仕事」を生む !? を見た。 伊集院:僕、ついこのあいだ、イノベーションについての番組で、大きな倉庫の中でたくさんのものを運ぶ仕事で、今までは…

これは「イスラム国」か !?

1月15日の「デモクラシータイムス」で齋藤貴男さんが話したこと(概要)をいくつか拾ってみた。https://www.youtube.com/watch?v=nJUGWF--Tzg&t=2010s 僕は「緊急事態宣言」だからみんなが自粛しなくてはいけないとは必ずしも思っていないんです。実際には生…

ズッコケる首相 ズッコケる国民

昨夜(1月16日)、佐藤章さんと一月万冊清水有高さんの対談を見た。佐藤さんの話を端折って引用する。https://www.youtube.com/watch?v=xA0qL6B0Tzk 佐藤:……自民党の中で、今言われているのは、「菅さんって、こんな人だったの?」と……。みんな驚きですよ。…

スガと政治部記者の共棲

読売新聞のスガ報道が波紋を呼んでいる。13日の新型コロナの政府対策本部で、7府県に緊急事態宣言を追加発令する際、スガは「福岡県」を「静岡県」と読み間違えたり、記者会見での質疑がかみ合わなかったりと、相次ぐ失態の理由を「ストレスがたまっている…

桐野夏生さんが疑う「正義」

朝日新聞に「コロナ後の世界を語る」という連載がある。昨日1月14日付の記事には台湾のオードリー・タンさん(台湾IT担当政務委員)のインタヴュー記事があった。台湾が感染拡大を抑え込めた理由を聞かれたタンさんは、台湾には「勝てないなら一緒にやろう…

ポンコツ自動車

〇ポンコツ ①自動車の解体。転じて、壊れかかった自動車。また一般に、使い古したり壊れたりしたもの。「——の機械」 ➁げんこつで殴ること。また、殴り殺すこと。「——をきめられてヨ」 (「デジタル大辞泉」より) 郷原信郎さんの「日本の権力を斬る!」の第5…

軽信とシニシズムの同居

「桜を見る会」前夜祭の明細書と領収書の件。野党側の提出要求にアベ側は応じず。 「ホテル側に確認したところ、明細書は再発行しないと確認した。宛先や金額が異なる領収書を発行はできないと聞いている」などと1月5日付で回答。 野党側の再質問状にも、「…

100分で名著『資本論』 2

1月11日放送のNHKの「100分で名著 カール・マルクス『資本論』」の第2回 なぜ過労死はなくならないのかより、出演者3人の談。 齋藤:……特に日本社会においては長時間労働による過労死の問題であったり、精神疾患などの(労災)申請件数などが増えている。 安…

「共通テスト」が近づいて

「センター試験」に替わる「共通テスト」が今月16・17日に行われる。当初今回から新たに導入されるはずだった英語民間試験や記述式問題は見送られることになった。おまけに現下の「緊急事態宣言」である。受験生には気の毒としかいいようがないが、最良の結…

今、この国の街で

〇「あらかわ」さんがTweetした記事と動画(1月8日?のTBS「報道1930」の一部)より。焼き鳥屋の店主・田村さんの声。https://twitter.com/kazu10233147/status/1347528182602162177 松原:(自粛要請を)守らなかったところは名前を公表するということにな…

鶴見俊輔さんと慰安婦問題

昨日、1月8日、韓国の元慰安婦と遺族ら12人が日本政府に損害賠償を求めた訴訟について、ソウルの地方裁判所は原告の請求通り一人当たり1億ウォン(約950万円)の支払いを命ずる判決を言い渡した。首相官邸で記者団の質問に答えたスガ首相は「このような判決…

時事スガ川柳2

国民に向けた「緊急事態」の宣言を「私からの挨拶」としめくくったり、ワクチン接種の “ワクチン” という語が出てこなかったり…。就任時には前任者よりも少しはマシだろうと思いたかったが、もはやそんな幻想(願望)も儚い。後に残ったのは、命を落とした人…

嘘の繰り返し

ハンナ・アーレントの『全体主義の起原3』(みすず書房)から引用を二つ。 <嘘の持つ可能性についての恐るべき魅惑的で頽廃的な観念……>でっちあげとか嘘とかは充分に大がかりで大胆でさえあれば疑う余地のない事実に転化しうるのではあるまいか? 人間と…

100分で名著 『資本論』1

1月4日に放送されたNHKの「100分で名著 カール・マルクス『資本論』」の第1回 「商品」に振り回される私たち を見た。講師は斎藤幸平氏(大阪市立大学准教授)。 『資本論』・第1巻は1867年の刊行だ。その本文の書き出しは、以下のとおり<番組内>。 資本主…

日刊ゲンダイの見出し

昨日の首相の年頭会見を(テレビで)見ていないのだが、見ていたらまたゲンナリさせられただろうなと思う。「緊急事態宣言」を出さなければならない危機的状況を前に、談話と質疑で30分で終わりにしてしまう首相の会見とは何なのだろうか。Twitter上で「これ…

「辺野古の海」と「大人食堂」

文章を書いていて意を尽くせないということは数多いが、昨日上間さんの『海をあげる』について書いたものは、意を尽くせないのと感覚のズレと両方あって、もやもやしたものが尾を引いていた。「感覚のズレ」の方は、朝日新聞12月20日付「日曜に思う」を読ん…

上間陽子『海をあげる』

エッセイ集。新年最初の一冊はこの本と決めていた。問われているテーマの一つ一つが重くてため息をついてしまうが、それほど「塞ぎの虫」にならないのは、著者の言う「隠れた伴走者」である小さな娘さんのおかげかもしれない。それは著者自身も同じなのだろ…

今井むつみ『英語独習法』

今話題の新書。先月の18日に刊行されたばかりなのに、わずか2週間でもう品薄状態になっていて、今ネットで注文しても2,3週間待ちだという。語学(英語)の向上に熱心な人って多いんだなあと思う。認知心理学から見た学習法の提案というのに “斬新” さがあっ…