ペンは剣よりも強く

日常と世相の記

家族

政治家はカルトとの関係を断つ気があるか?

父親の一周忌が近づき、自宅で法要をするので、昨日から庭木の剪定を始めたのですが、今日は朝から雨ぶりで気持ちを挫かれそうになりました。それでも、昼前に雨は上がったので、早めに昼ご飯を食べて、昨日の続きを始めました。夕方前には何とか終わり、ホ…

「クーリエ・ジャポン」の記事を読んで

講談社のオンライン誌「クーリエ・ジャポン」には、外国の記事がいろいろと翻訳・紹介されていて興味深いのですが、読んでいると、彼我の記者の視線のちがいを感じることがあります。おそらく記者の背後に広がる社会が日本とはちがうからでしょう。それは社…

小田原と吉祥寺 夏

今度の日曜に投票日が迫る参院選。今、選挙戦たけなわですが、二つの演説の動画を見ました。短い場面が切り取られたものだということには留意しなければいけませんが、一方には、落胆、他方には、快哉です。 まず、アベシンゾーの元秘書官で、あの千葉県の加…

情動の暴力

今日は短く。 5月2日、知床の遊覧船事故で亡くなった男性の告別式があり、会場には、一緒に乗船していた交際相手にプロポーズしようと準備し、渡せなかった手紙も置かれていたといいます。ここまではいいとして、テレビや新聞でその手紙の内容まで報道されて…

「誰かの花」・奥田監督の話

「誰かの花」という映画があるのを知りました。1月29日から横浜シネマ・ジャック&ベティで上映されていて、評判もよいようです。興味はあるのですが、見たいような見たくないような複雑な感じがあります。認知症の男性の家族の話が出てくるようなので、去年…

事件報道雑感

何か事件が起こると感じることですが、メディア報道にはある種のストーリーに乗せたがる傾向があります。まずは善人と悪人の区別です。多くの人はそのどちらでもあるし、どちらでもないような「ふつうの人」だと思うのですが、メディアはそういうのを好みま…

LiLiCoさんと母親

マルチタレントとして活躍するLiLiCoさんは、父親がスウェーデン人、母親は日本人だという。10年前に亡くなった母親を回想する記事を読み、小生も、昨年父親が亡くなったときに弔問客から生前の父親の知られざる一面をいろいろと聞いたことを思い出した。 家…

「親学」と「誕生学」のこと

再来年の2023年度に創設される「こども庁」の名称を「こども家庭庁」に変更することになった件は、12月8日、自民党が開いた青少年健全育成推進調査会の講演で、かねてより「親学」を唱えている高橋史郎氏が、「こども庁」を「こども家庭庁」に改めるべきだと…

「子ども家庭庁」という名称

「親がなくても子は育つ」ということわざがある。子どもというのは自分の力と周囲の助けで何とかやっていくものだ(だから、あまり心配しなさんな)と、子どもの行く末を心配する親への励ましというか、心の持ちようを説いた言葉だと受け止めてきた。しかし…

父親の逝去

昨日の午前2時半頃に目が覚めた。前日にコロナワクチンを打ったせいで肩に痛みがあり、寝返りをうつのに難儀して、うまく寝付けなかった。しばらくネットでニュースを眺めることにして、程なくすると電話が鳴った。父親が心肺停止という連絡だった。慌てて病…

上間陽子『海をあげる』

エッセイ集。新年最初の一冊はこの本と決めていた。問われているテーマの一つ一つが重くてため息をついてしまうが、それほど「塞ぎの虫」にならないのは、著者の言う「隠れた伴走者」である小さな娘さんのおかげかもしれない。それは著者自身も同じなのだろ…

老犬、天寿を全うす

昨日妹から電話があり、飼っていた老犬(Qとしておく)が亡くなったと告げられた。17歳だった。ずっと心臓が悪く、カンフル剤でもたせているということだったが、遊びに行くと、昔と変わらずはしゃいでいて(歓迎してくれて)、とても病気という感じはしなか…