ペンは剣よりも強く

日常と世相の記

経済

「世の中、最後は金」の続き

ドイツの哲学者にシュプランガーという人がいるのですが、どういうことに優先的な価値を感じるかで、人間を6つのタイプに分けています。順に挙げると、理論的人間、審美的人間、経済的人間、宗教的人間、権力的人間、社会的人間の6つです。これ、おもしろい…

「年収400万円は“高給取り”」という記事

「年収400万円は“高給取り”だ」と思う若い世代の「金銭感覚」を取り上げた動画(記事)を見ました。最近は若者との接点が薄くなってきてよく分からない面もありますが、2010年代の初め、まだ学校で働いていた頃、小生も似た印象をもっていた記憶があります。…

アベサギノミクス 2本の矢

国交省の建設受注統計のデータ改竄の件。デモクラシータイムスを見ていたら、経緯を示す年表が出ていてわかりやすかった。これに少々手を加えてみる(赤字の部分は当方が挿入したもの)。「森友」赤木さん訴訟 卑劣幕引きの国は統計もごまかし WeN20211218 -…

「外国離れ」と「日本離れ」

「英語力「112カ国中78位」の日本で広がる外国嫌い」という記事を読んだ。タイトルで言う日本人の英語力と外国嫌いがどれほど相関するかはわからない(話のとっかかりに思える)が、今、外国人識者が日本という国をどう見ているのか、英語力78位とか「一流」「…

日本のデジタル化の「遅れ」について

狭い日本のさらに内の内に籠もって暮らす人間には、「外」からの視点は非常におもしろく感じる。 毎日新聞に「私が思う日本」という連載がある。東京駐在の外国メディアの特派員たちが交代で書いている記事で、日本で感じた違和感を伝えている。12月6日の朝…

日本の平均賃金のこと

一週遅れのデモクラシータイムス・「ウィークエンドニュース」を見た。久しぶりに見たが、政治、経済、国際社会…等々、ネタ満載。岸田内閣の人事、中国恒大の破綻…と、どれも興味深かったが、なかでも、平均賃金の話は、総選挙を控えていることもあり、最も…

「韓国に抜かれる」ということ

「経済大国」とか「先進国」の指標としてGDP(国内総生産)の大きさが取り上げられることが多い。長らくアメリカに次いで世界第2位のGDP、つまり「世界第二の経済大国」を自認していた日本が、GDPで中国に抜かれたのが今から約10年前の2010・11年…

株式市場は忖度しない

昨夜(10月6日)「一月万冊」のなかで佐藤章さんが紹介していた記事がおもしろかった。東京市場の株価と岸田内閣成立までの経過との連動性が如実に現れている。投資家、特に海外投資家から岸田政権がどう見られているかがよくわかる。 二番煎じになるが、10…

大豆の値上がり +「ひるおび」

昨夜テレビを見ていて、「また豆乳を飲んでみようか」と思い始めた。買い物では牛乳2本がお決まりだったが、今後は1本は牛乳、1本は豆乳にしてみようかと思う。こういうのに「踊らされ」て何かを買うのもどうかとは思うが、豆乳が健康によいのは確かだろう(…

三菱電機の検査不正のこと

三菱電機の長年にわたる検査不正が発覚した。遅くとも(「早くとも」!ではなく)1985年にはすでに不正をしていたという。今から35年以上も前の話だが、これよりも前からやっていたということになると、あの「バブル経済」以前ということになる。驚愕である…

スポンサーとCMイメージ

むかし心理学の授業か何かで「サブリミナル効果」の話を聞いたのはちょっとした驚きだった。映画のコマ数は1秒間に24個くらいあるらしいが、実験的にその中に一コマだけコーラの絵を挿入して上映すると、見ている側には特に違和感はないらしい。ところが、映…

中山智香子『経済学の堕落を撃つ』

副題は、「自由」VS「正義」の経済思想史。こういうタイトルの命名法は講談社現代新書ではたまに目にするが、ある種の「誤解」や「先入観」を誘引される。が、内容としては、著者自身が「終わりに」に書いているとおり「著者なりの経済思想史の教科書」なの…

東京五輪の “損失”:中止 < 開催 ?

2月21日付の当ブログの中で、D.アトキンソン氏が「東京五輪が日本経済の起爆剤になるというのは俗説で、……数週間のイベントがGDP550兆円の日本経済に大きな影響を与えるはずがない。……重ねて言うが、東京五輪はやっても、やらなくても、日本経済には中長期…

株式市場と10兆円の大学ファンド

恥ずかしながら少し株式を持っている。昨年コロナ・ショックで株式市場が暴落したときには、あれよあれよと言う間にマイナスが膨らんで、目を覆うような「惨状」になった。もともとの額が少ない上に、配当と株主優待を楽しみにしているようなレヴェルとはい…

100分で名著『資本論』 4

NHKの「100分で名著 カール・マルクス『資本論』」も最終回を迎えた。1月25日放送の第4回は「<コモン>の再生」という題名だが、ポイントは、エコロジー(人間が生態系の一部として自然との調和・共存をはかるという考え)とそのための<コモン>(共有財)…

コロナ禍の中小企業再編論

東京商工リサーチによると、今年1-8月に全国で休廃業・解散した企業は3万5,816件(前年同期比23.9%増、速報値)で、このペースが続くと、年間5万3,000件を突破し、2000年に調査を開始して以降で最多だった2018年(4万6,724件)を大幅に上回り、6万件を超え…

「もたない会社は潰すから」

以前、自民党のある幹部が言い放ったという衝撃の一言を思い出した。調べてみると、コロナ禍最初のヤマの4月頃、討論番組で自民党・安藤裕衆議院議員の話の中で紹介されたもののようだ。安藤氏曰く、 「さっきもちょっと話に出ましたけど、自民党は冷たくな…

「衰退途上国」

辞任したアベの後任に菅官房長官が有力視されている。「有力視」どころではなく、ほぼ「決まり」といった風潮にはうんざりする。いくら“不自由民主党”の総裁=トップ選びだといっても、一国の総理大臣に指名される人を選ぶのだ。より国民の声が反映される方…

アベノミクスの後始末

「アベノミクス」の私的定義:安倍政権下の経済政策の呼称(自称)。その勘所は株式市場に大金を注ぎ込み、株価を実体よりも「水増し」させ、日本経済が好調であるかのように偽装すること。「憲法改正」のための目くらましのひとつ。安倍政権の“主”はあくま…