ペンは剣よりも強く

日常と世相の記

ポンコツ自動車

ポンコツ
 ①自動車の解体。転じて、壊れかかった自動車。また一般に、使い古したり壊れたりしたもの。「——の機械」
 ➁げんこつで殴ること。また、殴り殺すこと。「——をきめられてヨ」
 (「デジタル大辞泉」より)

 郷原信郎さんの「日本の権力を斬る!」の第55回「最低限の言語力」すらない菅首相、やはり「ポンコツ」そのものだった‼ を見た。

https://www.youtube.com/watch?v=PALOYNAViXA&feature=youtu.be

 
 郷原:「こんにちは、ガースーです」というのがみんなに失笑を買いましたよね。私がよく聞いていた菅首相のニックネームは「ポンコツ」というのを知っていたんだけど、「ガースー」と言ってほしいんだなと。(笑)ここのところ、いろんなところに出て発言しているけれど、それがひどい。言葉を聞いてると、えー大丈夫なのかと。本当にこの人が日本の国のトップにいて、我々安心して付いていっていいのかと。そう不安に思う人が多いと思うんですよ。
 山口:正直言って笑い事じゃない。
 郷原:笑い事じゃない。しかも、正確に伝えてない。うまい下手の問題じゃなくて、言葉が不正確。単なる「ポンコツ」というよりも、何かそこに変な意図が感じられるんですよね。だから、正直にそのまま答えようとしないから、かえっておかしな言葉になってしまう。
 山口郷原さんが最近見た中では? いくつもあると思うんですけど…。
 郷原:この前の「報道ステーション」に出たときの……。
 山口:ひどいインタヴューでしたよね。
 郷原:富川……。
 山口おせち料理食べてる時間がありましたか?って……。

<中略>

 郷原:……言うことが支離滅裂なんですよ。唖然としたのが、いつ緊急事態宣言を出すって決めたんですか、って言われたら、何か(12月)31日に1,300人の感染者が出たのを見て驚いたと。それ違うでしょ。(笑)どう考えたって、東京都の小池都知事と3人の知事が要請に来て、それで動いたに違いないじゃないですか。そのことを否定するのかと。総理大臣は意思決定のプロセスをごまかしちゃだめですよ。そういうことを言ってるから支離滅裂になっていくんでね。しかも肝心の言葉が出てこない。
 山口:そうなんですよ。いくつも間違えてました。
 郷原:今みんな一番不安に思ってるのはイギリスとか南アフリカの変異種とか変異株とかいう、ブラジルもあるけど、それが入ってきたら、今までと違う感染力で、マスクも通しちゃうんじゃないかっていう話もあるじゃないですか。それに対する対策はどうなってるんだと聞きたいわけですよ。それを「変異種」って言葉が出てこなかったでしょう。

<中略>

 郷原:それに何で外国からのビジネス(入国者)を止めないんだと。それを市中感染が発見されたら止めますと、ボンと(机を)叩いたらしいじゃないですか。(笑)
 山口:僕、素人でもわかりますよ。市中感染が見つかったってことは、国内に変異種が入ってきてしまった後の話ですから、それで止めても意味がないじゃないですか。
 郷原:いやー、もー、あれを見ていて愕然として、もーどうなるのかって話ですよ。(嘆息)
 山口:あと、誰に吹き込まれたのかわからないんですけれど、感染経路が不明なのが大部分だと言いながら、飲食だ、飲食だ、と。お前のステーキ屋はどうなったんだっていう……。

<中略>

 山口:菅さん、「仮定のことは考えないことにしてる」と。
 郷原:「仮定のこと」……。何を聞かれたときの話かっていうと、(緊急事態宣言を出して)1カ月たったらどうなってるかっていう。1か月後のことは仮定のことだっていうんですけど、ちょっと違うんじゃないですか。リーダーっていうのは……。1カ月っていう期間を設定した理由を聞かれてるわけじゃないですか。もし1カ月で感染がおさまってなければどうするのか。
 山口:考えておかなければいけない。
 郷原:当り前じゃないですか、そんなの。
 山口:あれは、つまり1か月後に考えるってことですかね?
 郷原:そうでしょ。仮定のことは考えないんだから……。(笑)1カ月たたないとわからない。感染が止まるかどうか。…………<静寂>
 山口郷原さん、これね、前回おっしゃったように、選挙でかたをつけるしかないですね。
 郷原:そうですねぇ……。

<以下略>

 
 「ポンコツ」——もともと正常に作動していたものが、うまく作動しなくなった状態を「ポンコツ」と言うのだとすれば、スガ総理の場合、失礼ながら「正常に作動」していた時期があったかどうかも疑わしい感じがする。

 昨夜も記者会見で、驚くべき場面を見た。医療法と感染症法の2つの法律を今国会で改正するつもりがあるのかどうかとフリーの神保哲生さんに質されたスガは国民皆保険を含めて見直す必要があると言い出した。例の日本学術会議の任命拒否問題のことを思い出させる「我田引水」ぶりである。唖然とする。これはもう「(壊れかかった)自動車」なのではなく、三輪車か一輪車か、何か別のものだとしか思えない。



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