ペンは剣よりも強く

日常と世相の記

韓国

「歴史の真実」と「数字の政治学」

「歴史の真実」とは何なのか。そしてまた、「真実」は自分の側にだけあるという思考は、結局どこに向かうことになるのか。 ――昨日の朝、毎日新聞を見ていて、栗原俊雄さんの記名記事が目に留まりました。関東大震災から100年を迎える今年の9月1日。それは震…

北朝鮮のミサイル「乱射」のこと

連日北朝鮮からミサイルが飛ばされているようです。こんなに短期間に、さながら「狂ったかのように」次々とミサイルが「乱射」されたことはありません。Jアラートで警戒や避難が呼びかけられた地域はたまったものではありません。大事な仕事や約束、行事が…

郷原・鈴木対談 vol.2

弁護士・郷原信郎さんの動画「日本の権力を斬る!」第166回(8月24日付)を興味深く見ました。ゲストは、「やや日刊カルト新聞」主筆で、今やメディアに引っぱりだこの鈴木エイト氏。概略を文字に起こして、3つほど部分引用しますが、動画全体も是非ご覧いた…

勝共と売国

今日は本当に短く。 昨夜のBS-TBSの番組「報道1930」にかかわるTweetを眺めていたのですが、これはちょっと衝撃的でした。本日(7月23日)10:00からYouTubeで放送の録画が見られそうなので、是非見ておきたい内容だと思っています。「現物」を見ていないの…

「他人に迷惑をかけない」という「美徳」

毎日新聞に連載されている「私が思う日本」という外国人記者によるリレー・コラムを興味深く読んでいます。今回は朝鮮日報の崔銀京・記者が、日本の美徳とされる「他人に迷惑をかけない(ようにする)」という美徳とその変化について、「好意的」な記事を書…

人権リテラシーが極めて低い国の政治家

自民党の某政調会長が2月19日の講演で、自分が総理大臣になっても靖国参拝を続ける意向を示したそうです。 高市氏「首相就いても靖国参拝」 やめれば「相手がつけ上がる」(共同通信) - Yahoo!ニュース 個人的に強い靖国信仰をお持ちで、参拝に(ばかり)執…

石原慎太郎氏の死去と「歴史戦」

昨夜7:00のNHKニュースを見たら、石原慎太郎氏の死去をトップで伝えていてやや驚きました。他のニュースとの兼ね合いやニュース・バリューもあるのでしょうが、最近のNHKらしさがよく現れているようにも感じました。 慎太郎氏の経歴や「肩書き」はいくつか…

佐渡金山と外交

……岸田さん、「聞く耳」は広くもたないとダメですよぉ。佐渡金山を本気で世界遺産登録にもっていくんだったら、慎重かつ周到にやらないと、地元の人たちや関係者を失望させるだけですよ。外務省が言うとおり、今回は申請したって通らないのは目に見えている…

日本のデジタル化の「遅れ」について

狭い日本のさらに内の内に籠もって暮らす人間には、「外」からの視点は非常におもしろく感じる。 毎日新聞に「私が思う日本」という連載がある。東京駐在の外国メディアの特派員たちが交代で書いている記事で、日本で感じた違和感を伝えている。12月6日の朝…

日本の平均賃金のこと

一週遅れのデモクラシータイムス・「ウィークエンドニュース」を見た。久しぶりに見たが、政治、経済、国際社会…等々、ネタ満載。岸田内閣の人事、中国恒大の破綻…と、どれも興味深かったが、なかでも、平均賃金の話は、総選挙を控えていることもあり、最も…

「韓国に抜かれる」ということ

「経済大国」とか「先進国」の指標としてGDP(国内総生産)の大きさが取り上げられることが多い。長らくアメリカに次いで世界第2位のGDP、つまり「世界第二の経済大国」を自認していた日本が、GDPで中国に抜かれたのが今から約10年前の2010・11年…

鶴見俊輔さんと慰安婦問題

昨日、1月8日、韓国の元慰安婦と遺族ら12人が日本政府に損害賠償を求めた訴訟について、ソウルの地方裁判所は原告の請求通り一人当たり1億ウォン(約950万円)の支払いを命ずる判決を言い渡した。首相官邸で記者団の質問に答えたスガ首相は「このような判決…