ペンは剣よりも強く

日常と世相の記

ことば

アントニオ猪木のメッセージ

今日は短く。 「BLOGOS」で1月2日付「PRESIDENT Online」に掲載されたアントニオ猪木さんの記事を読み、いつだったか、テレ朝の番組「あいつ今なにしてる?」に猪木さんが出演していたことを思い出した。 アントニオ猪木、ブラジル時代の友との再会に感動!…

トルストイ『文読む月日』5

毎度引用している、北御門二郎さん訳のレフ・トルストイ『文読む月日』(ちくま文庫)の原題は「КРУГ ЧТЕНИЯ(クルーク・チテーニャ 読み物の輪)」という。最も古い訳本は、ロシア文学者・原久一郎さんによる1934年の『一日一善』で、この題名は、1880年代…

市場はいつか牙をむく

国交省の統計不正に関する識者のコメントを最近の朝日新聞から拾ってみた。 『アベノミクスによろしく』(集英社インターナショナル 2017年)の著者で弁護士の明石順平さん。 統計の基になる「生データ」を消しゴムで消す。まさか国の重要な統計でそんなこと…

「水際対策」――誰の勇み足か?

今日は短く。 新型コロナウイルスの「オミクロン株」感染者のニュースが伝わり、岸田首相は、水際対策強化を打ち出した。南アなど数カ国からの入国制限では手ぬるいと見るや、11月30日以降は「全ての国からの新規入国を原則停止」と表明し、「入国禁止政策の…

「マイクロアグレッション」のこと

「マイクロアグレッション Microaggression」――不勉強にも、初めて知った言葉だが、「あからさまな」差別とまではいかないが、曖昧で無意識かつ見えにくい(認識されずにいる)差別のことを包括する語らしい。 TBSラジオのSessionのパーソナリティーの荻上チ…

立憲代表選と『文読む月日』4

昨日、日本記者クラブで立憲民主党代表選の立候補者討論会が行われた。衆院選の総括、特に比例区で立憲民主党が得票を減らした一番の原因について尋ねられた候補者4人(逢坂氏は別の質問の回答ですでに「日常活動が足らなかった」と述べている)は以下のよう…

「親ガチャ」のこと

きっこさんのブログ記事「親ガチャ、国ガチャ、時代ガチャ」をおもしろく読んだ。 ご多分に漏れず?小生も「親ガチャ」なる語は今年の夏頃はじめて知った。カプセルに入ったおもちゃが出てくるガチャガチャというのがあるのは知っていたが、あれと同じように…

「教え子」の一言

先日親交のある元「教え子」のA君から久しぶりに電話がかかってきた。「お変わりないですか?」と訊かれたので、父親が亡くなったことを話すと、実はA君自身も去年父親を亡くしたのだという。脳梗塞で倒れたと聞いてはいたが、小生などよりたいそう若いのに…

『文読む月日』3

今日は短く。 『次郎物語』の作者下村湖人のことばに 「馬鹿は必ずしも高慢ではない。しかし高慢はすべて馬鹿である」 (『青年の思索のために』) というのがあるらしい。 トルストイ『文読む月日』の11月9日のテーマは、この「高慢」。 (一) 自愛は高慢…

「上から目線」

今日のKey Wordは「上から目線」。 小生は今でもあまり使わない言葉で、初めて耳にしたのは、記憶では、1990年代の早い時期に、学校で生徒と話をしていたとき。当時は「見下す」という意味のオリジナルな言葉かなあ、おもしろいことを言う子だなあと思ったが…

『文読む月日』 2

毎晩トルストイを読むはずが、いかんいかんと思いつつ、ついついため込んでしまい、10月23日からの5日分を昼食後に読んでいたら、現実と交差するような言葉が並んでいた。 十月二十五日 …… (五) ある人を悪人だとか、馬鹿だとか、不正な男だとかいう理由…

「当事者性」考――「おかえりモネ」断章

NHKの朝ドラ「おかえりモネ」――「真面目」に見てはいないが、主演者に妙な元気や明るさを感じない分、共感するところはあった。来週でいよいよ終わりかと思っていたところ、10日前の朝日新聞の記事を読んでいて、「ああ、これだ」と思い当たるところがあった…

トルストイ『文読む月日』より 1

今月からトルストイ『文読む月日』を読んでいる。長く手に入らず、古本も高価だったが、今月初めに入った本屋でたまたま見つけて即刻キャプチャー(誰も買わないって! 笑)。運命的なものを感じて久しぶりに気分が高揚した。 ちくま文庫版で上中下3冊、本文…

「〇〇感」は止めにしよう!

「国民に納得感を持ってもらえる丁寧な説明を行う」――首相就任後、初の記者会見に臨んだ岸田はこう言った。「説明しないスガ政治」を意識した発言と思える。しかし、なぜ「納得」ではなくて「納得感」なのか。国民の多くが「納得」するよう「説得」するのが…

時事スガ川柳 「卒業」編

コロナ対応に専念するため、自民党の総裁選には出馬せず、今月末で退任する見通しのスガ総理。何と、今月の下旬に訪米し、バイデンとの日米首脳会談、「クアッド」と呼ばれる日本、アメリカ、オーストラリア、インドの4か国による首脳会合への出席を調整する…

昨日の「悪乗り」

昨日の「悪乗り」。 五輪の馬術競技の障害物。富士山とかダルマとか、デザインが話題になっているのは知っていた。「遊び心」が見る人を楽しませるというのはあるかもしれない。しかし、昨日の花札は、「悪乗り」が過ぎると思う。当方の頭が固いのかも知れな…

時事スガ川柳 五輪編

オリンピック開催のさなか、国内にも選手村にもコロナ感染が急拡大し医療現場を逼迫させている。経験したことのない暑さに苦慮する選手も多い。東京五輪への懐疑と危機感を押し流すかのような(押し流したい?)五輪報道があふれかえっているが、そんな中で…

バッハの失言 笑って許せない理由

昨日(7月13日)のIOCのバッハ会長の失言。もう心中、半年後の次の「接待」地の方に関心が向いていたからだろうか。中には「凍り付いた」人もいたのではないか。去年10月、スガ首相が訪問先のベトナムでASEAN(東南アジア諸国連合)を「アルゼンチン」と言い…

「無観客なら安全」の欺瞞

政府が4回目の緊急事態宣言の発令を決め、オリンピックの一都三県の無観客開催が決定された昨晩、またしても、本当にまたしても、酒類提供の自粛を要請される東京都内の飲食店と酒類の卸業者、せっかく手に入れたチケットをふいにされた人など、多くの人びと…