ペンは剣よりも強く

日常と世相の記

アメリカ

インサイダー疑惑とトランプ政権

以下の話は「疑惑」であって、米国のトランプ大統領がどこまでかかわっている「事実」かはわかりません。それが前提です。 で、トランプ大統領の発信があてにならないのは今に始まったことではありませんが、対イラン攻撃に関することに限っても、石器時代に…

モラーFBI長官と小泉防衛大臣

今朝の新聞のコラム「金言(きんごん)」に、毎日新聞編集委員の小倉孝保さんは「『ノー』と言える部下こそ」と、亡くなった米国連邦捜査局(FBI)のモラー長官のことを書いています。 金言:「ノー」と言える部下こそ=小倉孝保 | 毎日新聞 上司の顔色をうか…

サナヒロ時事党首会談4 プラス

こうやって茶化したことを書くと、本人たちを免罪しないまでも、事の重大さが軽くなってしまうのですが、ぬるい風刺と思っていただけるとありがたいです。 ヒロ:ゲホ、ゲホ……。ちょいと、姐さん、中にいてはるんですかぁ? サナ:誰やねん? おー、あんたか…

マイクを放さない音痴には退場を

今日はごく短く。 4月2日の木曜午前(現地時間水曜夜)にトランプ大統領が米国の国民向けに「演説」をしました。イランへの攻撃開始から1か月。(世界ではなく)アメリカの国民に不安を与えていることを念頭に、政権として何らかの釈明をせざるをえなくなっ…

後ずさりしながら虚勢をはる男

今日はもうひとつ記事を投稿します。 「後ずさりしながら勝利する男」――これは1974年10月、アフリカ・ザイールのキンシャサで、ジョージ・フォアマンを破って世界ヘビー級チャンピオンに返り咲いたモハメド・アリのことです。相手に攻め込ませておいて、打ち…

ハーバーマスとヒトラー

ドイツの高名な哲学者ユルゲン・ハーバーマスが2週間前に亡くなり、いくつか追悼記事を目にしました。ハマスの越境攻撃に端を発したイスラエルのガザ殲滅攻撃について、ハーバーマスは2023年11月、「イスラエルの攻撃は正当な反撃であり、ヨーロッパはイスラ…

「政治をする人」

「経世済民」――経済の語源とされますが、「世を經(治)め、民を濟(救)う」という元の意味からすると、今の「経済」よりも少し広く、「政治経済」の意味に近いと思われます。近世、近代、現代と、意味内容(の重点)は時代によって若干変化してきているか…

象徴的投資としてのアラスカ産原油

日米首脳会談で、トランプ大統領からかねて心配されていたホルムズ海峡への艦船派遣の要請は表面上はなかったようです(裏取引は不明ですが)。それはよかったのですが、米国産原油の増産に向けて協力(投資)することで合意したことを、そんなに手放しで喜…

「敗者の経験」

今日は短く。 将棋を「スポーツ」に分類するのが適当かどうかわかりませんが、ロシア語では、チェスをするのと野球などのスポーツをするのは同じ動詞です(英語も同じくplayですね)。でも、将棋は他の多くのスポーツとちがって、慣例上「参りました」とか「…

Not guilty と Innocent

「違法ではないけれど道義的な責任はないのか」――日本の政治家が何か「事件」をしでかすと、野党議員やメディア界隈でよく聞くフレーズです。先日の高市首相のカタログギフト問題を、本人の「弁明」に沿ってこの文脈で語るのは的外れだと思いますが――政治資…

米国でWBCやW杯を開催する違和感

冬のオリンピックが終わったと思ったら、今度はパラリンピック……と思いきや、日本ではすっかり野球のWBCの応援一色です。日本チームが前回優勝してることもありますし、盛り上がらないわけがありませんが、しかし、日本での1次ラウンドが終われば、会場は米…

スキャンダル隠しとイラン攻撃

米国・イスラエルによるイラン攻撃から2日。指導者のハメネイ師を殺害されたイラン側の報復攻撃も激しくなり、戦いは一層エスカレートしています。米国(トランプ)にとって、イランは自国から遠く離れた国です。半世紀近く前のイラン革命と米大使館人質事件…

米国は三権分立の国だった

今日は短く。米国連邦最高裁は20日、トランプ関税に違法の判決を下しました。大統領に関税を課す権限はない(それは議会に与えられたもの)、米国際緊急経済権限法(IEEPA)を根拠に大統領が関税を課すのは違法である、と。昨年の12月に判決が出されると見込…

モンロー主義とドンロー主義

今朝、テレ朝のモーニングショーを眺めていたら、米国トランプ政権がヴェネズエラに続いて、隣国のコロンビア(左派政権)への攻撃をも辞さず、グリーンランドの獲得まで視野に入れた外交姿勢を示していることを全体としてどう見るかというテーマで話がされ…

暴君は嫌だけどアメリカはもっと嫌

今年11月の中間選挙で負けが確定的なトランプ政権。血迷ったわけではないのでしょうが、なりふり構わず利権の強奪に猛進して他国の首都を武力攻撃し、大統領夫妻を拉致して連れ去るという暴挙に出ました。ならず者国家・アメリカが繰り返してきた介入・侵害…

台湾有事は存立危機事態に当たらない

今朝の毎日新聞の「時評フォーラム」の森健さんの記事が目に留まりました。森さんによると、高市首相の例の「台湾有事の存立危機事態」発言について、元内閣法制局長官の宮崎礼壹氏は、「法的に見て、台湾有事に存立危機事態の成立の余地はないのではないか…

トランプ大統領の緊急TV演説

今日はごく短く。 昼にTVを見ていたら、米国のトランプ大統領が国民向けの演説をしたというニュースがあって、「はて、何か起こったのだろうか?」と思いながら眺めていたら、内容は単なる自画自賛とバラマキの告知で、苦笑してしまいました。前日にはある…

マムダニに投票した理由

今朝の新聞で、現在ニューヨーク在住の作家・平野啓一郎さんのリポート記事を読んで、ニューヨークの新市長に当選したマムダニ氏と彼に投票した有権者の一人の言葉に感心しました。平野さんはこう書いています。 平野啓一郎:マムダニ旋風と新しい政治思潮 …

マムダニの勝利と政治潮流の変化

注目されていたニューヨークの市長選挙は、民主党候補のゾーラン・マムダニ氏の勝利が確実となりました。日本では当確の「ゼロ打ち」というのがありますが、マムダニ氏の場合は35分で当確が出たそうです。市議会議員を2期務めていたとはいえ、当初は支持率1…

トランプ先生の総合的な学習の時間 6

今日はTHE 戯言です。 生徒:最近ルーム長の石破くんがいつも窓際に座ってるね。どうしたのかな? 生徒:君、知らないの? 石破くんは先月ルーム長を辞めたんだよ。 生徒:えっー!? 何で、何で? 生徒:衆院選、都議選、参院選で計3回負けたから「スリーアウ…

メモ 米国 憲法制定と大統領の存在意義

去年の夏に刊行された上村剛(かみむら・つよし)さんの著書『アメリカ革命』(中公新書)の評判がわりとよいので、今度読んでみようと思って調べていたら、「著者に聞く」というwebのインタビュー記事があって、中に興味深い話が載っています。 『アメリカ革…

ポチの積極的事大主義

イスラエルによるガザの地上侵攻とジェノサイド(市民虐殺)が続けられ、ガザはおろかヨルダン川西岸を合わせたパレスチナ国家そのものを消滅させようとするイスラエルの傍若無人な蛮行に対し、「ニ国家解決」の原則に立ち返り、改めてパレスチナ国家の承認…

国家承認と二国家解決のゆくえ

イスラエルによる現在のガザ攻撃を止めるため、国際社会が動きました。12日、国連総会でサウジアラビアとフランスが共同提案したイスラエル・パレスチナ紛争の2国家解決と平和的解決を求める決議は、賛成142カ国、反対10カ国、棄権12カ国と、圧倒的な支持で…

「ならず者」政権

「ならず者」――「手に負えない者、素行の悪い者、ごろつき、無頼漢……」。 「Desperado(ならず者)」という歌があります。イーグルスの曲ですが、カーペンターズもカバーしていて、個人的にはカレンが唄っている方が好きです(年代が知れてしまいますが 笑)…

トランプ大統領 ノーベル平和賞への道

生徒:あれぇ、今日はこんなに人が大勢集まっちゃって、「総合的な学習の時間」の授業はないのぉ? 生徒:うん、何でも祝賀会をやるんだって。 生徒:祝賀会? 何の? 生徒:トランプ先生がノーベル平和賞を受賞するから、その前祝いをやるそうだよ。 生徒:…

イチローさんの米野球殿堂入り

今日はイチローさんがアメリカの野球殿堂入りしたニュースを見ていて感じたことを書きます。 現役時代の一挙手一投足もそうだったし、引退記者会見のときもそうだったし、イチローさんは常に全身「野球少年」でした。いつもファンを思いやり、楽しませようと…

参政党と外国人嫌い

参院選の投開票日が迫ってきました。報道によれば、自公で過半数確保は(かなり)厳しい情勢のようです。小生はすでに期日前投票を済ませましたが、先日会った知人も同じで、出口調査まで受けたと言っていました。隣の某国では出口調査で自身の投票先を正直…

佐賀に沖縄を見た日

千葉県の木更津駐屯地に「暫定的」に配備されているオスプレイ(計17機)の1機が、今日午前、熊本県高遊原分屯地経由で、佐賀空港の西側に新たにつくられた佐賀駐屯地に移りました。来月中旬にかけて順次佐賀へと移送されるという話です。政府が進める南西地…

トランプ先生の総合的な学習の時間 5

トラ:Hello boys and girls. お元気かな? 生徒:げっ!? 前回で終わりだと思ったのに、まだやるんですか! 生徒:せんせーには申し訳ないんですけど、そろそろ別の人の話が聞きたいです。 トラ:私の話がタダで聞けるなんて、こんな幸運な生徒たちは君たち…

トランプにも「逮捕状」を

前回のブログで、今の段階でいくら何でも米国がイスラエルのイラン攻撃に加わるなどという暴挙(錯乱)はないと思っている(が、こればかりはわからない)などと書きましたが、ほとんど間髪入れずに、アメリカの「暴挙」を見せつけられて仰天しました。町中…