アメリカ
昨日新聞を見ていたら、外報面に小さな記事がありました。 米政府代表団は22日、南太平洋の島国ソロモン諸島でソガバレ首相と会談し、ソロモン諸島が中国と結んだ安全保障協定に関して「事実上の恒久的な(中国)軍の駐留や軍事施設建設に向けた動きがあれば…
明日は3月11日。 あの日の夜、真っ暗になった道を灯りがひとつ、またひとつと、学校に向かってきて、最後の生徒を送り出してから慌てて自宅に戻ると、家の中は無茶苦茶になっていましたが、家族は無事でいてくれました。津波や原発のことを知ったのはその後…
うろおぼえの話ですが、前にTwitterで「んっ!?」と思う投稿を見かけました。ある学者さんが息子から、なぜロシアはウクライナがNATOに入るのを嫌がって戦争をするのかと訊かれたので、経緯をできるだけ丁寧に説明したところ、「ロシアもNATOに入ればいいのに…
ジャーナリストの神保哲生さんが元外交官の河東哲夫(かわとう あきお)さんにリモートでインタビューしている動画を見ました。ロシアのウクライナ侵攻は、日本が真珠湾攻撃へと心理的に追い込まれていった姿とよく似ていると言っています。概要を一部文字に起…
れいわ新選組の山本太郎さんは勉強家だと思う。いやまあ、国会議員なんだから、これが普通で、他にもこういう議員は多いと言われればそれまでだが、この国では、あまりに知性のない、それゆえにか妄言暴言を口走り恥じることのない政治屋が跋扈し、さらに、…
今日は手短に。 アメリカのバイデン大統領の外交攻勢が続く。北京オリンピックの「外交的ボイコット」宣言につづき、自ら主催した「民主主義サミット」なる109カ国のオンライン会議が昨日始まった。バイデン氏は、民主主義が専制主義国家からの挑戦を受けて…
今年双子の弟妹が生まれてお姉さんになった(日本的な物言いかも知れないが…)上野動物園のジャイアントパンダのシャンシャン(香香)を久しぶりに映像で見た。2017年6月に生まれたので、もう4歳ということだが、ずいぶん大きくなっていた。母親の後ろをちょ…
衆院選挙の開票終わる。寝起きは個別の結果に上機嫌だったが、よくよく全体が見えてくると、場所をかえて刺し違えているだけのような気がしてきた。それどころか、野党共闘の主軸だった立憲民主党と共産党はともに議席を減らしているのだから、維新は勝った…
「日本人」という言い方は多義的だ。 「国籍」があるという点では「日本人」と「日本国民」は同義だろうが、先日ノーベル物理学賞の受賞が決まった真鍋淑郎さんは、日本の愛媛県出身ながらアメリカに渡り、1975年以降はアメリカ国籍を取得、当地でずっと研究…
昨夜テレビを見ていて、「また豆乳を飲んでみようか」と思い始めた。買い物では牛乳2本がお決まりだったが、今後は1本は牛乳、1本は豆乳にしてみようかと思う。こういうのに「踊らされ」て何かを買うのもどうかとは思うが、豆乳が健康によいのは確かだろう(…
「月命日」(月忌)というのはあまり気にしてこなかったが、先日知人に母親と父親の月命日が続いていると言われて、「ああ、そうだ」と気づいた。 今日、父親の忌日。一月の早かったことを思う。 亡くなった人と向き合うに、アフガニスタンから帰還したアメ…
暑い日が続く。夏だから当たり前なのだが、コロナの感染爆発もあり、こんな中でよくオリンピックなどする気になったなと改めて思う。特に屋外競技。選手や関係者、ボランティアの人たちは気の毒だし心配だ。トライアスロンなどは、去年から水質に問題大あり…
昨夜大ネズミが船から逃げ出したようだ。いやあ、呆れた。この大ネズミ、今度は腹も痛くないらしい。天皇が出席する開会式に組織委員会の「名誉最高顧問」が出なくていいんだったら、他にも「逃亡」する輩が出てくるのではないか。ひょっとしたらバッハまで…
「現代ビジネス」の4月25日付記事で戸坂弘毅氏がスガ訪米の裏事情について書いている。「とにかく見せ場を作れ」菅首相の初訪米、その異様な舞台裏(戸坂 弘毅) | 現代ビジネス | 講談社(1/8) 氏によれば、首脳会談に先立ち、事前の根回しのために訪米し…
コロナ感染の第4波突入に東京都知事は「東京に来ないでください」と言っていたが、4月19日付の水島朝穂さん(早稲田大学)のホームページに、ドイツ語圏新聞に向けた東京五輪の中止を呼びかけるアピール文(4月2日付)の紹介がある。自身を含む20人の日本の…
清水有高さんの「一月万冊」を見ていたら、ジャーナリストの佐藤章さんが4月15日の二階発言についておもしろいことを言っておられた。なるほど、さすが佐藤さん、「事情」通でいらっしゃる。部分的に起こしてみる。 五輪中止!二階幹事長の発言は実質的な東…
先延ばしになっていた日米首脳会談が4月16日(アメリカ現地時間)に迫ってきた。この時期になぜ日米のトップが(オンラインでなく)直接会談する必要があるのか。また、なぜ日本でなくアメリカで、なのか。おそらくアメリカ側よりも日本側の都合の方がより強…
昨日アメリカのバイデン新大統領の就任式があった。深刻な社会の分断やコロナ禍の中、厳しい舵取りが予想されるが、人々の「意志」と「夢」と、それから「連帯」をつないでいく存在であってほしいと願う。 参列者の中に、民主党の大統領指名選挙で争ったバー…
12月25日付の「HUFPOST」でエディターの國崎万智さんが、2020年に性差別やジェンダーギャップなどに対する発信で話題になった女性政治家を4人挙げ、その発言を紹介しているが、1人目として、アメリカの下院議員アレクサンドリア・オカシオ=コルテスさんを挙…
著者の井上弘貴(ひろたか)氏は神戸大学の准教授。20世紀アメリカ合衆国の保守主義の思想史研究が専門とのこと。書名のとおりだ。 先回、2016年の大統領選挙で、大方の予想に反し、なぜ、トランプはヒラリー・クリントンに勝利できたのか、多くの識者が説明(…
バラク・オバマ前アメリカ大統領の回顧録 A Promised Land が出版されたが、鳩山由紀夫・元首相について述べた一節の日本語訳をめぐって、誤訳ではないかと異論が出ていた。 翻訳家で文芸評論家の鴻巣友季子さんがこの問題を詳しく解説している。 鴻巣さんは…
アメリカの次期副大統領となることが確定したカマラ・ハリス氏が、ジョー・バイデン次期大統領に先立って、大統領選の勝利演説をした。どうしても「前座」扱いで、切り取られた一部しか報道されていなかったが、イギリスの月刊誌「ELLE」の全文翻訳ほか…
アメリカの大統領選挙で当選を確実にしたジョー・バイデン氏が11月7日夜(日本時間では翌8日午前)、地元のデラウェア州ウィルミントンで演説した。 こういうときに人々に何を訴えるか―—人々が言ってほしいと思っていることを言葉に乗せられるかどうか、それ…
「立つ鳥跡を濁さず」と言うが、やはり引き際は潔くありたいものだ。身辺整理をしてモノは片付けられても、関係性まですべて清算できるわけではない。形だけになったとしても、なるべく良好な関係で区切りをつけるべきだ。負の置き土産を残すなど論外である…
アメリカの大統領選挙。コロナ感染を避けるために導入された郵便投票が波紋をよんで、情勢は緊迫している。一般論として郵便投票に「不正」の入り込む余地があるのは確かで、接戦となれば、これが導火線になって対立感情が煽られることは予想できた。現状の…
5月25日にミネソタ州ミネアポリスでその事件は起きた。たばこを買おうとしたジョージ・フロイドさんは、偽造紙幣を使ったとして、警官4人に拘束された。無抵抗で警官の指示に従ったが、地面にうつぶせにされ、4人のうち1人の白人警官に膝で首を押さえつけら…