ペンは剣よりも強く

日常と世相の記

記者会見

「政治不信」「再発防止策」という話法

今朝、いつもより少し遅めの朝食を摂って、8:00頃でしたか、テレビを眺めていたら、例の自民党派閥の政治資金キックバック問題が取り上げられていて、安倍派の重鎮議員に加え、長崎3区選出の谷川弥一衆院議員が4,000万円を超えるキックバックを受けていたこ…

教育実習のパワハラ

昨晩、webのニュースの見出しを眺めていたら、県紙千葉日報の記事が上がっていて、「あれ?」と思いました。元教育実習生が実習中に受けたパワハラで千葉県を提訴したというのです。むかし学校に勤めていた者として、これは看過できないと思いましたが、今朝…

世耕・中野訴訟 世耕氏の尋問

自民党の世耕弘成・参院幹事長が中野昌宏・青山学院大学教授(専門:社会思想史)を相手に、Twitterの投稿記事の削除や謝罪文の投稿などを求めた損害賠償訴訟。先週11月4日に東京地裁で本人尋問がありました。この訴えは中野氏がTwitter上で世耕氏を「原理研…

尾形聡彦さんの「Arc Times」を見て

7月末に朝日新聞社を退職された尾形聡彦さんが設立した新しいオンラインメディア「Arc Times」を眺めています。11月2日付のゲスト・金平茂紀さんの回はなかなかおもしろかったです。 金平さんは、亡くなった筑紫哲也さんとNEWS23で一緒に仕事をしていたとき…

岸田政権の「新しい内心の自由」

岸田文雄氏が総理大臣になってもうすぐ1年。安倍・菅両氏に比べると、よくも悪くもアクがないので、揶揄するネタが少ない人のように感じてきましたが、国葬儀、統一教会、円安……と、いくつもの難題を前にして、いろいろと人格の「片鱗」を見せてくれるように…

自民党話法あれこれ

メディア記者のツッコミ方の問題もあるのですが、最近の国会議員、とりわけ自民党議員の「話法」は、改めて酷いものが多いと思います。誰か、指南している人でもいるのかも知れませんが、虚偽、責任転嫁、黙秘、逆ギレ、恫喝……と、まるでかつて学校で教員か…

報道の暗中模索、五里霧中

まだ、昨日の「余韻」をひきずったままです。 うまく表現できないのですが、一年前に父親が亡くなったときの得も言われぬ喪失感に似ています。あのときは夜中にかかってきた電話で「心肺停止」と言われ、病院に直行しました。応対した看護師に「大丈夫なんで…

あおり放送

今日は本当に短く。 知床の遊覧船事故の連日の報道には胸が痛みます。事故から5日後、社長は記者会見で土下座していましたが、これというのは、NHKも民法も、すべてのテレビ局が番組を中断して生中継でもって視聴者に知らせるべきことなのでしょうか。報…

「大洪水よ、わが亡き後に来たれ」

昨日、新年度最初の地区の役員会に行きました。参加者の大半は小生よりも年長ですが、みんな元気で口も達者です(笑)。しかし、今後1960年代から70年代生まれ以降の世代へとスムーズに世代交代をしていけるかどうか、若者人口が減少傾向にあるなか、地域運…

「トンボ」の謝罪で思ったこと

暖かな週末です。入学式まで桜が散らずに何とかもってくれてよかったなと思います。しかし、新学期早々あいにくトラブルに巻き込まれ、穏やかに入学式を迎えられなかった人たちがいることを知りました。東京の多摩地域で中学校の入学式までに制服が届かない…

2.22 山本太郎の不定例記者会見より

昨日2月22日、2022年度予算案が衆院本会議で採決されましたが、れいわ新選組の山本太郎代表ら3人が壇上から抗議しているシーンを見ました。まあパフォーマンスといえばそうなのでしょうが、「懲罰」だと騒ぐほどのことなのかなとも思いました。 予算案採決…

大阪府と読売新聞の提携のこと

先月下旬に発表された読売新聞と大阪府の提携(包括協定)話には危惧や批判が多い。協定では「包括」的と称して、取材や報道を他のものと混ぜ込んでごまかしているが、最重要のポイントは、何か事がわかったときに、読売は新聞として大阪府を批判する報道が…

腐敗国家

今日は手短に。 昨日12月15日、森友の文書改竄問題で亡くなった赤木俊夫さんの妻・雅子さんが、真相究明を求めて起こした損害賠償請求訴訟は、国が一転して請求の受け入れを明らかにし、裁判自体が終結することになった。「認諾」という法律用語は初めて知っ…

晩秋に 何を思うや 小池知事

最近表舞台からすっかり姿を消している東京都の小池知事。「過度の疲労」を理由に2度目の入院をし(10月27日より1週間)、11月2日に退院、それから2週間以上自宅療養を続けていたが、21日(日)ようやく公務に復帰すると伝えられた(18日夕方の記事)。公の…

揶揄の対象

今日は(も)短く。 過去のアベ発言を動画編集して笑いを届けてくれる「尾張おっぺけぺー」さんが、編集し直した動画を拝見した。「安倍晋三 胸に刻んだ爺ちゃんの言葉」。これは元は2018年、アベ絶頂期?に作成されたものらしいが、このたびこれに”新発見”…

山中・横浜市政の多難なる船出

新しい横浜市長の山中竹春氏が昨日(8月30日)初登庁し、記者会見に臨んだという。話題にはなったが、よそ様の首長のこと。それでも、何を語るのかに関心はあるという程度だが、ありがたくも会見内容を文字に起こしてくれている人が複数いる。全36分の文字起…

スガの「明かり」

スガ首相が昨日(8月25日)の記者会見で「明かりははっきりと見え始めています」と述べたことに、あちこちから疑問(抗議)の声が出ている。 念のため、官邸動画で確認したら、 …ワクチンはデルタ株にも明らかな効果があり、新薬で重症化を防ぐことも可能。…

はぐらかし答弁

7月30日に緊急事態宣言が4府県に拡大された。記者会見に臨んだスガ首相、最近「スガ節」なる語を目にしたが、これで独演会をするにはあまりに内容が貧相で惨い。「ご飯論法」ならぬ「ヤギさん答弁」というのもあるようだが…。「やぎさん答弁」に見る菅首相の…

ゴミ箱のロールパン

「あげるとこなくなりやめた自家菜園」(さいたま 影無さん) 7月19日付毎日新聞の「万能川柳」の句。そうならないよう(?)週に1度くらいは「お裾分け」をしている。昨日野菜を届けたお宅のおかみさんは、数年前までは元気に自転車に乗って買い物もできた…

総理大臣の「やらせ」記者会見

高校時代の教育実習生に笑える人がいた。確か慶応の学生と言ってたと思うが、帰りのホームルームかなにかで、「明日の授業、最後なんで、先生方がいっぱい見に来ます。そこで、私がこういう質問をしますので、答えてくれる人、はい、あなた、じゃあ、こう質…

財務大臣9年目のアソータロー

記者側の「質問力」とか「取材力」、要するにツッコミ不足にも疑問を感じないではないが、それにしてもアソータロー氏の一連の答弁はひどい。この人はもうこの国で9年近く財務大臣のポストにある。途中何度か大臣としての責任問題が浮上したが、辞めずに(=…

スポンサーとCMイメージ

むかし心理学の授業か何かで「サブリミナル効果」の話を聞いたのはちょっとした驚きだった。映画のコマ数は1秒間に24個くらいあるらしいが、実験的にその中に一コマだけコーラの絵を挿入して上映すると、見ている側には特に違和感はないらしい。ところが、映…

「二正面作戦」の違和感

「二正面作戦」。ふつう片方が「正面」であれば他方は「背面」か「裏面」である。「二正面」だから両方が「正面」になるというわけだが、戦争で言えば、両方向からの攻撃に向き合い、それぞれ別個に戦わなければならない状況だ。 第一次世界大戦時、ドイツは…

時事スガ記者会見

4月25日(日)より来月11日(火)まで、東京・大阪・兵庫・京都の4都府県に、3度目になる緊急事態宣言を出すことが決まった。スガ総理は23日記者会見を開いた。これは事実。3度目の緊急事態宣言「短期間で集中して実施」 菅首相が会見(2021年4月23日) - Yo…

ズッコケる首相 ズッコケる国民

昨夜(1月16日)、佐藤章さんと一月万冊清水有高さんの対談を見た。佐藤さんの話を端折って引用する。https://www.youtube.com/watch?v=xA0qL6B0Tzk 佐藤:……自民党の中で、今言われているのは、「菅さんって、こんな人だったの?」と……。みんな驚きですよ。…

スガと政治部記者の共棲

読売新聞のスガ報道が波紋を呼んでいる。13日の新型コロナの政府対策本部で、7府県に緊急事態宣言を追加発令する際、スガは「福岡県」を「静岡県」と読み間違えたり、記者会見での質疑がかみ合わなかったりと、相次ぐ失態の理由を「ストレスがたまっている…

日刊ゲンダイの見出し

昨日の首相の年頭会見を(テレビで)見ていないのだが、見ていたらまたゲンナリさせられただろうなと思う。「緊急事態宣言」を出さなければならない危機的状況を前に、談話と質疑で30分で終わりにしてしまう首相の会見とは何なのだろうか。Twitter上で「これ…

たかまつなな × 堀潤 対談を見る

たかまつなな さんと 堀潤さんの元NHK職員同士の「対談」を見た。一応、これは「たかまつななチャンネル」という番組なので、たかまつさんが堀さんにインタヴューするというかたちなのかと思ったが、「先輩」の堀さんがさすがに聞き上手で、たかまつさん…

スガ総理の記者会見嫌い

かなりむかしの話、「英語が嫌いな英語教師」と“自嘲”する先生がいた。「俺には英語のことをきくな」と生徒にも言ってるんだと笑っていた。「能ある鷹」の謙遜した物言いならよいのだが、ALT(外国語の授業で教員のアシスタントをする方)が来校する日になる…

普通の国 普通のジャーナリズム 普通の首相会見

Twitter上で少し話題になっているが、6月19日、京都新聞は、この間何度も催されてきたアベシンゾー首相の記者会見(“朗読の夕べ”)のあり方に疑問の声が広がっているとの記事を配信した。「今さら」感もあるが、「広がっている」と表現されているところに、…