ペンは剣よりも強く

日常と世相の記

石原伸晃の「共産主義」

 Twitter(X)に「共産主義的」という「トレンド」が立っていたので、「はて?」と思ってのぞいてみたら、昨日の午後の日テレの情報番組「ミヤネ屋」での石原伸晃(あえて敬称はつけません)の発言だったことがわかりました。
 昨日の午後2時過ぎだったでしょうか、いつもよりもだいぶ遅い昼食を摂って、たまたまテレビでこの番組を見ていたら、石原伸晃がゲストに呼ばれていることを知ってすぐにチャンネルを替えたのですが(笑)、一周して日テレに戻ってきたら、泉房穂さんと「リモート対談」していることに気づき、しばらく眺めていたので、このシーンはおぼえています。が、耳が遠かったせいか、「共産主義的」という語を発していたのには全然気づきませんでした。だいたい前後の文脈からして、こんな語を出してくること自体、小生には想像外の驚異です。

 映像を見れば済むことですが、記録の意味で一応文字にしておきます。
https://twitter.com/search?q=%E5%85%B1%E7%94%A3%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E7%9A%84&src=trend_click&vertical=trends

 石原 私、派閥の会長をしていましたけれどもね、お金儲けのためとかね、人にお金を配るために政治なんかやってませんよ。国家国民のためですよ。政治の志が高くなかったら、政治家なんかやる必要ないですよ。金儲けしてるじゃないですか、事業をやって。そこがねえ、やっぱりそういうスタンダード?な物言いはねえ、国民のみなさんには、間違った方向に導く議論だと思いますね。
 宮根 泉さん、そのあたりは誤解しないでほしいって、石原さん仰ってますが……。
  まあまあ、お立場上、そう仰るんでしょうけれどねえ(以後なぜか石原笑う)、実際上は国民の方は生活キツキツですよ。お金がないのは政治家じゃありません。お金がないのは普通の国民にほかならないんです。政治家がしっかりして、苦しい国民の生活を救うのが政治のはずなのに、国民を救うことをせずに、国民のお金……(石原笑い終わり)。今や(所得における税・社会保障の)国民の負担率5割ですよ。半分くらい国民負担率で、政治家にある意味任せているのに、その政治家が国民(のため)のことをせずに、自らの、ある意味ポケットにお金が入るようなことをやっていることに対して、国民は不信感をもってるし、そこを今回ちゃんと、さすがに今回はちゃんと見直してくださいよっていうのが国民の気持ちだと思いますけどね(なぜか石原再び笑顔になる)。ま、石原さん、派閥の長をやってはったし、お立場がおありですから、今日みたいな発言になるのは理解できます、はい。
 宮根 石原さんどうですか、今の発言を受けて……。
 石原 (笑いながら)いや、あの、泉さんに理解されたら困るんですけど。その、共産主義的な物言いは……。あれだけ「革新市長」と言われている方としては、私はちょっと今日びっくりしてるんですよ、正直言って。そんなきれい事だけで世の中進まないじゃないですか。泉さんだって議会で自民党の人にガンガンやられて、リコールされたから怒って、自民党けしからんっておっしゃってる、その立場はわかってますけどね、それ、派閥の会長やってたから、そう言わざるをえないなんてね、人のことを、初めて会ってね、失礼ですよぉ。……

 ま、意味不明ですが、石原伸晃にとっては、自民党(の不正)を批判することは「共産主義的な物言い」ということらしいです。最初は、まだこんなのをテレビに出すのかと思いましたが、日テレさんの「本心」が読めず、すぐにチャンネルを替えるなどと、失礼なことをしてしまったと思っています。あと、石原伸晃へ。たぶん小生だけじゃないと思いますが、「最後は金めでしょ」発言は、もう10年も前のことになりますが、全然忘れてませんので、念のため。

「金目でしょ」石原大臣 野党追及にいら立つ場面も(14/06/19) - YouTube




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