ペンは剣よりも強く

日常と世相の記

女性差別

葬儀から戻って

昨日は葬儀が2件ありました。あまり詳しくは書けませんが、77歳と90歳の方でした。ともに昭和生まれですが、77歳の方は戦後の生まれ。90歳の方は戦争が終わったときには10歳ですから、戦中・戦後のこの国の「空気」を知っていたはずです。 日本史研究者の吉…

上野千鶴子と高市早苗

こんなタイトルを付けたのは、必ずしも二人を比較したいわけではありません。一方は社会学者、他方は政治家にして現首相。年齢も一回りほどちがい、二人のあいだに著名な女性であること以外の共通点も接点も見出せません。しかし、今朝の毎日新聞に上野さん…

後進に道を 高市の「使命」はアベ2.0ではない

米国トランプ大統領の来日で、昨日のメディアは日米首脳会談の報道一色でした。「演出(詐術)」の妙でも観察しようという気にもならず、テレビはチラ見してスウィッチ・オフでしたが、途中、ちらっとトランプが高市の肩か背中に手を回した映像を見たときに…

人口減社会と無法労働

人口減少社会についての報道をいろいろと目にします。先週、厚生労働省の発表で、去年1年間に生まれた日本人の子どもの数が68万6,061人と、70万人を下回ったことが大きなインパクトを与えていると思われます。2023年(2年前)の政府の予想では、出生数が70万…

「103万円の壁」とジェンダー

来週から確定申告です。源泉徴収ですべて済んでいる人には頭の上を通り過ぎていくような話ですが、昨年はちょっと違っていて、自民党議員の裏金問題の発覚により、ある種の殺伐とした空気が流れていました。「国会議員は(裏金を雑収入として)申告しなくて…

「女子アナ」の文化

中居正広さんの姿がテレビから消えました。暮れのテレビ番組には出演していたような記憶があるので、まさに風景が一変した感じです(追記:本日昼、芸能活動から引退すると発表されました)。 連日「女性問題」とか「女性トラブル」という言い方(見出し)で…

杉田水脈氏の政務官起用について

今回の岸田政権の内閣改造を見ていて感じたこと――「内輪の論理」。 「外面だけ取り繕う」という言い方もありますが、今回は「繕う」気も見えません。あるいは、「ダブルスタンダード」という語もあり、これは「二重規範(二枚舌)」という意味で、日本政府の…

「世界各国美人図鑑」の目線

今日は短く。 先月、国民の知らないところでいかに自身がコロナ対策の陣頭指揮に腐心し、その心労による湿しんと「死闘」することになったか(私的な解釈です)を明かす自著を世に出し、めったにお目にかかれないような低評価を受けている自民党・清和政策研…

「日本の三つの災禍」

日本の「不愉快な環境」に耐えかねて4年前に渡英したという「出国(帰国でなく)子女」の女性が綴った記事を読みました。母国の大学を卒業し、日本で働く決心をしたとき、父親から「日本の三つの災禍に気をつけて」と言われたとのことですが、この3つを同列…

吉野家の常務取締役解任のこと

牛丼の吉野家が4月18日付けで、「不適切発言」をした常務取締役企画本部長を解任したと発表しました。「発言」が世に知れたのは日曜だったので、わずか2日での即行処分です。声明?で「本日以降、当社と同氏との契約関係は一切ございません」と念を押してい…

「辺境の国」の自己認識

日本を「経済大国」だと自認する人は多いようです。何せ名目GDPは米国、中国についで第3位という話です(一人あたりに換算すると20位以下ですが)。他方で、日本を「先進国」だと思う人の方はどうなのでしょうか。小生には若い世代になるほど少なくなってい…

子どもと若者の性教育のこと

ネットの記事を眺めていて、あとで読もうと思い「拾って」おいた「性教育」の記事(論考)を昨日読みました。フェミニズム研究者の清水晶子さんによる、昨年、2021年3月2日付の記事です。 日本の性教育の転換期に考える、真にヘルシーな性教育とそれがもたら…

「フェミニスト嫌い」について

「ジェンダー平等」は、ジグザグや波はあったとしても、世界的な潮流であることはもはや否定しがたい。デモクラシータイムスを見ていたら、出演者の望月衣塑子さん(東京新聞記者)が、自身の著書が原作になっている映画「新聞記者」について、こんな話をし…

女性議員に立ちはだかる「5つの壁」

3月から隔週金曜日に放送されている(という)TBS・CS放送の「政治をSHARE」という対談(いや鼎談)番組を一週遅れで見た。YouTube配信はありがたい。今回のテーマは「女性議員は増えちゃダメ? 立ちはだかる5つの壁」。進行は久保田智子アナ。ゲストは国民…

「従軍慰安婦」から「従軍」を削除すること

先週新聞を読んでいて小さな記事が気になってはいた。中学・高校の社会科教科書の記述から「従軍慰安婦」の「従軍」が削除されるというのである。慰安婦「従軍」を削除 教科書訂正を承認 文科省 | 毎日新聞 「従軍慰安婦」「強制連行」5社が教科書訂正 政府…

「じゅんみま」と「みまじゅん」

……NDANDANDANDANDANDAND…… これは確か、民族楽器の演奏家(…という肩書きでいいのかどうか)若林忠宏さんがどこかで聞いた話として紹介していたと思うが、上のアルファベットの連なりを「読んでみてください」と言われると、三通りの読…

澁谷知美氏の話

澁谷知美『日本の包茎 男の体の200年史』(筑摩書房 2021年2月)という本が話題になっている。当初は、題名が刺激的なので、本屋で見つけても手に取れるかなあ?くらいの印象だったが、土曜に、毎日新聞で詩人の渡邊十絲子さんが取り上げているのを読んで…

選択的夫婦別姓のこと

名前の文化は興味深い。日本の名前にも、出自をはじめ、いろいろとおもしろいネタが多いが、世界でも、たとえば、ビルマ(ミャンマー)の人には代々継承されるような姓がないとか(必要な場合、両親いずれかの名と自分の名が併用される)、ロシアだと、名(…