ペンは剣よりも強く

日常と世相の記

東京五輪パラリンピック

「車いす少年の違和感」

昨日のブログでも引用した前自民党幹事長で元総裁の谷垣禎一氏についての毎日新聞の記事。台所のテーブルの上においたままだったので、一面トップのこの記事の見出しを見かけるたびに違和感を抱いていた。 「こういうのが障害者なんだ」――これは谷垣氏自身の…

政局ばなし

8月22日の横浜市長選で自民候補が落選したことで「スガ政局」が動き始めた。ジャーナリストの佐藤章さんによると、スガ首相は、昨日8月24日に始まったパラリンピックが終わる9月5日を待って、 9月 6日(月) 衆議院解散 9月12日(日) 緊急事態宣言終了 9月1…

雷雨とパラリンピック

役所や農協の諸々の手続に結局一日かかってしまう。午前中、突然の雷雨に見舞われ、役所で足止めされる。雨宿りしているうちに、そういえばと、自宅2階の窓を開けたままだったことに思い至り、昼に帰宅した折り、おそるおそる部屋をのぞいてみると案の定…。…

「トリアージ政権」 の錯乱

スガ政権が感染爆発に直面し、苦し紛れに打ち出した中等症以下の「自宅療養」方針。何と、身内(公明党・自民党)からも撤回を求められる錯乱ぶりだ。これは「国民皆保険」の放棄、「棄民」政策だと呼ぶ人もいるが、スガが政権発足時に掲げた「自助(・共助…

五輪ボランティアのこと

映像で見ると、東京五輪のボランティアはみんなTOKYO 2020の文字の入った青色のポロシャツを着ている。このユニフォームを着て縁の下の力持ちとしてオリンピックを支えている。そのことに誇りを感じていたはずだ。今はどうなのだろうか。 あるボランティアの…

「地の利」と「不公平」

オリンピックに「地の利」というのはあるのかも知れない。こんな高温多湿な悪条件で競技に臨む選手たちからすれば、こういう気候に「慣れている」ことは大きなアドバンテージだろう。しかし、ある選手は自由に練習できるのに、他の選手は練習時間さえ制約さ…

アメリカ人のテレビ離れ

暑い日が続く。夏だから当たり前なのだが、コロナの感染爆発もあり、こんな中でよくオリンピックなどする気になったなと改めて思う。特に屋外競技。選手や関係者、ボランティアの人たちは気の毒だし心配だ。トライアスロンなどは、去年から水質に問題大あり…

過去の嘘 現在の嘘

むかし吉村徳蔵さんという高校の歴史の先生がいた。直接お会いしたことはないが、歴史教育者協議会という団体の副委員長を務めていたので、その筋では有名な人で、著書も何冊かある。最晩年の著作に、自身の半生を振り返った生徒向けの講演の記録があり、8月…

ゴミ箱のロールパン

「あげるとこなくなりやめた自家菜園」(さいたま 影無さん) 7月19日付毎日新聞の「万能川柳」の句。そうならないよう(?)週に1度くらいは「お裾分け」をしている。昨日野菜を届けたお宅のおかみさんは、数年前までは元気に自転車に乗って買い物もできた…

「じゅんみま」と「みまじゅん」

……NDANDANDANDANDANDAND…… これは確か、民族楽器の演奏家(…という肩書きでいいのかどうか)若林忠宏さんがどこかで聞いた話として紹介していたと思うが、上のアルファベットの連なりを「読んでみてください」と言われると、三通りの読…

1940年 幻影の東京五輪との類比

先週から始まったオリンピックは1964年の東京大会と比較されることが多い。実際、今大会の誘致に動いた人々の頭の中は、「1964年の東京大会を、もう一度」だったし、自分も何となくそう思ってきたが、時代の前後を含めれば、本当に比較すべきは、64年大会で…

時事スガ川柳 五輪編

オリンピック開催のさなか、国内にも選手村にもコロナ感染が急拡大し医療現場を逼迫させている。経験したことのない暑さに苦慮する選手も多い。東京五輪への懐疑と危機感を押し流すかのような(押し流したい?)五輪報道があふれかえっているが、そんな中で…

東京五輪の開会式のこと

東京五輪の開会式。小生は少ししか見ていないのだが、総じて評判があまり芳しくない。昨日出先で会った人は酷評していて、NHKの紅白歌合戦ばりのノリでつくられたものを見せられているような感じだと言っていた。昨夜TBSの番組「新・情報7daysニュースキ…

手を組むヒトラー 腕を組むスガ 

毎朝仏壇にご飯とお茶を供え、母親の写真を拝む。葬儀で写真が必要になったとき、母親は笑顔で写っている写真が少なかったので、探すのに苦労したが、葬儀屋さんがそれらしく仕上げてくれてありがたかった。以後、ずっとこの写真が母親の「基本的」肖像とな…

辞職ドミノの向こうで

パソコンを開くたびに「辞任」や「辞退」のニュースを目にしてうんざりさせられる。今回、開閉会式の演出担当だった小林賢太郎氏の場合は「辞任」ではなく「解任」である。過去にホロコーストを笑いの一部に取り上げたことが咎められたかたちだが、何か問答…

利己心と五輪

昨夜大ネズミが船から逃げ出したようだ。いやあ、呆れた。この大ネズミ、今度は腹も痛くないらしい。天皇が出席する開会式に組織委員会の「名誉最高顧問」が出なくていいんだったら、他にも「逃亡」する輩が出てくるのではないか。ひょっとしたらバッハまで…

「泥船」の出航

「大船」に乗ったつもりが実は「泥船」だった――いやまあ、「泥船」は言い過ぎだが、最大限好意的な表現を使ったとしても、出航前からこの船は完全に舵が壊れていると思う。 迎賓館でバッハの歓迎会をやるなど、一部の国民からすればケンカを売られているよう…

東京五輪「打ち切り」の可能性

〝東京五輪、選手村クラスターで前代未聞の「打ち切り」になる?〟 ――ずいぶん「刺激的」で大げさな見出しである。人によっては「悪意」を感じるかも知れない。しかし、すでに選手村からは少なくとも61人のコロナ陽性者が出ているとされている(日に日に増え…

スポンサー・ファースト 鹿嶋市の場合

「『福祉のよろず屋』ぽれぽーれ」さんがTwitterで驚くべき事実を紹介している。 東京オリンピックの競技は多くが無観客開催だが、茨城県は「学校連携観戦チケット」による地元の児童生徒の入場を受け入れることを表明している。鹿嶋市はサッカーの会場にな…

これで開催するのか、東京五輪

五輪開会式の音楽担当を務める小山田圭吾氏が過去に障碍者に対し悪質な「いじめ」をしていた件。どうしてこんなタイミングでとも思うが、いくら大昔の失態・悪行とはいえ、のちにそれを自ら堂々と笑い話として話すこと自体、後悔や反省の気持ちがあるとは思…

バッハの顔がこわばるとき

Web上で「#次にバッハ会長がしそうなこと」というハッシュタグがトレンドになっているという。どれどれと眺めてみると……。うーん、みなさん、さすがだ。News about #次にバッハ会長がしそうなこと on Twitterたとえば、 〇「広島訪問中、フクシマと言い違う…

バッハの失言 笑って許せない理由

昨日(7月13日)のIOCのバッハ会長の失言。もう心中、半年後の次の「接待」地の方に関心が向いていたからだろうか。中には「凍り付いた」人もいたのではないか。去年10月、スガ首相が訪問先のベトナムでASEAN(東南アジア諸国連合)を「アルゼンチン」と言い…

ジョコビッチの「半々」

梅雨明け間近となった。 今朝赤くなった庭のトマトを捥ごうとしたら、枝にアブラゼミがとまっていることに気づいた。ニイニイゼミが6月の下旬に鳴き始めたのには気づいていたが、いよいよアブラゼミの順番になったかと思った。…と、朝食を食べ終えたら、今度…

「You Are Not Welcome!! GET OUT!」

よいニュース。文部科学省は「教員免許更新制」を廃止する方針を固めたとのこと。この先もずっと「選挙前」だったらいいのに(笑)。 これは「アベ政治」から決別する一つの嚆矢ではないか。そうしないといけないと強く思う。 (教員免許更新制廃止へ 文科省…

総理大臣の「やらせ」記者会見

高校時代の教育実習生に笑える人がいた。確か慶応の学生と言ってたと思うが、帰りのホームルームかなにかで、「明日の授業、最後なんで、先生方がいっぱい見に来ます。そこで、私がこういう質問をしますので、答えてくれる人、はい、あなた、じゃあ、こう質…

「無観客なら安全」の欺瞞

政府が4回目の緊急事態宣言の発令を決め、オリンピックの一都三県の無観客開催が決定された昨晩、またしても、本当にまたしても、酒類提供の自粛を要請される東京都内の飲食店と酒類の卸業者、せっかく手に入れたチケットをふいにされた人など、多くの人びと…

「五輪の政治利用」 アベの「論理」

アソーの「何様?」答弁につづく、アベの「トンデモ」発言――両名ともこの国の総理大臣だった人である。驚き呆れるばかりだが、他国の政治家諸氏にならい、もう引退して「回想録」でも書いたらどうかと思う。能力がなくとも口述筆記で何とかなるだろうし、そ…

野口健氏の警鐘「遭難の典型的パターン」

山登りが好きな友人が「一緒に行こう」と誘うので、むかし何度か登山をしたことがある。奥穂、北岳…。高所恐怖症のきらいはあるが、山頂から見る大パノラマは確かに雄壮で、登山愛好家たちの気持ちが少しはわかった。夜に見た星空もまた忘れられない。「満天…

スガ首相の「内奏」

清水有高さんの「一月万冊」で清水さんと佐藤章さんとの対談を見ていて、6月22日(火曜)に総理大臣が天皇に国政の報告をする「内奏」があったことを知った。この「内奏」、戦中の「上奏」を連想してしまい、よいイメージがわかないが、1973年当時の首相(田…

宮内庁長官の「拝察」のこと

6月24日の宮内庁の定例記者会見で、「拝察」というオブラートにくるんだ言葉で天皇の「心境」を伝えた西村・宮内庁長官の「間接話法」が波紋を呼んだ。 「…オリンピックを巡る情勢としまして、天皇陛下は現下の新型コロナウイルス感染症の感染状況を大変ご心…