ペンは剣よりも強く

日常と世相の記

LGBT

「俗世」は品格のないニュースに事欠きません

先日叔母が亡くなり通夜に行ったのですが、最近は読経が済むと僧侶が挨拶というか、法話をすることが多くなってきた感じがします。話の内容はある程度定型化されているかも知れませんが、次の日(告別式)のこともあるし、参列者を前に何を話すのかは、なか…

杉田水脈氏と「生産性」

「人的資源」とか「人流」とか、人をモノ扱いするような言葉に出くわすと嫌な気分になります。「生産性」という語を人に当てはめ、その有る無しで人を分類するとき、ここにも人をモノ扱いして気に留めない差別性が滲み出ているように思えます。小生個人にと…

杉田水脈氏の政務官起用について

今回の岸田政権の内閣改造を見ていて感じたこと――「内輪の論理」。 「外面だけ取り繕う」という言い方もありますが、今回は「繕う」気も見えません。あるいは、「ダブルスタンダード」という語もあり、これは「二重規範(二枚舌)」という意味で、日本政府の…

小田原と吉祥寺 夏

今度の日曜に投票日が迫る参院選。今、選挙戦たけなわですが、二つの演説の動画を見ました。短い場面が切り取られたものだということには留意しなければいけませんが、一方には、落胆、他方には、快哉です。 まず、アベシンゾーの元秘書官で、あの千葉県の加…

政権党に巣くう病

先日の市民有志による参院選の政党別調査「みんなの未来を選ぶためのチェックリスト-参議院選挙2022-」で、自民党の性的マイノリティに対する嫌悪感の一端を知りましたが、こうした感情の醸成に一役かっていると思われるのが「神道政治連盟国会議員懇談会…

ある参院選公開質問状を見て

参院選東京選挙区に自民党から立候補している「おニャン子」候補が、NHKが候補者に尋ねたアンケートに対し、あまりに「無回答」が多く、ネットで話題となっています。いくら何でもと、その資質を疑いたくなりますが、現段階での情勢分析によれば(あてにはな…

「辺境の国」の自己認識

日本を「経済大国」だと自認する人は多いようです。何せ名目GDPは米国、中国についで第3位という話です(一人あたりに換算すると20位以下ですが)。他方で、日本を「先進国」だと思う人の方はどうなのでしょうか。小生には若い世代になるほど少なくなってい…

子どもと若者の性教育のこと

ネットの記事を眺めていて、あとで読もうと思い「拾って」おいた「性教育」の記事(論考)を昨日読みました。フェミニズム研究者の清水晶子さんによる、昨年、2021年3月2日付の記事です。 日本の性教育の転換期に考える、真にヘルシーな性教育とそれがもたら…

小池さんと森さん 昨日の参院代表質問から

法務局で相続登記の手続きをしたら、後日重要な不備を指摘されてしまった。昨日は雨ぶりだったので終日居間で書類を探しながら、父親のいらなくなったものを処分することにした。「見てはいけないもの!」もいくつか目にしたが、写真や姪っ子が送ってきた年…

LGBT法案とIOCのこと

昨日(5月30日)、東京・永田町の自民党本部前で抗議デモがあった。自民党が(政府方針や世論に反して?)「LGBT理解増進法案」の今国会提出を断念する意向を示したことを受けてのもの。LGBT「差別なくすための法律を」 自民本部前でデモ:朝日新聞デジタル …

「生き合う」世の中に

当初は大阪の小学校の校長が実名で、市の教育行政への「提言書」を市長に送ったことについて書くつもりだった。かつて学校で働いていたものとして、非常に共感し、感銘する内容だったからだ。 5月20日付朝日新聞デジタルより部分引用を許されたい。大阪市立…

LGBTと自民党 & 愛知リコール署名不正

数日前のブログに、「…知らぬ間にその「価値観」が「倫理観」や「道徳観」に置き換わって善悪の基準などに転化すると、これは「差別観」とどこがちがうのかと思えてくる。」と書いたら、その事態を目の当たりにすることになった。 自民党は昨日(5月20日)、…

2013年「ビッグ・ゲイ・レインボウ」演説

知る人ぞ知る、ニュージーランドのモーリス・ウィリアムソン議員が2013年4月16日に議会で行った「ビッグ・ゲイ・レインボウ」演説の動画を8年遅れで昨日見て、当世日本のLGBT(性的少数者)と政治について改めて考えさせられた。 当時ニュージーランド国民党…