ペンは剣よりも強く

日常と世相の記

軍事・防衛

ある参院選公開質問状を見て

参院選東京選挙区に自民党から立候補している「おニャン子」候補が、NHKが候補者に尋ねたアンケートに対し、あまりに「無回答」が多く、ネットで話題となっています。いくら何でもと、その資質を疑いたくなりますが、現段階での情勢分析によれば(あてにはな…

ある街頭演説 横浜・夏

昨日(6月26日)横浜で麻生太郎・自民党副総裁が街頭演説に立ち、若い人々へ向けて「自分の国を自分で守るという意識がない国はあっという間に終わる。……自分の国を守るために戦う……という意識が抑止力になる」ことを「頭に入れ」ておくように、と述べたとい…

ウクライナ戦争の終わり方 孫崎亨さんの話

ジャーナリストの神保哲生さんが識者にインタヴューする好評企画。今回は、元外交官で評論家の孫崎亨(まごさき うける)さんから話を聞いています。 戦闘が始まってはや4ヶ月、現下のウクライナ戦争はまったく終結が見通せません。神保さんの話ではなお1日100…

「国のために戦いますか?」

「もう二度と戦争はあってほしくないというのがわれわれすべての願いですが、もし仮にそういう事態になったら、あなたは進んでわが国のために戦いますか」――こう訊かれて、「はい」と答えた人の比率は、日本の場合(2017~20年)、13.2%と世界79カ国中最低…

元名護市長・稲嶺進さんの記事

今日、沖縄は日本復帰50年を迎えました。50年前には、小生の住む千葉県の田舎の役場にも「沖縄返還」の垂れ幕が掛かっていて、毎日学校の行き帰りにそれを見ていた覚えがあります。しかし、それがどういうことなのか、子どもにとっては、何かめでたいことら…

憲法施行75年

内田樹さんが昨日(5月2日)のブログで、ロシアと日本に共通しているのは「未来のあるべき姿」を提示できないことだと書いています。ロシアと日本 衰運のパターン - 内田樹の研究室……外形的な数値ではまだ日本の方がまさっているけれど、長期低落傾向に伴う…

見切られるか、虚勢の核武装論

最近の円安を見ていてると、その筋に「見切り」をつけられたように思うのですが、とにかく底なしで、歯止めがきかない感じです。為替相場は1月・2月はだいたい1ドル115円前後で動いていましたが、3月中旬以降116円台に入ると、ほぼ一本調子で下がり始め、今…

善悪二元論的報道へ

ロシア軍の侵攻から40日余が過ぎてウクライナ各地の状況が次々と明らかになり、世界中からロシア・プーチン政権を非難する声が上がっています。この目を背けたくなる惨状を見たら、誰でも当然のことと思います。ウクライナのゼレンスキー大統領は、破壊され…

O.ホメンコ『ウクライナから愛をこめて』

著者のオリガ・ホメンコさんは東京大学の大学院に留学したことがあり、現在はキエフの大学で日本の歴史を教える親日家で、作家、ジャーナリスト、翻訳家だそうです。本書はウクライナ人の著者が日本語で書いたエッセイ集ですが、その温かな視線によって綴ら…

山本太郎の安全保障論

れいわ新選組の山本太郎さんは勉強家だと思う。いやまあ、国会議員なんだから、これが普通で、他にもこういう議員は多いと言われればそれまでだが、この国では、あまりに知性のない、それゆえにか妄言暴言を口走り恥じることのない政治屋が跋扈し、さらに、…

シャンシャン(香香)と対中外交

今年双子の弟妹が生まれてお姉さんになった(日本的な物言いかも知れないが…)上野動物園のジャイアントパンダのシャンシャン(香香)を久しぶりに映像で見た。2017年6月に生まれたので、もう4歳ということだが、ずいぶん大きくなっていた。母親の後ろをちょ…

戦場から帰る兵士たち 

「月命日」(月忌)というのはあまり気にしてこなかったが、先日知人に母親と父親の月命日が続いていると言われて、「ああ、そうだ」と気づいた。 今日、父親の忌日。一月の早かったことを思う。 亡くなった人と向き合うに、アフガニスタンから帰還したアメ…

スガの訪米について

先延ばしになっていた日米首脳会談が4月16日(アメリカ現地時間)に迫ってきた。この時期になぜ日米のトップが(オンラインでなく)直接会談する必要があるのか。また、なぜ日本でなくアメリカで、なのか。おそらくアメリカ側よりも日本側の都合の方がより強…

小泉悠『「帝国」ロシアの地政学』

小泉悠『「帝国」ロシアの地政学 「勢力圏」で読むユーラシア戦略』(東京堂出版 2019年6月) なかなかおもしろかった。著者の小泉さんはテレビでコメントする姿を何度か拝見したが、筋立てて話す様子が印象に残っていた。確かに「軍事オタク」の片鱗も見せ…

「政治的仮病」

自ら「過去の人」となることを宣言した人物をなお「叱責」するより、「悪夢」だったと思って早く忘れたい————でも、こういう「感覚」が政治家を無責任にし続けてきたのだろう————こういうのは自分の中にも少なからずあることは否定できない。 アベが辞任を発…

イージス・アショア撤回、なぜ?

6月15日に突然河野防衛相がイージス・アショアの配備計画“停止”を発表した。そのこと自体に異議はないが、ブースター、ブースターと言われても、納得のいく理由の説明にはなっていない。なぜ、今? しかも、アベ首相でなく河野防衛相から(河野の独断でやっ…