ペンは剣よりも強く

日常と世相の記

内田樹

岸田劇場・第二幕 幕引きに四苦八苦

※タイトルを改めました。 内田樹さんがtwitterに安倍国葬に反対する理由は、「この政治家が日本の国益を深く損なったと判断しているから」として、2年前に自ら書いた記事を引いています。既読感はありましたが、一通り読んで、改めて安倍氏の所業の罪深さを…

小田嶋隆さんを偲んで

コラムニストの小田嶋隆が亡くなったことを知りました。日経ビジネスに連載していた「ア・ピース・オブ・警句」は、小生には少々冗長な感じもありましたが、「おしゃべり」のごとく繰り出される諧謔性が好きで、楽しみにしていたコラムでした。その後、病気…

参院選 内田樹さんの記事2つ

「内田樹の研究室」に昨日(6月19日)付で2本の記事が掲載されていて、興味深く読みました。1本めの『週刊金曜日』に10日前に寄稿したという記事には、「おっ!?」と思いました。 昨年秋の衆院選について、個人的には、自民党が選挙前に総裁選を設定し、メデ…

憲法施行75年

内田樹さんが昨日(5月2日)のブログで、ロシアと日本に共通しているのは「未来のあるべき姿」を提示できないことだと書いています。ロシアと日本 衰運のパターン - 内田樹の研究室……外形的な数値ではまだ日本の方がまさっているけれど、長期低落傾向に伴う…

維新躍進のこと

今回の衆院選で、維新の会は自民批判票の受け皿になったと言われる。全体の数字から見ると、確かにそうなのかも知れないが、それにしても当選者の政党別の地図を眺めると、大阪がまるで「独立国家」のようで、その「維新王国」ぶりが際だっている(バチカン…

二階発言と政局について

昨日の自民党の2F幹事長の発言が波紋を呼んだ。TBSのCS番組の収録で番組司会者から「中止の選択肢もあるのか」と問われ、「これ以上とても無理だということだったら、これはもうスパッとやめなきゃいけない」 「オリンピックでたくさん蔓延(まんえん)さ…

内田樹さんの「安倍政権時代の総括」

“フライング”が物議をかもしたが、昨日28日に「予定」どおりアベが辞任発表して「事なきを得た」(笑)内田樹さん。「内田樹研究室」にupされた「安倍政権の7年8カ月」を読んだ。 アベの個人的資質はさておき、“アベ”が象徴する時代の日本が他国からどう見…

28日の記者会見で……?

昨日(8月26日)内田樹さんのところに新聞社2社から「安倍政権の総括」の原稿依頼があったそうだ。28日の記者会見で「辞任表明するのでは」ということなのだが、こういう情報が公然と流れると、逆に信ぴょう性が落ちる気もする。どこの新聞社か知らないが、…

「腐った肉」は我慢ならない 「内田樹研究室」訪問記

「内田樹の研究室」に白井聡『武器としての「資本論」』(東洋経済新報社 2020年4月)の書評があることを知って、「訪問」してみた。内容の要約などはそもそも期待していない。内田さんに“引っかかった”白井さんの文章(表現)が何かに興味関心があった。 ど…

内田樹さんの提言

文春オンラインに「「無策な安倍政権」をいまだに支持し続ける人がいる理由――内田樹の緊急提言」が昨日付けで配信されていることを知った(もともとは『週刊文春』2020年4月9日号の記事らしい)。一週間前のインタヴューの記事に重なる部分もあったが、こち…

内田樹さんへのインタヴュー

内田樹(たつる)さん。「フランス文学者」という紹介もあるが、私の認識ではレヴィナス研究者(哲学者)・評論家。前神戸女学院大学教授。「街場の〇〇」シリーズで知られ、該博で鋭く、楽しい評論をされてきた。私もファンのひとりである。 たまたま見つけ…