ペンは剣よりも強く

日常と世相の記

追悼

見田宗介『宮沢賢治 存在の祭りの中へ』

社会学者の見田宗介さんが4月1日に亡くなったことを知りました。 <評伝>希望のリアリズム、表現 社会学者・見田宗介さん死去:朝日新聞デジタル むかし見田さんの『宮沢賢治 存在の祭りの中へ』(岩波現代文庫版 2001年)を読んだら、無性に「賢治」に会い…

日中印3国による停戦仲裁を

今日は短く。 昨日ウクライナの衝撃的な状況が映像で紹介されていました。映像処理が施されているとはいえ、惨い映像には目を背けてしまいます。これは実画を見たわけではありませんが、後ろ手に縛られて射殺されたとか、遺体には地雷が付いていることもある…

『戦争は女の顔をしていない』

NHKの「100分de名著」のシリーズでも取り上げられていた、スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ『戦争は女の顔をしていない』が、再び読まれているという話を知りました。番組の講師役だった沼野恭子さんは毎日新聞の取材を受けて、「アレクシエービッチ氏は…

歴史は何の役に立つのか?

明日は3月11日。 あの日の夜、真っ暗になった道を灯りがひとつ、またひとつと、学校に向かってきて、最後の生徒を送り出してから慌てて自宅に戻ると、家の中は無茶苦茶になっていましたが、家族は無事でいてくれました。津波や原発のことを知ったのはその後…

石原慎太郎氏の死去と「歴史戦」

昨夜7:00のNHKニュースを見たら、石原慎太郎氏の死去をトップで伝えていてやや驚きました。他のニュースとの兼ね合いやニュース・バリューもあるのでしょうが、最近のNHKらしさがよく現れているようにも感じました。 慎太郎氏の経歴や「肩書き」はいくつか…

LiLiCoさんと母親

マルチタレントとして活躍するLiLiCoさんは、父親がスウェーデン人、母親は日本人だという。10年前に亡くなった母親を回想する記事を読み、小生も、昨年父親が亡くなったときに弔問客から生前の父親の知られざる一面をいろいろと聞いたことを思い出した。 家…

中村哲さんの二周忌に

中村哲さんが亡くなった2019年12月4日から2年。今年3月20日に川崎市国際交流協会が主催した「地球市民講座」で、中村さんと親しかったという前駐日アフガニスタン特命全権大使のバシール・モハバット氏が行った講演の抄録を読んだ。部分引用を許されたい。ht…

金平茂紀『筑紫哲也『NEWS23』とその時代』

金平さんの『筑紫哲也 『NEWS23』とその時代』(講談社)を読了した。楽しいことばかり書いてはなかったが、一気に読んだ。 先日来、金平さんのインタヴューのことや筑紫さんの最後の「多事争論」(先日の引用と金平さんの本書での引用がちがうのだが…)のこ…

2008年3月28日「多事争論」より

金平茂紀さんの『筑紫哲也NEWS23とその時代』を読んでいる。食卓上においたまま、食後に少しずつ読むことにして、昨日6章まできた。 「おかげ」でテレビをいっそう、というか、ほとんど見なくなった。ジャーナリストの筑紫さんが「越境」してその可能性に挑…

山口4区と安倍二代

なおも倉庫に眠るという8,300万枚ものアベノマスク保管費用が8ヶ月で6億円とか(この金額はおかしくないか? どういう倉庫に保管するとこんな金額になるのだろうか…?)、もはや総理大臣でもないアベシンゾーの24時間警察警護の人件費が2億円(必要なら私費…

やっと晴れて

一昨日から昨日のこと。 法務局に行き「法定相続情報一覧図」を申請する。これは、誰が被相続人(亡くなった人)で誰が相続人か、シンプルにわかって大変便利。役所で戸籍謄本など必要な証明書類を集めなければならない手間はあるが、一回つくると何枚でも無…

「日本という牢獄」

葬儀明け。納骨まで終わって一区切り。葬儀に参列した方々が父親の遺影を見るとみな表情を緩めていたのが印象的だった。父親のお骨は足も腕もしっかりしていて、すんなりと骨壺に収まらないほどだった。長い間、本当に本当によく働いたと思う。安らかに休ま…

100分de名著『戦争は女の顔をしていない』

さすがに弔問客は一段落したと思って、届け出や買い物などで外出したら、その間、意外にも来宅されていた人がいたりする。昨晩、弔問にいらした方は、留守中に2度も来宅されたと聞いて恐縮してしまった。 東京から夫婦で移住してきて10年というこの方、父親…

父親の逝去

昨日の午前2時半頃に目が覚めた。前日にコロナワクチンを打ったせいで肩に痛みがあり、寝返りをうつのに難儀して、うまく寝付けなかった。しばらくネットでニュースを眺めることにして、程なくすると電話が鳴った。父親が心肺停止という連絡だった。慌てて病…

テレ朝の明日

テレビ朝日は1977年まではNET(Nippon Education Television)テレビという名で、元々は教育番組や教養番組を専門に放送するテレビ局として出発した(はずだった)。それを認識したのは、会社四季報か何かで、筆頭株主が旺文社であることを知ってからだ。確…

森友ヒアリング & 祈りの日

昨日の第54回「森友問題再検討チーム」ヒアリングを見た。いやまあ、どいつもこいつも……という感じだ。あの大臣にして、この財務省ありか。いや、総務省、農林省、経産相……、今やどこもそうなのかもしれない。歴代の総務大臣もNTTから接待されていたようだし…

老犬、天寿を全うす

昨日妹から電話があり、飼っていた老犬(Qとしておく)が亡くなったと告げられた。17歳だった。ずっと心臓が悪く、カンフル剤でもたせているということだったが、遊びに行くと、昔と変わらずはしゃいでいて(歓迎してくれて)、とても病気という感じはしなか…

中村哲さんの一周忌に寄せて

「カカ・ムラド」 ——「ナカムラのおじさん」。アフガニスタンで中村哲さんはこう呼ばれていたという。そう思って聞くからだろうか、いい響きがする。 アフガニスタンで人道支援活動を続けてきた中村哲さんが銃撃され、運転手や護衛とともに死亡した事件から…