ペンは剣よりも強く

日常と世相の記

アベ疑獄

「爺はまだ忘れない」

今朝新聞(毎日)を眺めていたら、川柳欄に、 コノハゲー爺は一生許さない(日立・北の馬場さん)というのがあり、笑ってしまいましたが、「一生許さない」というほど根に持たないまでも、わずか一年かそこらで忘れていいはずがない問題があります。 今「解…

「夫は守られなくて、佐川さんは守られた」

「森友」問題にかかわる財務省の公文書改竄と関係者の人事異動により、自分一人に責任が押しつけられると鬱病を発症し、命を絶った近畿財務局職員・赤木俊夫さん。妻の雅子さんが、夫の死の真相を知るため、当時の財務省理財局長・佐川宣寿(のぶひさ)氏を…

「この程度の国民に……」

「この程度の国民には、この程度の政治家」――小生は、これは、かつて自民党宮沢内閣で副総理だった故渡辺美智雄氏の発言だと思っていました。実際、30年以上前にこのように言っていたのを聞いたような記憶もあるのですが、Webで調べても引っかからないので(…

内閣・党役員人事より調査と決別を!

安倍氏殺害事件をきっかけに、統一教会がこの国の政治、とりわけ自民党の中枢に深く関与していることがわかってきました。「関与」というより「(マインド)コントロール」と言ってもよいような深刻な状況に思えます。端からはそう見えるのですが、中にいれ…

「そんたく」とは「共謀・共犯」のことか?

連日の暑さと連日明らかにされる統一教会報道にはゲンナリします(「真相」が報道されること自体はよいのですが、その内容には唖然、慄然とさせられることが多いです)。“統一教会汚染” とも呼ぶべき、特に自民党の、とりわけ清和会(安倍派)の国会議員たち…

「国葬」の記憶

吉田茂元首相の国葬が行われた1967年10月31日の記憶は、小生にはありません。父親が生きていたら、何か覚えていたかも知れませんが、テレビは天気予報とプロ野球くらいしか見なかった人だし、そもそもこの頃、家にはまだテレビがなかったような気もします。 …

どっちがどっちに利用され……

昨晩ぎりぎりで更新したばかりなので、今日はほんとうに短く。 東京地検特捜部が昨日(7月26日)東京オリンピック組織委・高橋治之(はるゆき)元理事(みなし公務員 電通)の家宅捜索に入りました。この汚職事件、紳士服メーカーAOKIの前会長が元理事側にコン…

政治家はカルトとの関係を断つ気があるか?

父親の一周忌が近づき、自宅で法要をするので、昨日から庭木の剪定を始めたのですが、今日は朝から雨ぶりで気持ちを挫かれそうになりました。それでも、昼前に雨は上がったので、早めに昼ご飯を食べて、昨日の続きを始めました。夕方前には何とか終わり、ホ…

勝共と売国

今日は本当に短く。 昨夜のBS-TBSの番組「報道1930」にかかわるTweetを眺めていたのですが、これはちょっと衝撃的でした。本日(7月23日)10:00からYouTubeで放送の録画が見られそうなので、是非見ておきたい内容だと思っています。「現物」を見ていないの…

これは「民主主義への挑戦」なのか?

8日に安倍氏が銃撃されて亡くなった件をめぐり、メディアや政治家たちから「言論の自由の封殺、民主主義への挑戦」という言説があふれていることには違和感をもっています。警察発表によれば、逮捕された容疑者の話から出てくる動機に、政治的意図を感じさせ…

「国のために戦いますか?」

「もう二度と戦争はあってほしくないというのがわれわれすべての願いですが、もし仮にそういう事態になったら、あなたは進んでわが国のために戦いますか」――こう訊かれて、「はい」と答えた人の比率は、日本の場合(2017~20年)、13.2%と世界79カ国中最低…

「富ヶ谷殿」と「天の声」

哲学系ユーチューバーのじゅんちゃんさんが自身の動画で、桜を見る会前夜祭にサントリーが酒類を無償提供した件をとりあげ、いいかげん「あの人」を起訴しないと、法治国家の瓦解は止まらないと言っています。 5月31日付「哲学入門チャンネル」から文字起こ…

日本の斜陽化 「高学歴」篇

ロシア語を勉強していると、時々日本のことを「日出ずる国 Страна восходящего солнца」と呼んでいる場面に出くわします。ロシアに限りませんが、大陸の西方から見れば、東の端(極東)の島国・日本は太陽が最初に昇るところというイメージなのでしょう。呼…

参院選直前、スガ前総理、県立高校にて講演!?

今日は短く。 久方ぶりのガースーネタに「何ぞや」と思いましたが……。いや、さすがにこれはまずいと、当人はもとより普通は誰かが気づくものでしょう。神奈川県の教育委員会も学校も、どうなってしまったのか? そもそもスガ本人と事務所(秘書)は自分たち…

桜前夜祭の新疑惑

むかしの新聞記事か何かに、東南アジアの某国で(確か、この前大統領選があった国だと思いますが)、選挙にあたっての人々(有権者)の声を紹介するものがあって、その一人が、一族の誰かが知事や議員になれば、自分も仕事が回してもらえるからうれしい、と…

アビガンの治験打ち切りのこと

今日は短く。 元官僚で評論家の古賀茂明さんのYou-Tube動画で、『嘘つきシンちゃんの罪を忘れない』と題した最新号を拝見していたところ、えっ!? と思う話がありました。最近ウクライナのことばかりに目を向けていて、重大な話なのに全然気づきませんでした…

佐川氏の証人喚問を

昨日1月25日の衆院予算委員会での立憲・階しな議員が、国が認諾した赤木さんの裁判に関し、佐川元理財局長の責任について質問していました。以下の動画から概要を起こしてみます(47分40秒過ぎから)。衆議院 2022年01月25日 予算委員会 #02 階猛(立憲民主…

国家賠償法・1条 2項

国が認諾した赤木さんの訴訟について、社民党の福島瑞穂議員が先週の1月21日参議院の代表質問でふれていてオッと思いました。該当部分を起こしてみます(11分28秒頃から)。【2022.01.21参議院本会議】福島みずほ代表質問〈会派:立憲民主・社民〉 - YouTube…

「50点狙って0点」「北方領土問題」のこと

「桜を見る会」の前夜祭について、公職選挙法違反容疑(寄付の禁止)で検察審査会から「不起訴不当」の議決を受けていたアベシンゾー氏を、東京地検特捜部は昨日12月28日、嫌疑不十分として再び不起訴処分とした。何とも釈然としない話だが、「嫌疑不十分」…

拡散希望 「認諾」では終わらない

毎日毎日束になって営業メールが届くのでうんざりするが、昨日貴重なメールが紛れていることに気づいた。勢い余って削除しないで本当によかったと思う。 赤木さんの裁判を支援してきた記者の相澤冬樹さんから届いた12月23日付「ニュースレター」に、先日、国…

まだまだ続くか 公文書偽造

この秋政界を引退した前衆院議長の大島理森氏がインタヴューに応じている。前自民党議員だったとはいえ、安倍菅政権時代の衆議院議長として、いくらなんでもこれは…と思う場面が度々あったと拝察する。12月25日付朝日新聞より。聞き手は上地一姫記者。森友「…

国が何億かけても隠蔽したい事実

図書館に本を返しに行ったついでに本棚を眺めていて、野上忠興著『安倍晋三 沈黙の仮面 その血脈と生い立ちの秘密』(小学館 2015年)が目に留まった。今さらと思いながら、数ページめくって読んでみた。同情など一切する気はなかったが、読んでいて「気の毒…

アベサギノミクス 2本の矢

国交省の建設受注統計のデータ改竄の件。デモクラシータイムスを見ていたら、経緯を示す年表が出ていてわかりやすかった。これに少々手を加えてみる(赤字の部分は当方が挿入したもの)。「森友」赤木さん訴訟 卑劣幕引きの国は統計もごまかし WeN20211218 -…

「認諾」と憲法

12月15日、赤木さんの損害賠償請求訴訟を国が「認諾」という卑劣な手を使って強引に終了させた件は、当事者の赤木さんでなくても、「ふざけるな」という思いだが、ジャーナリストの神保哲生さんが興味深いTweetをしていた。神保哲生 on Twitter: "憲法83条は…

キシアベ時事電話会談

久しぶりの戯れ言です。 ア:キー・シー・ダー・くん。 キ:もー、何ですかあ、電話なんかかけてきてぇ…。今、国会中ですよぉ。 ア:いいじゃないですか、昼休みでしょ。少し、お話ししましょうよ。ダメー? キ:5万円のクーポンの件がこじれて、今猛烈に忙…

映画「新聞記者」を見て

今日は短く。 2年前に公開された映画「新聞記者」を見た。モリカケや山口敬之の逮捕状もみ消しなど、アベ政権時代の「現実」が幾つも重なり、虚実ないまぜになっているが、率直に言ってよくつくったなと思う。主演の松坂桃李さんとシム・ウンギョンさんの二…

Dappi 問題 続報

新月のときに種を植えるといいよという話を聞いて、それではと、新月だった今月6日に種を植えたそら豆が、先週後半に芽を出し、至って順調に生育していて喜ばしい。あとはアブラムシに気をつけないといけないと思っていたら、気温が下がってきて夜冷えている…

「やっと女性が現れた…」 赤木さんの手紙

今日は短く。 れいわの山本太郎さんの東京8区立候補断念のことは他の方々がたくさん書いているので、もうひとつ別のことを。 国会が開会し、ますます岸田首相の「口先男」ぶりが露わになっている。自民党の総裁選に名乗りをあげた頃の勢いは、もはや見る影も…

白井聡さん「総裁選に寄せて」

誰が勝っても政局の狼煙になると言われた横浜市長選が行われたのが8月22日。地盤である(はずの)横浜で、自らの推す候補が敗れ「惨敗」を喫したかたちのスガ首相が、八方塞がりで自民党総裁選への出馬をついに断念したのが9月3日。それから1ヶ月近くにわた…

高市早苗はアベシンゾーである

自民党の総裁選など、基本的には勝手にやってろと思って眺めているが、当初「泡沫」「かませ」候補とみられていた高市が、アベの支持する意向が明らかとなるや、俄然▲ダークホースから〇対抗馬に格上げされていく状況には驚かされる。もし、高市を総裁に選ぶ…