ペンは剣よりも強く

日常と世相の記

スガ川柳 プラス

 Twitterを眺めていて浮かんだもの。ネタ元のみなさんに感謝。

・驚いた!「生活保護」があるじゃない?
・「扶養照会」義務じゃないならやめりゃいい!
・仕事中寝てたら世間じゃクビだけど
・国会のイスもベンチにしたらいい
・国会にパジャマ着て来い!自民議員
・「陳情」を聞くのに飲食いらんだろ?
・国民に「自助、自助」言ってて “年金“ か!?
・国民に「自助、自助」言ってて “機密費“ か!


 最後の機密費(内閣官房報償費)について、昨日1月28日の参院予算委員会で、共産党小池晃議員がスガを質した。この費用、名目上は官房長官が情報収集などに使う費用とされているが、いわゆる「つかみ金」で、開示を求めた市民の長年の取り組みの結果、2018年にやっと最高裁が一部開示を命ずる判決を出した(なおも支払先や具体的使途は不明示)。そのおかげで、スガが官房長官時代の8年近くのあいだに95億円超もの公金が支出されていること(総額)がわかった。

 1月7日付の日刊ゲンダイの記事から。

(2ページ目)【菅義偉】菅首相 官房長官時代に使った機密費“86億8000万円”の衝撃|日刊ゲンダイDIGITAL

しんぶん赤旗」(1月4日付)によると、菅首相が第2次安倍政権で官房長官を務めた7年8カ月(2822日)で支出した官房機密費は95億4200万円超。その約91%にあたる86億8000万円を領収書なしで菅首相が自由に使える「政策推進費」に振り分けていたことが、情報公開で判明したという。単純計算で1日平均307万円を使っていた計算だ。

 官房機密費は会計検査院に対しても支出先や使途を明らかにする必要はない。その中でも「政策推進費」は官房長官が自由に使途を決められる。いわば“つかみ金”だが、約87億円ものカネを一体、何に使っていたのか。毎晩のステーキ会食でも使い切れないだろう。
注目すべきは、昨年の自民党総裁選の直前にも巨額が引き出されていたことだ。菅首相が総裁選出馬を表明したのは昨年9月2日。赤旗によると、その前日に菅首相は機密費から9020万円を自由に使える「政策推進費」に振り分けていた。菅氏が首相に指名された9月16日に機密費の引き継ぎが行われたが、9月1日からの16日間で4820万円が使われていたという。まさか総裁選勝利のために機密費を使ったわけではないだろうが……。


 小池議員は、上の記事にもあるように、スガ(当時官房長官)が総裁選出馬を表明した前日の2020年9月1日から首相に就任した同16日の間に4,820万円が使用されたとして、「総裁選のために使ったと言われても仕方ないのではないか」と質した。これに対するスガの答弁は “当然” 「全否定」なのだが、すべては闇の中だから、国民には何も「わからない」。れっきとした “公金” なのに、億の公金を湯水のようにつかえて、その使途を一切問われないというのは、いくらなんでもおかし過ぎる。「機密」とはいえ、政治学者の山口二郎氏が指摘しているように、「20ないし30年後にはすべての書類を公開するというルール」ぐらいはつくって縛りをかけなければいけない。

https://twitter.com/260yamaguchi/status/1354758431492644864

 政治資金の収支報告も、カネをめぐる政治家の不祥事に対する国民の厳しい批判がなければ、そもそも報告義務さえなかったものだ。官房機密費とて同じこと。こうした重い扉をひとつひとつこじ開けてきた人々には本当に頭が下がる。
 残念ながら、この緊急事態宣言下に、政治屋どもは深夜まで飲食をし、国会で爆睡するなど、その習いに変わりがない。近いうちに後悔させてやりたいものだ。




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