ペンは剣よりも強く

日常と世相の記

放送業界

「永久顧問」と「永世名誉司会」

今日も「短編」で。 自民党議員の「保守団結の会」が一昨日(8月29日)、元々会の顧問で、先月亡くなった安倍晋三氏を「永久顧問」に選任したというニュースを知りました。 「考えをしっかり継承していく」安倍元総理を“永久顧問”に選任 自民党「保守団結の…

NHTK 日本放送統一教会

NHKが政権忖度(=グル)放送を始めるようになって久しいのですが、安倍氏が銃撃された翌日の7月9日土曜、参院選投票日直前であるにもかかわらず、NHKは急遽特別番組を仕立てて放送し、暴力によって、「言論が萎縮するというようなことだけは、あってはなら…

「教団国家」の「正統」と「異端」

Twitterを見ていて共感したことばがが幾つかあります。 まず、岩下啓亮さんの昨日7月12日付のTweet。引用をお許しください。 https://twitter.com/iwashi_dokuhaku/status/1546546076949573633国が「納税しろ、納税は国民の義務だ、消費税減税などもっての他…

斉加尚代さんの話

昨日の午後、畑で草刈りをしていたら、子どもたちがぞろぞろと下校してきました。4、5人の小学生が道ばたのソテツの周りに集まって何かを探しているようです。何だろうと思いながら、遠くで様子を見ていると、どうやらお目当てはトカゲ(カナヘビ)のようで…

維新の学歴詐称問題

すでにいろいろな方が言及されていて、今さらという感じもありますが、日本維新の会所属の衆院議員が、実際にはそうでないのに大学の非常勤講師を称していたという学歴詐称問題について、5月11日の松井一郎代表のコメントは、かなり常識を外れているように思…

あおり放送

今日は本当に短く。 知床の遊覧船事故の連日の報道には胸が痛みます。事故から5日後、社長は記者会見で土下座していましたが、これというのは、NHKも民法も、すべてのテレビ局が番組を中断して生中継でもって視聴者に知らせるべきことなのでしょうか。報…

ウーマン村本さんのこと

テレビに出ないお笑い芸人の一人、ウーマンラッシュアワーの村本大輔さんのインタビューを読みました。松元ヒロさんと同様、政治や社会を風刺する漫才芸人で、ネタによっては嫌悪感をもつ人もいるようです。しかし、実際のところ村本さん自身は、「社会派」…

アビガンの治験打ち切りのこと

今日は短く。 元官僚で評論家の古賀茂明さんのYou-Tube動画で、『嘘つきシンちゃんの罪を忘れない』と題した最新号を拝見していたところ、えっ!? と思う話がありました。最近ウクライナのことばかりに目を向けていて、重大な話なのに全然気づきませんでした…

「テレビで会えない芸人」松元ヒロさん

「テレビで会えない芸人」(四元良隆、牧祐樹監督)というドキュメンタリー映画が先月末から東京(ポレポレ東中野)ほかで公開されていることを知りました。 テレビで会えない芸人 : 作品情報 - 映画.com これには立憲・小川淳也さんのドキュメンタリー映画や…

金平茂紀『筑紫哲也『NEWS23』とその時代』

金平さんの『筑紫哲也 『NEWS23』とその時代』(講談社)を読了した。楽しいことばかり書いてはなかったが、一気に読んだ。 先日来、金平さんのインタヴューのことや筑紫さんの最後の「多事争論」(先日の引用と金平さんの本書での引用がちがうのだが…)のこ…

世論と輿論 與那覇さんの話

父親が亡くなってから、暇な時間に荷物の片付けや書類の処分を励行してきたが、年内にはとても終わりそうにない。古い箪笥の抽斗をあけると、昔の領収書や会計簿の類いに加え、写真などが出てくる。これは父親というよりも母親が大事に収集していたようにも…

Dappi 問題 続報

新月のときに種を植えるといいよという話を聞いて、それではと、新月だった今月6日に種を植えたそら豆が、先週後半に芽を出し、至って順調に生育していて喜ばしい。あとはアブラムシに気をつけないといけないと思っていたら、気温が下がってきて夜冷えている…

「ひるおび」のスポンサーであること

先日の「ひるおび」での八代弁護士の発言を、小生は、誹謗中傷(差別発言)と捉えているので、一方で、オリンピック組織委の会長やらプロデューサーやらが自らの差別発言で辞任して責任をとっているのに、他方で、八代氏が謝罪にもならない釈明をして大目に…

アメリカ人のテレビ離れ

暑い日が続く。夏だから当たり前なのだが、コロナの感染爆発もあり、こんな中でよくオリンピックなどする気になったなと改めて思う。特に屋外競技。選手や関係者、ボランティアの人たちは気の毒だし心配だ。トライアスロンなどは、去年から水質に問題大あり…

「報道ステーション」のCMとテレビ局

テレビがおもしろく感じられない。前からそう思ってはいたが、学校で働いていた頃は、授業でつかえそうだと思える番組があれば頻繁に録画して、ビデオが溜まる一方だったことを思うと(一体いつの話だ!とも思うが)隔世の感がある。これが個人の感想ならと…

テレ朝の明日

テレビ朝日は1977年まではNET(Nippon Education Television)テレビという名で、元々は教育番組や教養番組を専門に放送するテレビ局として出発した(はずだった)。それを認識したのは、会社四季報か何かで、筆頭株主が旺文社であることを知ってからだ。確…

近江アナの転職

3月までNHKのアナウンサーだった近江友里恵さんがこの4月から不動産会社に入社したという。4月1日付毎日新聞デジタルにインタヴュー記事がある。人気アナウンサーだったこともあり、何かと世間の詮索の対象にされてきたが、本人にとってはきちんと説明する機…

「駿河大学客員教授」田﨑史郎氏のこと

テレビのワイドショーにコメンテイターとして頻繁に出演する田﨑史郎氏。新聞のインタヴューで、「政治」と会食は不可欠のような言い分を延々と述べている。小生は直接見ていないのだが、氏は今年1月12日に放映されたテレ朝のモーニングショーで「政治家は会…

東北新社の外資規制違反 佐藤章さん再び

総務官僚の接待をめぐる一連の文春砲は東北新社の接待問題から始まった。 まず、この東北新社に所属する “スガ長男” が絡んだスキャンダルという面を前面に出して世間の耳目を引きつけてから、山田・内閣広報官を舞台に引っ張り出し……、谷脇・総務審議官に「…

収賄罪と高額接待

法律に詳しいわけではないが、今回の接待問題に関して、刑法197条の収賄罪の条文を見ると、以下のように書いてある。<刑法197条> 公務員が、その職務に関し、賄賂を収受し、又はその要求若しくは約束をしたときは、5年以下の懲役に処する。この場合におい…

スガ長男の総務官僚接待の件

千葉県選出の小西洋之参議院議員は総務官僚から転じた人で、退官前には「総務省情報流通行政局衛星・地域放送課」の課長補佐を務めていて、今回のスガ長男(東北新社)による接待問題の当事者たちの中には当時の上司も含まれているという。2月22日放送の「AB…