ペンは剣よりも強く

日常と世相の記

横浜市長選 田中康夫候補のこと

 市役所に手続きに行くが、不備があって、月曜に出直すことになる。市民課、高齢者支援課、国民年金課、社会福祉課、課税課、農業委員会…。いやあ、回らなければならないところが本当にたくさんある。でも、応対する職員はみんな若いし、何よりも丁寧で親切だ。ありがたいことだと思う。

 横浜市長選挙の投票日が近づいてきた。千葉の田舎民には結果を見守るだけだが、候補者の一人、田中康夫の街頭演説の一部がやけに心に響く。
 「毛ば部とる子」さんの8月20日Twitterに投稿されている、8月15日、港南台駅前で撮影された田中候補の演説の一部を以下に起こしてみる。

https://twitter.com/kaori_sakai/status/1428468204310081539

 もしかすると(横浜市の)職員の人たちも、(市職員に)なったときはいいお給料だとか、あったかもしれないけど、お向かいの足の不自由なおばあちゃんの、独居のおばあちゃんに、段差がない道路作りたいなって、土木部の人は思ったと思う。教育委員会の人も、耳の不自由なお子さんも低学年内では一緒に、幼稚園で来た子と通えるようにしたいなって思ってたかも知れない。でも、牛乳瓶のふたのように、前例がないからできませんと言われて、上司から、冷温停止状態になっている人がいるとしたら、私は、その人たちの、もう一度横浜の市民としての、横浜愛に満ちた、人間の体温に戻してあげるということが、私は、市民が一緒に、リーダーと一緒に行うことだと思ってます。
 ちょっぴり生意気なことを言うと、同じコンサートの楽曲でも、そして同じホール、同じホールは、これ横浜市ってホールですよ。同じ楽団員、市の職員です。そして、同じ聴衆、横浜市民です。でも、指揮者が無手勝流じゃなくて、楽団員に理解してもらって、指揮者がその曲の解釈を、今までとはちがうかたちで解釈をして指揮をしたら、クラシックの音色が変わりますよね。私にその力がないだろうっていう人もいるかもしれないけど、少なくとも私は長野県でそうしたことを及ばずながらやってきました。若かったから、やり過ぎちゃったこともあるかもしれない。でも、今65で、これは横浜で皆さんと一緒に、同じ横浜市というホールで、同じ行政という演目で、同じ職員の下で、同じ聴衆の下で、ちがう音色が出せるようになると、私は信じています。それは行政というのは、皆さんにサービスをして、後から「ありがとう」という言葉をいただくのが、私はお金に換算できないチップだというふうに思っています。

「#田中康夫横浜市長に」の特設サイトの動画(街頭演説)でもこう言っている。

https://twitter.com/loveyassy/status/1428476788238213125

 今、4割5割の人が特定の支持政党ないと。そういう人は、政治に関心がないわけじゃないですよ。でも、今度の選挙も、国政選挙の前哨戦だって言って、与党に勝つぞ、野党に負けるなって、…。横浜の市政って、さっき言ったように、給食もダメ、水道料金もダメ、そこをどうするかが今回の選挙なのに、国政の選挙という、政党で選ぶ、代理戦争になっちゃいませんか? 代理戦争の悲劇は、今もタリバンがいるアフガニスタンですよ。旧ソ連軍とアメリカ軍が代理戦争をその敷地でやって、アフガニスタンの人たちは多く傷ついた。そして、日本の中村哲さんという、非業の死を遂げたけど、あの方は、水路を作ればきちんとみんなが農作をして、テロなんかしなくても、みんなが自立的に生きられるんだってことを言ったんじゃないですか? 私は今回の横浜の市長選は、そうしたものだと思ってます。
 全国の人が、政権与党にずっと入れてきた人たちこそ、今の日本の政治と経済で、本当に孫どころか、自分たちの間も大丈夫かと思ってらっしゃると思う。
 横浜は、みなさん、日米和親条約で、開く「開国」をした場所です。でも、今日本全体が、誰も責任をとらないで居直ってしまう、壊す破壊の「壊国」になってるんですよ。まあ、日本語ってダジャレみたい、ダジャレじゃないんだけど、これ。横浜の地から、8月22日は、改める国の「改国」をする日だと、私は思っています。

 ジャーナリストの佐藤章さんは、8月22日、どういう結果になっても、政局の号砲(合図)になると言っていた。「朗報」を待つ。


 
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