ペンは剣よりも強く

日常と世相の記

ドキュメンタリー

「錯誤」のなかでフタがとれ

この国の政治の潮流、世の風潮の潮目が変わったというのは、この2ヶ月でたびたび感じるところです。フタがとんだ、とか、重しがとれた、という表現が言い得ているように、この数年間、報道・ジャーナリズムや学校教育をはじめ、いろいろなところを蔽っていた…

斉加尚代さんの話

昨日の午後、畑で草刈りをしていたら、子どもたちがぞろぞろと下校してきました。4、5人の小学生が道ばたのソテツの周りに集まって何かを探しているようです。何だろうと思いながら、遠くで様子を見ていると、どうやらお目当てはトカゲ(カナヘビ)のようで…

「幸福」について

昨日の朝、NHKの「目撃!にっぽん」というドキュメンタリーを見ました。先日高裁判決がありましたが、元TBS記者・山口敬之氏から性的暴行を受けて裁判をしている伊藤詩織さんの5年間を追ったものです。 おこがましい気がしますが、伊藤さんには深く同情しま…

「河瀬直美が見つめた東京五輪」を見て

「捏造」問題で話題になっているNHKのBS1スペシャル「河瀬直美が見つめた東京五輪」(2021年12月26日放送)を見ました。問題の箇所(part2. 20分頃)だけ見るつもりでしたが、冒頭に五輪反対のデモのシーンが出てきて、おっ?と思ったり、河瀬さんの「五輪を…

ジュース買ってあげるから協力してね

北海道放送(HBCテレビ)が2年前、2020年4月26日に放送した『ヤジと民主主義~小さな自由が排除された先に~』を見ました。2019年7月15日、参院選の応援でJR札幌駅前で演説を始めたアベ晋三(当時首相)に対して、「アベやめろ!」と声を発した男性が十数人…

「最後はお金」を踏み越えること

今日も短めに。 NHKが去年12月に放送したBS1スペシャル「河瀬直美が見つめた東京五輪」という番組に出てきた男性が、五輪反対デモに「お金をもらって動員されていると打ち明けた」との字幕を入れた件、実は男性が五輪デモに参加した事実はなかったことがわか…

映画「ユダヤ人の私」

「ユダヤ人の私」というドキュメンタリー映画が今週末20日(土)より岩波ホールで公開される(2022年1月14日まで)。ホロコースト(ナチスなどによるユダヤ人虐殺)の生存者の語りを記録した貴重な作品。前作「ゲッベルスと私」(2018年)に続くシリーズ第2…

「素顔のグレタ」

昨日、期日前投票で衆院選挙の投票とともに国民審査(最高裁判所裁判官罷免投票)をしてきたので、そのことを書くつもりでいたが、今朝の毎日新聞でグレタ・トゥーンベリさんの記事を読み、気持ちが変わった(「罷免投票」の件は、以下をご覧いただきたい。…

照ノ富士と「隻腕の力士」

大相撲秋場所は新横綱の照ノ富士が優勝した。けがや病気がなければ、もっと早くに横綱になっていたはずの人で、かつてのパワーや豪快さは薄れてしまったが、どん底を経験し、這い上がってきたその精神力は、場所中も随所に感じられた。贔屓目もあるが「風格…

映画「パンケーキを毒見する」上映開始

昨日(7月30日)から上映されている映画「パンケーキを毒見する」がネットで話題になっている。アメリカでは、マイケル・ムーアが2004年に「華氏911」で当時の現職大統領のジョージ・ブッシュjr. を笑い飛ばしたことが懐かしく思い出されるが、ついに日本で…

「なぜ君」5 小川さんの舞台挨拶 

6月から上映が始まったドキュメンタリー『なぜ君は総理大臣になれないのか』。12月28日、『ポレポレ東中野』で最終上映を迎え、映画の主人公の小川淳也・衆議院議員と大島新・監督が舞台挨拶をした。小川さん本人の希望ということで、挨拶はそこそこに、集ま…

1883年のイギリスの政治腐敗防止法メモ

12月25日の議運委で宮本徹議員(共産党)に 「私たち政治家は有権者の支持をお金で買ってはならない。それは民主主義の土台を崩すからであります。政治家であれ、後援会であれ、利益供与は禁じられています。……一人当たり3,000円も補填した利益供与は政治家…

寿都町のこと

小生の住むところは田舎ではあるが「過疎地」ではない。ただ周りは高齢者ばかりで、朝夕の登下校の時間帯に送迎らしき車は通り過ぎていくが、子どもたちが通学する姿というのはほとんど見ない。学校も統廃合されているし、将来的に人口が増える見込みはほと…

『なぜ君は総理大臣になれないのか』3

朝日新聞の記者・秋山訓子氏が小川淳也・衆議院議員と「再会」したときのやりとりをもとにした「取材ノート」を読んだ。新聞企画としては「アナザーノート」というメール配信記事(コラム)らしい。 小川議員と言えば、ドキュメンタリー映画『なぜ君は総理大…

『なぜ君は総理大臣になれないのか』

これは面白そうだ。千葉の田舎で介護をしている身では現状とても見には行けないが、ネット配信も考えているそうなのでそのうち拝める日が来るだろう。 けっこう反響もあるので、下に引用だけさせていただく。また、参考までに小川氏の略歴も付す。https://tw…