ペンは剣よりも強く

日常と世相の記

岸田政権

モリアソ時事放談

仮想ショート下世話会談です。いつものごとく読み流してくだされば。 モ:おっ、タロー。杖なんか突いて歩いて、どうした? 足でも悪くしたのか? ア:いや、杖をついて歩くと、周りが、大丈夫ですか、大丈夫ですかと、大事にしてくれるもんで。 モ:ばかや…

気の早い岸田政権の「総括」

泥沼と化した統一教会問題に足をとられる岸田政権。国民からそっぽを向かれて支持率が急降下し、反転に必死です。今度は電気ガス料金の負担軽減など総合経済対策を打ち出すようですが(自民党から額が少ないと言われて、何と4兆円!も積み上げるとのこと)、…

山際大臣は辞任したけれど……

記憶はしないけど予知はする。自身の不都合な過去は忘却するが、不都合な未来は前もって的確に言い当てることができる――昨日の衆院予算委で、新たに出てきた旧統一教会幹部との集合写真を示され、「ご自身で予言を的中させましたね」と立憲の後藤祐一議員か…

トラス英首相辞任のこと

先週10月20日にトラス英首相が辞任表明したのには驚きました。当人は1980年代に保守党政権を率いた「鉄の女」サッチャー元首相に自身をなぞらえたかったと見えて、服装や言動など、元首相を気取る姿が何となく鼻につきましたが、彼女にならって発表した減税…

マイナカードの人権侵害

政府が今月、2024年秋に健康保険証とマイナンバーカードを一本化させ、健康保険証を廃止すると発表したため、マイナンバーカードは事実上義務化されたという話になっていますが、かなり大きな問題を含んでいると思います。ネットで集めた情報だけ見ても、こ…

岸田首相の揺れる最適解

昨日の参院予算委で小西洋之議員から「朝令暮改にも程がある」と吐き捨てられた岸田首相。その前日10月18日の衆院予算委では、旧統一教会の解散命令をめぐる要件について「民法の不法行為は入らないとの解釈だ」と答弁し、世間から「やる気なし!」と非難さ…

郷原さんの国会時評 +玉川氏の謝罪

弁護士の郷原信郎さんの動画「日本の権力を斬る! #184」を見ました。やっと始まった予算委員会で、岸田内閣が直面している諸問題――「統一教会」「マイナカードと保険証」「円安」――をズバリ解説していて、非常にわかりやすかったです。 岸田内閣の政策には…

「年金貰う前に死んじゃうよ…」

政府が国民年金(基礎年金)の保険料納付期間を現行の20歳以上60歳未満の40年を延長し、65歳までの45年間とする検討に入ったという報道がありました。破綻しかけている年金財政にメスを入れざるを得ないのは、以前から言われてきたことですが、常に場当たり…

柿食えば 表敬訪問 

今日は短く。 柿が旬となりました。昨日畑で剪定作業をしたついでに、父親が植えた柿を見に行きました。この前見たときは、幾つかほんのり色づいていたので、晴れた日を狙ってもごうと思っていたのですが、なかなかパッと晴れず、伸び伸びになっていたのが禍…

だってカルト国家なんですもの……

今の健康保険証を再来年(2024年)の秋に廃止してマイナンバーカードと一体化させるという政府発表には唐突感しかありません。昨日の二番煎じのようで恐縮ですが、お店が客にカードを強要するのに似た、こんな会話が頭に浮かびました。 店員:お客様、お買い…

近石さん、円楽さん、猪木さんを偲んで

今日は短く。 最近著名人の訃報をよく耳にします。昨日はアニメ・サザエさんのマスオさん役で知られた声優の近石真介さんが、5日に亡くなったことを知りました。声優さんですから、他にもいろいろな役やナレーションなどで声を聞くことがあるとは思うのです…

国難の宰相と国民

むかし学校に勤めていた頃、同僚と、どういう校長(管理職)がよい校長か、という話になりまして、さすがにそのとき挙がった具体的なお名前を書くわけにはいきませんが、その同僚が言うには、某校の校長だった〇〇氏は、上意下達でなく学校を変えていこうと…

「ありがた迷惑」

今日は短く。 昨日知ったニュースにはいくつか驚かされるものがありました。 物議を醸した国葬が終わって、今週から「修羅場」の臨時国会に臨む岸田首相、このタイミングでご長男を首相秘書官に任命する意向であることがわかりました。支持率下落に悩む首相…

笑う人型ロボットと自民党

キンモクセイの薫る季節になって、朝玄関を開けるとき、今日はどうかなとちょっとドキドキします。 京都大学の研究グループが、人の笑い声の特徴を分析して一緒に笑い声を出す機能をもつ人型ロボットを開発したそうです。こういうケースでは女性ロボットの場…

「国賊」vs「反日」 国葬の日の記録

岸田首相(政府)が「国葬」ではなく(正式には)「国葬儀」と言い張っていた安倍氏を「偲ぶ会(お別れの会)」は、知らぬ間に「国葬」という呼称で通されているようです。その「国葬」には行かないと公言した自民党の村上誠一郎議員が、9月20日に安倍氏を「…

「弔問外交」の違和感

今日は短く。 テレビで昨日昼のNHKニュースを見ていたら、トップニュースは、まもなく「弔問外交」が始まり、岸田総理大臣はアメリカのハリス副大統領らと会談、午後(昨日26日)に会うのは10人余りということでした。「弔問外交」が始まる、という言い方に…

岸田政権の「新しい内心の自由」

岸田文雄氏が総理大臣になってもうすぐ1年。安倍・菅両氏に比べると、よくも悪くもアクがないので、揶揄するネタが少ない人のように感じてきましたが、国葬儀、統一教会、円安……と、いくつもの難題を前にして、いろいろと人格の「片鱗」を見せてくれるように…

弔問外交と国の品性

昨晩エリザベス女王の国葬の様子をテレビで見ました。映像は世界各国で生中継されたので、バグパイプの音色に包まれながら進むこの葬列を、世界人口の半分以上、約41億ものが人々が目にしたかも知れません。ホスト国に国威発揚の気持ちが皆無ではないでしょ…

10月解散総選挙は無理でしょう

岸田内閣の支持率の落ち込みに歯止めがかからなくなっています。土日の調査によれば、日経とテレビ東京の調査で、支持率は43%(前回8月:57% 不支持49%)。毎日新聞と社会調査研究センターの調査では、支持率は29%(前回8月:36% 不支持64%)となり、30%…

アイテムとしての「電力需給逼迫」

時事通信が9月9日から12日に行った世論調査によると、岸田内閣の支持率は前月比でー12.0ポイントの32.3%、不支持率は同+11.5ポイントの40.0%で、初めて不支持率が支持率を上回ったということです。安倍氏の国葬についても「反対」は51.9%、「賛成」…

岸田首相、英国葬へ?

今日は短く。 政治家にとって「外遊」とは何なのか、文字通り「外国に遊びに行く」感覚なのではと思うことがたびたびです(「遊」とは「よその土地に出かけて、学んだり、見聞を深めたり、気晴らしをすること」を意味するようですが、今や「気晴らし」が主に…

沖縄知事選のこと

昨日(9月11日)沖縄県知事選が終わりました。早々に玉城候補の当選確実が出たことには安堵しました。でも、あえて失礼な言い方をすれば、対立陣営の「敵失」で勝たせてもらったようにも思えます。まず、もし、早い段階で対立候補が一人に絞られて一騎打ちに…

自民党が「点検」にこだわる理由

今日は沖縄で大事な選挙の投開票があります。那覇は昨日は曇天、今日は晴天とのことですが、沖縄県は広い、というか、「長い」ので、台風がまた近づいているという話を聞くと、投開票に影響が出ないか、少し心配です。 先日統一教会との関係をめぐって自民党…

国葬が「KOKUSOGI 2022」に変わるとき

安倍氏の「国葬儀」に反対する声明や決議が地方議会からも上がっています。 9月6日火曜、神奈川県三浦半島にある葉山町議会は、安倍氏の「国葬」に反対する意見書を可決し、翌7日、岸田文雄首相と衆参両院議長宛てに送付したそうです。9月8日付朝日新聞の記…

エリザベス女王が亡くなって……

今日は短く。 昨日の閉会中審査で岸田首相は安倍氏の国葬について「丁寧」なる説明をし、質問に「丁寧」なる回答をしたようです(主観的満足度において)。 【丁寧バカ】丁寧、丁寧と言うが一向に丁寧でない岸田ついに弱音を吐き始めた?:のら猫 寛兵衛:SS…

森喜朗の胸像募金のこと

森喜朗氏の胸像を建てるために5月から募金集めがなされているそうです。 ご存じのとおり、森氏は東京五輪・パラリンピックの組織委の会長でしたが、その差別発言(認識)が会長職にある者として適性を欠くと批判され(見苦しい、いや、みっともない会見をし…

時事川柳 キッシー国会へ行く

安倍氏の「国葬」が3週間後に迫ってきましたが、ここに来て、安倍政権時代の桜を見る会を5年連続で受注したという業者がこの「国葬」も落札したことがわかって、ますますイヤーな感じがしてきました。各種世論調査では世間の「国葬離れ」というか、「国葬」…

「国葬」の費用と業者選定のこと

学校では学校生活の思い出写真集を「卒業アルバム」として子どもの卒業時に渡すことが慣例になっています。小生も教職員として何度かこの係になり、業者選定や撮影の手配などに関わったことがあります。業者選定については、1990年代くらいまでは、地元の写…

岸田劇場・第二幕 幕引きに四苦八苦

※タイトルを改めました。 内田樹さんがtwitterに安倍国葬に反対する理由は、「この政治家が日本の国益を深く損なったと判断しているから」として、2年前に自ら書いた記事を引いています。既読感はありましたが、一通り読んで、改めて安倍氏の所業の罪深さを…

「この程度の国民に……」

「この程度の国民には、この程度の政治家」――小生は、これは、かつて自民党宮沢内閣で副総理だった故渡辺美智雄氏の発言だと思っていました。実際、30年以上前にこのように言っていたのを聞いたような記憶もあるのですが、Webで調べても引っかからないので(…