国旗損壊罪ほか、言及したいネタはいろいろあるのですが、今日は短く。
一日遅れの内容ですが、衆議院の憲法審査会で西村智奈美議員が頑張っています。もちろん「孤軍奮闘」ではありませんが、数の力で押してくる連中に、極めてまっとうな「護憲論」を展開していると思います。西村議員の言うように、「非常事態時」に議員の任期を延長して国会機能を維持すべきだと言いながら、国会が機能しない場合に備えて内閣の「緊急政令」をつくるべきと言い張るのは、論理が矛盾していますし、ご都合主義もはなはだしい。立法機関である国会がこんな矛盾した憲法改定を自ら提起するのは「自殺行為」に等しいでしょう。
昨日付けのyahoo!の記事から引用します(動画は55分40秒過ぎあたりから)。
「国会としておよそ認められない条項が紛れ込んでいることは論外」中道議員が自民主張の「緊急政令」を批判 「権力の暴走は改憲反対ありきの常套句」にも反発(ABEMA TIMES) - Yahoo!ニュース
https://abema.tv/video/episode/89-93_s10_p56166?resumeTime=3562&utm_campaign=nor_times_20260522_free_10247339_tx1&utm_medium=web&utm_source=abematimes
https://blog.hatena.ne.jp/Amurin/amurin.hatenablog.com/edit?
……西村議員はまず「先週の審査会で日本維新の会の馬場元代表は、憲法論議の核心であるべき『権力の暴走につながる』との主張について『改憲反対ありきの常套句』などと発言されました。権力の暴走はナチスドイツの例をはじめとして現実的かつまっとうな懸念です。こうした発言が相次ぐ中で、また中東情勢やその影響など深刻な課題が山積する今、それより優先して憲法の議論が進んでいくことに深刻な懸念を感じています」と主張した。
そして「緊急政令」について「国会としておよそ認められない条項が紛れ込んでいるということは論外です。憲法を改正してまで議員の任期延長をして国会機能を維持しようという議論と同時に、国会が機能しない場合を想定した議論をすることは論理矛盾なのではないでしょうか。憲法改正に決して消極ではない国民民主党の玉木代表も『あえて蒸し返さないほうが得策』との発言がありました。通らないことを見越してバッファーとして入れているとすら思えてきます。論外だと考えます」と批判した。
また、緊急事態の対象範囲に存立危機事態も含まれるかどうかにも言及。「支持率低下のタイミングにおける衆議院任期満了選挙を避けるために、内閣の恣意的な判断で存立危機事態を認定するとともに選挙困難事態の認定がなされ、選挙が停止され続けるという濫用が懸念されます。古今東西みずからの政治的な危機を乗り越えるために戦争を始めた指導者は少なくありません。こうした危険はないのか今後も議論させていただきたい」と懸念を示した。
今でさえ、「違法」なまでに自民党総理の判断で(与党が勝つまで)解散総選挙ができるのに、こんな矛盾するしくみを憲法で「上書き」してしまったら、衆院議員の任期満了になっても、与党が負けそうなら、さすがに地震は起こせないから無理にどこかの国と紛争を起こしたり(あるいはツボ議員を通じて北朝鮮にミサイルを日本近海に打ち込んでもらうとかして)、無理矢理に「非常事態」や「存立危機」的な状況を仕立て上げて、選挙を延期するとか、「緊急政令」を出すとか、おおよそ政権の思うがままになるでしょう。三権分立=権力抑制の前提を壊す、このような改憲は絶対に認めてはならないと強く思います。
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