TVではなかなか大々的に報道されませんが、「戦争反対!」「9条守れ!」を叫ぶデモや集会が各地で行われています。昨日3月8日にも国会正門前に3万人(主催者発表)が集まったそうですが、3万人って、田舎の小さな町村人口よりも多い数字で、こんなに人が集まっているのに、TVで何も報道がないことには、驚きよりも怒りを覚えます。大谷くんがホームランを打ったかどうかの方が、「高市やめろ!」と叫んでいる人たちよりも報道する価値がある、あるいは後者は高市政権の不興を買いそうなので報道しない――NHKをはじめとする情けない日本のTVニュースをあてにせずとも、ネットで「普通の報道」記事を見つけることができます。毎日や朝日なども「追随」しています。
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「高市総理は憲法守れ」「武力で平和はつくれない」国会前で改憲阻止や戦争反対を訴える緊急アクション:東京新聞デジタル
「平和憲法、日本の宝」全国150カ所で反戦デモ 国会前に3万人結集 時代の正体 高市政権考 | カナロコ by 神奈川新聞
2月の衆院選で自民党が大勝して以来、「国論を二分する政策」に果敢に挑むと豪語する高市首相の姿をTVで見ると、先行きに不安や絶望を感じる、いわゆる「高市鬱」に苛まれている人たちにとって、衆院とちがって与野党が拮抗する参院では予算審議が高市首相の思惑どおりには進まず、予算案が年度内成立を見なかったことは一筋の光明と思えます。参院選挙はあと2年ないので、連立の組み換えでもないかぎり、まだしばらくの間、参院で自民党は少数与党のままです。予算審議と同様、憲法改定論議もそうやすやすとは「突破」できない(はず)と思いたいです。
今朝雑誌『地平』5月号を読んでいたら、憲法改正国民投票について、こんなことも書いてありました。
……2月8日の衆議院選挙で高市自民党が圧勝したため、改憲は避けられないと絶望する市民も少なくない。ただ、実のところ、国民投票は権力者にとっても「諸刃の剣」である。2007年4月18日、参議院憲法調査会特別委員会で保岡興治議員は「議会が多数で、政府が賛成していたにもかかわらず、国民が否決する、そのすさまじさというものを感じたのでございます」と発言している。
2005年5月、自民党の改憲活動で指導的役割を果たしていた中山太郎氏と保岡興治氏は、フランスで「EU憲法条約批准」をめぐる国民投票が否決される現場に出くわした。国民投票での否決でラファラン首相はただちに辞職、シラク大統領も次期大統領への道を断たれた。
万が一、高市首相が主導する改憲が国民投票で否決されれば、高市首相はただちに辞職、当分、政治の場で「改憲」を言い出すことは困難になる。したがって、高市自民党政権が憲法改正国民投票を実施するのは、「いま国民投票をすれば勝てる」と自民党の政治家たちが判断した場合の可能性が高い。『東京新聞』2026年3月12日付では「さまざまな活動を通じた民意の可視化は、国民投票で改憲案が否決されるリスクを高市政権に想起させるという点で意味がある」との私のコメントが紹介されている。権力者に「国民投票で勝てる」と思わせないため、主権者である私たちが「改憲反対」の意志を集会やデモ、SNSなど、さまざまな形で示すこと、「民意の可視化」が重要である。
世界中での自衛隊の武力行使を可能にし、「徴兵制」「民間人の戦地派遣」などの可能性を生み出す「自衛隊明記の改憲」に反対する主権者の「不断の努力」(憲法12条)こそ、「戦争する国」に日本を変える高市自民党改憲を阻止することになる。…………
(飯島滋明「軍事国家をもたらす高市改憲」、『地平』5月号、126頁)
高市首相に自衛隊のホルムズ海峡派遣を思いとどまらせたのは、今井内閣官房参与による「羽交い絞め」ではなく(笑)、究極的には世論の力でしょう。
高市首相が自衛隊派遣めぐり安倍側近と壮絶バトル→「クビ切り宣言」の恐るべき暴走ぶり “粛清連発”も画策か|日刊ゲンダイDIGITAL
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だからこそ「戦争反対!」「9条守れ!」を叫ぶデモ・集会には意味があるし、その映像がもつ世論へのアピール力は絶大です。それゆえ政権と政権に忖度する連中は報道を忌避するのでしょう。TV(特にNHK)でニュースになれば「一発」ですが、報道せざるを得なくなるくらい当座ネット界隈を賑わすことができれば。
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