ペンは剣よりも強く

日常と世相の記

太田さんの居酒屋ふらり旅を、また…

 お酒が好き、というより、飲みながら人と話をするのが好きだった。40くらいまではお酒の誘いを断ることはなかったと思うが、近年は親の介護もあって、すっかり腰が重くなってしまった。旅行もしないので、旅番組や居酒屋紹介などを見ながら、「疑似体験」するのがせいぜいだったが、地元の千葉テレビ太田和彦さんの「ふらり旅」(元はBSイレブン)の再放送をしているのを知ってからは、毎週かかさず見てきた。放送時間が変更になったりしているうちに「見失って」しまったが、今もまだ放送しているのだろうか?

 昨日新聞を眺めていて、その太田さんの名前を見つけた。短いインタビュー記事だった。冒頭で「生きがいだった居酒屋巡りができなくなりました。これほど長い間、居酒屋に行かなかったのは初めてです。」と訴えた太田さんは、次のように続けている。

政治を考える:衆院選を前に 居酒屋休業要請、緩和を 作家・居酒屋探訪家 太田和彦さん(75) | 毎日新聞

…全国の居酒屋から休業延長のメールが届きます。店主たちは肝が据わっていて、休業中に店内の大掃除や改修をして再開に備えるという前向きな声が寄せられ心強く思っていました。しかし、政府が東京都に4回目の緊急事態宣言を出した7月ごろから「先が見えない」「心が折れた」といった連絡が増えました。

 7月、コロナ対策担当閣僚が酒類提供を続ける飲食店に対し、取引のある金融機関から提供停止を働きかけるよう要請する考えを表明しました。これは特定業界への不当な締め付けで、政府の無為無策を隠すために居酒屋いじめをしているとしか思えませんでした。
 居酒屋は人々の心を解放し、友達や同僚らと話しながら絆を確認する場です。この業界を今助けなければ、人々の心の荒廃を招きます。「ワクチンパスポート」導入などの対策を講じながら、すぐにでも休業要請を緩和すべきです。

 総裁選で自民党の表紙は変わりますが、衆院選ではこれまで政府がしてきたことを忘れずに投票しなければと思っています。

 その自民党の総裁選、酒の肴にはちょうどいいが、「のら猫 寛兵衛」さんの9月17日付の記事がおもしろい。野田が立候補表明する前の話だが、以下に部分引用を許されたい。

河野石破連合+若手「党風一新の会」=高市・安倍麻生の絶体絶命!:のら猫 寛兵衛:SSブログ

河野と石破の「薩長連合」が成立
そこへ若手の議員グループ「党風一新の会」
70人が立ち上がる
……
安倍(最大派閥・細田派)が派閥を通じて
高市に入れろと言っても
若手はそれぞれ所属する派閥を越えて
「党風一新の会」に結集(「三回生」以下の7割)
派閥にはとらわれずに投票すると言っている。
その彼らが世論調査で「首相にしたい人」
トップの河野を推すのだ
(今月初めの共同通信調査で
河野31%、石破26%、岸田18%、高市4%)
これでは1回目の投票で河野が圧勝
あっさり総裁に選ばれるのでは??

焦りまくる安倍
すわっ
逮捕されて裁判か?!
モリカケサクラ広島買収資金問題、、

<中略>

なるほど河野と石破の「薩長同盟」をまとめた
小泉進次郎(祖父は鹿児島の人)が土佐の坂本龍馬か。
安倍が長州、麻生が薩摩・大久保利通の玄孫で、
吉田茂土佐藩士の息子)の孫というのも皮肉な話だ。
逆を言えばいいのか。
安倍麻生を葬るのが「薩長同盟」とは皮肉な話だ。

小泉進次郎環境相
 「きょうも最大派閥の方から高市さんと岸田さんを支持すると、
これは言い換えれば河野太郎は絶対にダメだということで、
そのこと一点をもってしても、誰が自民党を日本を変えられる
新しいタイプのリーダーか明らかなんじゃないでしょうか」
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4360002.html

そして決定的な動き。
若手(三回生以下)の議員が「東風一新の会」を立ち上げた。
結成後70人はすぐに90人に。
自民党1~3回生(126人)の7割を超える。
すでに最大派閥?
……
70人は、細田派16人、岸田派13人、麻生派竹下派が各10人、
二階派6人、石破派4人、石原派1人、無派閥10人と文字通り派閥横断的なグループ。
代表世話人福田達夫
なうての安倍嫌い・福田康夫元首相の息子
ということは福田赳夫元首相の孫ではないか。
福田赳夫はかつて若手議員の集団を作って
池田内閣の経済政策に反対したが
それが東風刷新連盟だった。
福田派の源流だ。
そしてそれが安倍の属する細田派の源流なのだ。
しかし今回の総裁選で福田達夫
もう派閥でまとまっての投票はやめよう
議員各自の判断で投票しよう
と言っての「党風一新の会」である。

さあ、困った安倍麻生。
派閥でのしめつけが効かない。
大変なことになってきた。

<以下略>

 愚かな権力闘争が繰り広げられる陰で、店をたたむかどうかの瀬戸際に立たされている居酒屋は全国にあるだろう。小生も、むかし通った居酒屋の旦那や女将、お店の人たちの顔が思い出される。どうしているだろうか。自民党の関係者にしても、毎日高級クラブでブラデーを飲んでるわけではなかろう。「居酒屋文化」を理解できない人、話の通じない人には政治にかかわってほしくない。



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