ペンは剣よりも強く

日常と世相の記

不自由民主党2

 秋本真利衆院議員は、千葉9区選出の自民党議員だが、小生の住む選挙区とはちがうので、予算委員会の中継で座っている姿を見かけるくらいで、人物についてはよく知らない。しかし、「脱原発」を公言している人らしく、昨年末に著書『自民党発!「原発のない国へ」宣言』(東京新聞)を刊行(敢行!)。原発推進派が主流の自民党議員としては “異端” 的存在といえる。
 その秋元議員が「脱原発」をテーマに3月28日に水戸市内での講演を予定していたところ、これを知った自民党茨城県連が、3月12日、党本部に二階幹事長と林幹事長代理を訪ね、秋本議員に講演出席を見送るよう促し、従わない場合には処分を検討するよう求めたという。

脱原発講演 党所属国会議員に「待った」 自民茨城県連:朝日新聞デジタル
講演で「原発触れぬ」 脱原発持論の自民議員、反発受け:朝日新聞デジタル

 講演を主催する実行委員会に野党関係者が含まれるとか、県連に事前の断り(挨拶?)がないとか、まあ、従わなければ処分せよという類の話では全然ない。こんなことは「自由」と「民主」を理念に掲げる政党がやることなのか。さっさと看板を下ろして、「自由民主党」にでもするべきだ(いや、ここ8年の慢心で「(万年)与党」という不遜な政党名にでも変わったか!)。

 他方、あまりに表現が「自由」すぎて、発言(放言)の真意を問われ(非難され)ても、反省しないどころか、何度でも繰り返す「上級幹部」もいる。このレベルになると、周囲の忠告に聞く耳もなく、天皇から「注意」を受けるでもないと言うことをきかないかのようだ。
 昨夜などは、元・「上級幹部」がまたしても非礼極まる暴言を吐いている
――「どうせ、おもしろおかしくしたいんだろ!」か!?

「女性と言うにはあまりにもお年」森喜朗元首相、再び女性蔑視発言:東京新聞 TOKYO Web

 森喜朗元首相は26日夜、東京都内で開かれた河村建夫官房長官のパーティーで、衆院議員会館の河村氏事務所にいるベテラン女性秘書に触れ「河村さんの部屋に大変なおばちゃんがいる。女性と言うには、あまりにもお年だ」と述べた。女性蔑視発言で東京五輪パラリンピック組織委員会会長を2月に辞めたばかりで、批判が集まりそうだ

 ……「批判が集まりそうだ」ではない。愛想笑いなどいいから、批判せよ! だから、ダメなんだ!




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