ペンは剣よりも強く

日常と世相の記

国会に出たがらない「総理大臣の名前」

 この男、一国の総理大臣でありながら、どうしても国会を開かせず、閉会中審査にも出ない腹づもりらしい。

野党:「晋ちゃん、コロナと豪雨災害のこと以外質問しないから出ておいでよ。」
首相:「ウソだ、そうやっておびき出して、『関連して』とか何とか言って質問するに決まってる!」
野党:「じゃあ『質問しません』って一筆書くからさあ、ダメ?」
首相:「この政権では『文書』は一切残さないことになってる。」
野党:「えー!」

 『信濃毎日新聞』は6月26日付配信の「社説」で「安倍晋三首相は(6月)17日に『閉会中でも求められれば政府として説明責任を果たす』と言っていたのに約束を守っていない。」と書いている。それから1カ月と10日が過ぎたが、アベ氏は「出席」にますます後ろ向きになっている。
※元記事はもうないので、「障害福祉&政治・社会・平和問題ニュースサイト」より引用。

閉会中審査 首相は約束守っていない(2020年6月26日配信『信濃毎日新聞』-「社説」) - 障害福祉&政治・社会・平和問題ニュースサイト

 首相は説明責任を果たすべきだ。
 衆院参院で1週間に一度、開催されている閉会中審査だ。通常国会は17日、野党の延長要求を与党が拒否して閉幕した。代わりに与野党が7月末まで毎週開催に合意した。
 法案などの議決は想定されていない。新型コロナウイルス対策を審議するため、関係委員会を開くことになっている。
 ただし、閉会後に政府が説明するべき問題が相次いで起きた。18日には前法相の河井克行衆院議員と妻の案里参院議員が、昨年7月の参院選を巡り、公選法違反の疑いで逮捕された。
 安倍晋三首相は17日に「閉会中でも求められれば政府として説明責任を果たす」と述べていた。それなのに約束を守っていない。
 野党は首相が出席する予算委員会集中審議の開催を要求したのに、与党は応じていない。24日の衆院経済産業委員会では、河井夫妻の事件を追及した野党に対し、与党が「コロナ対策以外の質問は認められない」と主張し、審議が何度も止まった。
 首相が自ら国会で説明するべき問題だ。国民の目から首相を覆い隠す与党の対応も看過できない。
 河井夫妻の事件では、自民党本部が案里氏の陣営に支出した1億5千万円の使途が問われる。同じ広島選挙区から出馬し、落選した現職候補の10倍だ。
 案里氏の出馬は党が地元県連の反対を押し切って決めた。克行氏は安倍首相や菅義偉官房長官に近い。首相も選挙区で案里氏を応援し、首相の地元秘書も選挙区入りした。現職候補と安倍首相の確執も取り沙汰されている。
 支出した理由や使途、案里氏の出馬経緯など、疑念は拭えない。選挙後に克行氏を法相として初入閣させた任命責任も問われる。
 共同通信世論調査では、首相に責任があるとの回答が75%を超えた。それなのに菅官房長官は、説明は自民党が担う考えを示し、責任を党に丸投げした。これでは国民の納得を得られないだろう。
 これだけではない。安倍首相は18日夕の会見で、安全保障政策のあり方を国家安全保障会議で議論し、新しい方向性を打ち出す方針を唐突に明らかにした。
 相手のミサイル基地を先にたたく「敵基地攻撃能力」の保有も検討事案に挙げている。この方針が決まれば安保政策の大転換だ。専守防衛の大原則から逸脱する。国会で議論するのが当然だ。
 与党は予算委の開催に応じ、首相に出席を求めるべきである。

 商売を続けられない、お店をたたむかどうかの瀬戸際、経営が成り立たない病院が続出する、……等々、我々は日々事態の深刻さを肌身に感じている。そういう100年に一度あるかないかの危機に直面している国の総理大臣がこれでいいわけがない。

 こういう総理は早く過去のものにしないといけない。希望は、売れっ子の漫才コンビ、ミルクボーイが今!じゃなくても数年後に安倍晋三ネタを披露してくれることだ。マネして試しにひとつつくってみたが、彼らの掛け合いはもっと痛快なことだろう。勝手に期待している。

<総理大臣の名前>
Kちゃん:うちのおかんがどうしても名前を思い出せない総理大臣がおるんやけど……。いろいろ聞いても、全然わからへんねん。
Uちゃん:ほなオレがね、一緒に考えてあげるから、どんな特徴をゆうてたか教えてよ。
K:何かえらく長いこと総理大臣してた人らしいんやけど、歴代最長とか何とか………。
U:そら、安倍晋三やないかー。完全に安倍晋三やでー。
K:俺も最初そう思ったんやけどな、おかんが言うには、この総理大臣のおかげで給料が倍になってうれしかったらしいんや。
U:そらー、安倍晋三と違うかー。安倍晋三のおかげでマスクもらって喜んだやつもおるらしいけど、給料2倍はなあ……。実質賃金下がっとるし……。
K:でも、おかんが言うには、漢字に弱いらしいねん。
U:まさしく安倍晋三やないかー。「でんでん云々」、「せいご背後」……と、いろいろやらかしとるやないの。
K:おかんは、「みぞうゆう未曽有」とか何とか言ってたけどな……。
U:そら麻生太郎やないか。安倍晋三と違うなー。他に何か言ってなかった?
K:ゴルフが好きとか何とか……。
U:そらー安倍晋三やないかー。広島で土砂災害があったときでもゴルフしてたくらいやからねえ。
K:でも、おかんが言うにはベストスコアは66とからしいで。
U:そしたら安倍晋三とは違うかー。「国家機密」とまで言ってたのに、ミス日本代表に自分から79って白状したからなー。他に何か言ってなかった?
K:やたら外国の首脳をファーストネームで呼びたがるとか言うてたんやけど……。ロシアだったか……。
U:そら安倍晋三がロシアのプーチンのことを「ウラジーミル」って呼んでた話と違うの。「 ウラジーミル、君と僕は同じ未来を見ている」「ゴールまで、ウラジーミル、2人の力で、駆けて、駆け、駆け抜けようではありませんか」ってやつよー。「失笑ポエム」とか言われて、ああムズがゆ……。でも、ファーストネームで呼んだらあかん場面でも呼び続けるから、けっこう顰蹙買ってたらしいで。
K:でも、おかんが言うには、どこの国の首脳とも親密で、尊敬されてたって話や。
U:そら安倍晋三と違うやないのー。他に何かゆうてなかった?
K:おかんが言うには「この国を守り抜く」っていうのが得意のフレーズらしいで。
U:そらー、安倍晋三で決まりよ。これ何度聞かされたかわからんよ。そのわりには、自分はシンパに守ってもらわないと街頭演説できなかったりするしね……。
K:いやー、でも、俺、何か安倍晋三じゃない気がするねん。
U:何でよー。まさしく安倍晋三やないのー。
K:おかんが石破茂やないかって言うのよ。
U:そら違う。だいたい総理になってるかどうかわからんし……。

 ……お粗末。



社会・経済ランキング
にほんブログ村 政治ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村