ペンは剣よりも強く

日常と世相の記

「復帰」のご挨拶

 1年近くお休みしていましたが、明日から11月かと思ったら、気持ちが何かむくむくと動き始めた感じがします。11月は誕生月なものですから。といっても、前のように長文は書けないと思いますので、あまり負荷のかからない程度にしておきます。
 お休みしていた理由は、あまり詳らかにはできませんが、一昨年、父親が亡くなってあれこれ動き回っていたことが、思っていた以上に身体に負担をかけていたのかも知れません。そういう人の話も時折耳にはしていましたが、やはりどこか他人事のように聞いていたのかも知れないなあと、いろいろな意味で「人並み?」だった自分を省みて、何か苦笑してしまいます。

 いやでも、なぜこのタイミングでブログを再開する気になったかと改めて考えれば、昨日、沖縄・辺野古の代執行訴訟のニュースを新聞やテレビで見て、いろいろ感じることがあったからです。

【速報】辺野古代執行訴訟が即日結審 判決日は追って指定 福岡高裁那覇支部 - 琉球新報デジタル

 NHKの夜のニュースでは、ここに至る経緯(歴史)が短くまとめられていましたが、肝心なポイントが弱いか、ないし、外されている感じを受けました。そもそも「代執行」という“力技”を国が持ち出してきたのは、基地とその建設をめぐって、総体としての沖縄県民の理解が得られなくなったからで、そうでなければ話し合いによって「合意」に達してもよいはずの問題です。沖縄県が(最高裁の判決が出ているのに!)基地の設計変更を認めないので(法律にのっとって!)国が「代執行」すると、(千葉県在住の私などには)何か当たり前のような話として伝えられていますが、まず基本的に国と地方自治体の関係(関与のあり方)は自立・対等で(地方自治法)、国の「代執行」が認められるのは「著しく公益を害する」場合だとされている以上、「公益」とは何なのかについて、もっと突っ込んだ議論が紹介されてしかるべきです。そもそも「国益」と「公益」は同じではありませんし、基地建設にNO!という沖縄県民の「全体意思」は、「公益」を考える上で最大限尊重されなくてはならないと思います。

承認せず代執行訴訟へ 行政法の専門家に聞く(沖縄テレビ)2023/10/ - YouTube

 ……と、「熱く」なると身体に障るので、復帰初回の今回はここまでで止めておきます。休んでいる間も毎日訪問されている方がいて、ほんとに有り難かったというか、励まされました。身勝手ですが、今後もまたそんな感じをもたせていただけたら幸いです。




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