ペンは剣よりも強く

日常と世相の記

やっと晴れて

 一昨日から昨日のこと。
 法務局に行き「法定相続情報一覧図」を申請する。これは、誰が被相続人(亡くなった人)で誰が相続人か、シンプルにわかって大変便利。役所で戸籍謄本など必要な証明書類を集めなければならない手間はあるが、一回つくると何枚でも無料で発行(証明)してくれる。銀行預金の払い出し、不動産登記、相続税…等々、いろいろな用途に使える。最初から知っていれば、余計な情報満載の戸籍謄本*をあちこちに何度も運ぶ面倒はなかったのに。法務局の担当の人も親切にいろいろと教えてくれた。後で、電話がかかってきて、字がちがってましたが、こっちで直しておきますから、とか、予定より早めにできそうですが、とか…、いや、本当にありがたい。組織の上の方とちがって、現場はそんなに四角四面ではないし、硬直もしてないぞ。
* 役所的に言うと、いわゆる「戸籍謄本」は、厳密には、戸籍全事項証明(H6年以後)、改製原(ハラ)戸籍(H6年以前)、除籍謄本…などに分かれているらしい。ここ数日、戸籍と改製の歴史を本当によく勉強してわかった。

 菩提寺に父親の四十九日(七七日)法要と塔婆 とうば **の申込みに行く。由緒あるお寺さんで、坂の上にあるから、山門が文字通り「山の入口」。彼岸の前だから、まだ人は少ないが、除草や剪定の作業の人が数人、腰掛けてお茶を飲みながら談笑していた。参道の杉の大木の大きな枝が折れているのは、一昨年の台風のせいか…。
** 供養のために墓の脇になどに立てる木製の長い板。板塔婆 いたとうば ともいう。

 久々に朝から陽が出て、少し農作業。妹の旦那から白菜の苗を分けてもらったので、畑をミニ耕運機でうなって整地する。今年はうまく結球するかなあと、植栽する前から早くも不安がよぎる。隣の胡瓜はつるが上がってしまったようだ。5月の末から実がなり始めたから、もう3ヶ月以上。「おまえ、よくがんばってくれて、助かったよ」と。声はかけないが、心の中でつぶやく。茄子やオクラはまだまだ元気。

 今朝父親が夢に出てきた。玄関で「おーい、この農機は誰が持ってきたんだー(実際は地元のことば)」と呼ぶので、何だ父ちゃん、生きてるじゃないかと…。いや、そんなはずはない、本当に父ちゃんかあ? と近づいていくと、足下しか見えなくなってしまい、顔を確認したいのに、目が上げられない。なんで?と。そこで目が覚めた。

 四十九日が終わるまでは、霊魂がそこら辺を漂っているらしいので、白菜の植栽の様子が気になったのかなあ? 生きていたらきっとあれこれ指図するにちがいない(笑)。大丈夫だよ、父ちゃん、ちゃんとできてるから…。



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