ペンは剣よりも強く

日常と世相の記

アーダーン首相の核廃絶メッセージ + 追記

 ニュージーランドジャシンダ・アーダーン首相が、核兵器廃絶を求めるビデオメッセージを投稿した。
 「ハフポスト日本版」より引用する。

NZアーダーン首相「核兵器ゼロが広島と長崎の犠牲者への償いになる唯一のこと」【広島原爆の日・メッセージ全文】 | ハフポスト

世界が新型コロナウイルスに対応するチャレンジに直面し続けるなか、広島と長崎への原爆投下から75年を迎え、世界で起きた出来事の破滅的な影響を思い起こさせます。
1945年8月、世界は核兵器が何をもたらすのかを初めて目にしました。
最悪の結果を生み、爆撃の衝撃で亡くなっただけではなく、その後も長く続く放射能の後遺症で、人々に想像もできない苦しみや被害をもたらしました。
それ以降も、太平洋などでの核実験による悲惨な影響を目にしてきました。
現存する1万3000個以上の核弾頭の一つ一つが、広島や長崎で目の当たりにしたよりも強大な破壊力を有しています。
たった一つの爆弾が、破滅を意味します。そして、核戦争がそこで終わるとは誰も信じてはいません。
数百万人の命を一瞬にして奪い、環境に取り返しがつかないダメージを与えます。専門家は、いかなる国家や国家の集団、国際的な組織も、核戦争の影響に備えたり、対処したりすることはできないと警告しています。
備えることができないのなら、食い止めるしかないのです。
国連のグテーレス事務総長も言うように、国際的なコミュニティは、核の非武装化に向けた取り組みを再度活性化させなければなりません。人間性を守ると呼んでいます。
他人や将来の世代に残すことのできる課題ではありません。
ですからニュージーランドは、大多数の国連加盟国とともに、核兵器禁止条約を採決したのです。
私は、核兵器根絶に向けて必要不可欠なステップとして、そして全ての核保有国の核兵器ゼロの達成を含めた地球規模の交渉を求めて、他国もこの動きに加わり、このランドマークな条約を広めることを要請します。
このことが唯一、広島と長崎への原爆投下や、太平洋などでの核実験によって苦しめられた人たちに対する報い、レガシーとなるのです。
(濵田理央氏の訳)

 「唯一の被爆国」が自分から動こうともせず、他国からこのように呼びかけられても何もせず、むしろ逆行しているという体たらく。
 核廃絶に限った話ではなく、一事が万事。

追記
 一方、アベの場合。広島の式典に出たあと、1か月半ぶりにようやく記者会見を開いたかと思えば、事前打ち合わせ通りの質問4問16分。新聞記者が「まだあります」と5問目を質問しようとしたら、官邸の職員に右腕をつかまれて「だめだよもう。終わり、終わり」………。とっとと退席した理由が、飛行機の時刻が迫っていましたので、ときた。
 どこまで醜態さらす気なのか。「だめだよもう。終わり、終わり」はあんたの方だ。




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