「アサヒノマスク」とは変なネーミングだが、先日の記者会見で、安倍首相が朝日新聞記者からの質問に答えた際に持ち出した、洗って使える「高品質」のマスクのことらしい。「アベノマスク」と対になっているというのが製造側にとっては何とも“不本意”というか“不名誉”な話だが、昨日の東京新聞によれば、この記者会見をきっかけに注目され、「買いたい」という声が相次いでいるという。
わざわざ３，３００円などと値段を持ち出すところに悪意を感じるが、調べてみると、４８０円から３，３００円（２枚組）までいくつか種類があるらしい。現在ネット通販は中止になっていて、地元大阪でしか買えないようだ。（販売を開始した3月20日の記事が下。出所：大津毛織株式会社のＨＰ）。
朝日新聞へ掲載されました「マスク生産 繊維のまち結束」 | 大津毛織株式会社
配布が始まった「アベノマスク」の方は、虫が入っているだの毛が入っているだのカビてるだの………、多数の不良品報告が出ていて、466億円もかけたプロジェクトとしてお粗末すぎる。まだ明らかにされていない発注先の「４社」めのこともあるし、これもまた大きな疑惑のにおいが漂う。
それにしても、菅官房長官の記者会見もひどい。「生産流通の過程において一定程度の不良品が生じることはあるが、実際の配布を行う前段階で適切に除外されている」。もともとそういうマスクだ、不良品に当たっても我慢しろ！ってことか……。
