「アベノマスク」プロジェクト。すでに必要のないコロナ対策の“公共事業”にまだ延々と税金を垂れ流そうとしている。この事業費の総額はいったいいくらになるのか? 多くの人は、厚生労働省が4月に受注先を明かした際の金額がすべてだと思っているが、あれは単に「4月分だけ」を公表したものらしい。「ええっ!?」である。来週から月が替わるが、ひょっとして「6月分」もあるのだろうか?
これは現代国家の税金のつかい方、情報開示のあり方なのだろうか? いやもう、どこの国、いつの時代の話なのかと、茫然とする。
「佐賀新聞」が5月28日付で配信した記事から引用する(太字や下線は当方が施したもの)。
アベノマスク生産で51億円 広島の業者、売上高発表|全国のニュース|佐賀新聞LiVE
縫製大手のマツオカコーポレーション(広島県福山市)は27日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い政府から要請を受けて生産した布製マスクの売上高が約51億円に上る見込みだと発表した。2021年3月期連結決算に計上する。投資家向け情報として開示した。
中国とミャンマーの自社工場で、既存の設備や従業員を活用して4、5月に生産。契約先と納入先は共に厚生労働省で、生産枚数や受注の経緯について広報担当者は「個別の契約内容になるので答えられない」と話した。
21年3月期の連結業績予想は新型コロナの影響が見通せず未定とした。20年3月期連結決算の売上高は571億円だった。
政府が配る布製マスクの一部では汚れが見つかり問題となった。マツオカコーポは自社納品分で不良品が見つかったとの報告はないとしている。
政府の配布するマスクは「アベノマスク」と呼ばれ、マツオカコーポを含む5社が納入した。
厚労省の担当者は27日、取材に対し、マツオカコーポと税込みで4月に約7億6千万円、5月に約48億6千万円の契約をしたと明らかにした。これとは別に、マツオカコーポが3月に生産したマスクについて約2億円の契約をしたと説明した。
何か、厚生労働省が説明している数字とも全然合っていないし、他の受注先(興和など)でも同じだとしたら……。
これは徹底的に追及しないといけない。
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