ペンは剣よりも強く

日常と世相の記

続 アベノマスク疑惑 最後の「1社」

 「アベノマスク」の受注業者4社のうち、なぜか公表されていなかった1社の名前が、今日(4月27日)午前の菅官房長官の記者会見で明らかにされた。この会社は福島市の「ユースビオ」だという。どんな会社なのか、早速調べている方が多い。それらの情報によると、全国法人リストに「ユースビオ」という名の株式会社が1つだけあり、所在地は福島市西中央5丁目54番6号、2017年8月30日に設立されたとあるが、代表者名、資本金などは不明。実際には、この所在地に「株式会社ユースビオ」の看板はなく、雑居テナントの複数企業や公明党のポスターが貼られた政治家事務所があるという。
 ネットでいろいろな情報を拝見したが、ひとつだけ「最新時事情報を速報するカレントブログ」さんのものをお借りする。

政府配布マスク業者未公表の1社発表。福島市の「ユースビオ」 | 最新時事情報を速報するカレントブログ

 これはいったい何なのだろうか? 1社だけ名前を明かさず、委託先を明らかにしたのが21日。それから6日めの今日になってようやく「1社」を公表……。これは「調整」が終わったから、と見るのが妥当ではないか。つまり、最後の1社は「ユースビオ」でさえないのではないか。事情に通じている人によって、「事実」が明らかにされることを望む。

追記:「ユースビオ」に比べるとあまり問題視されていないが、菅官房長官はマスクの受注業者として4社ではなく5社目として名古屋市の「横井定」の名前もあげている。こちらはマスク製造をしている会社なので、ユースビオのような“疑惑”はないが、なぜ4社と言っていたのに5社目が出てくるのか(……実は6社め7社めもあるのではないか?)。あるいは、「妊婦用マスクの発注は……」とことさらに「妊婦用」に言及するのは何か意味があるのか、どういう「伏線」張りなのか? まだまだ謎(闇)はある。