ペンは剣よりも強く

日常と世相の記

辞任更迭劇「第二弾」はあるのか

 道路予算カットで地元有権者を「恫喝」した簗農相が辞任して間もなく1週間。週明けの世論調査では、内閣支持率は軒並み下落し、首相には大きな痛手となりました。簗氏に続いて、関文科大臣や維新から閣僚となった中司(なかつか)規制改革担当大臣らにも「醜聞」が囁かれ、後追いする可能性も言及されています。これが「辞任ドミノ」になるかどうかわかりませんが、首相が希望調査票を出させて一本釣りし、「裏金」や「有罪判決」の「前科」がありながらあえて大臣に抜擢した者がこんなんでは、一般国民からすると、事前にいわゆる「身体検査」はしなかったのか、という気持ちにもなります。
高市内閣「辞任レース」次にゴールを切る3候補 農相の後釜は早くも週刊誌がマーク|日刊ゲンダイDIGITAL

 長くなりそうなので、「第二弾」に当たりそうな関文科大臣の政治資金パーティーの件だけ引用しておきます。関氏は、議員会館で政治資金パーティーを開いてはいけないことになっている規定を知らなかったと釈明しているようですが、本間龍さんと今井一さんの話によると、眉唾発言もいいところでしょう。
https://www.youtube.com/watch?v=WySmGkrIgag〈17分45秒過ぎから〉

 本間 目玉人事だった簗がわずか2週間くらいで吹っとんじゃって、関(文科大臣)も、「赤旗」がすっぱ抜いたんだけど、衆議院会館の地下で……。
 今井 あの200人以上の規模で、永田町界隈で会館を借りたら、半日で150万円くらいとられるよ。そこをタダで使ってるわけでしょ。あれ(議員会館)は営利目的で使ったらダメなんですよ。ぼくらも、国民投票のCM規制をもっと強めようというような会議で、議員を介して議員会館予約して使ったことはあるけど、僕らは全然営利じゃなくて、1銭も儲けてへんのに、そいつ(関)、自分の金稼ぎのために、小さな会議室ならともかく、あんなでかい所をさ……。
 本間 国際会議室で、一番でかい所です。で、話によると、200万円くらい集めちゃって、利益率98%とか言われてるようです(笑)。
 今井 そりゃそうやろ、会場費1銭もかかってへんし(笑)。
 本間 あとは紙コップか何かにジュースとか出せばね。
 今井 それで、議員会館を(政治資金パーティーで)使ったらあかんの知らんて。
 本間 そんな、知らなかったはずがないよね。絶対無視して、どうせ分かりっこないと思ってやってる。しかも、今まで判明しているだけでも、2020年と2024年の2回やってるんですよ。
 今井 これ、他の議員も怒るよ。ニューオータニとかさあ、ホテルを借りて(やって)るわけやろ。借りるだけで50万、100万とかかるわけで。
 本間 その発想がちょっと桁外れって(ズレてるって)いうか、何でそこが使えるんだって思えるのか、他の議員たちがみんな驚いてるんですよね。普通はあそこで自分の政治資金パーティーをやろうなんて考えないで、やばいんじゃないかって思うと思うんですね。でも、やっちゃって、その言い訳が「やっちゃダメだって知らなかった」っていう。で、結局衆議院の事務局から厳重注意を受けたと。
 今井 厳重注意なんかで済ましたらあかんよ。金だって返さなあかん。それ国庫にいれにゃあ。議員会館って俺らの税金で成り立ってるんやから、俺らの金かすみとられたような気分になるわ。
 本間 しかも、2024年(の時)って、彼は旧安倍派の(裏金)問題で、岸田内閣のときですけど、自民党本部から戒告処分をくらってるんですよ。
 今井 札付きやんか(笑)
 本間 そう。だから、戒告処分をくらったにもかかわらず、地元とかで政治資金パーティーやると目立つから、議員会館の地下でひそかにやって金を集めたんですよ。
 今井 どうせ、人なんか来なくったっていいと。集金さえできればいいんで、形だけ会場があればいいと。そういうことやな。
 本間 そうなんですよ。彼は、いま今井さんがおっしゃたように、他で政治資金パーティーをやったときも、キャパは90人くらいしか入らないところなのに、パー券は130枚くらい売っていて。つまり、人は集まらなくていいから、ただ単にパー券だけ買ってもらって、人は来ない。
 今井 来たとしても、サンドイッチと紙コップにビールか何かで済ますと。そういう感じだね。
 本間 でも、それは明確な寄付行為というのと同じになっちゃうから、それは法的に問題ではないかということで、そっちの追及が始まりそうなんですよ。

 前の文科大臣は議員会館の不倫報道があるし、教育行政のトップってこういう人たちでいいんですかね。首相はいったい彼らにどういう「適性」を見ているんでしょうか。お二人とも、規則違反というか、会館の目的外使用というか、隠れて密かに?何かに利用するのが好きですよね。

 それにしても、中司大臣も音声テープは出てくるし、簗大臣の後釜に座った武部大臣も叩けばホコリが出そうですし……。「類は友を呼ぶ」というんでしょうか、ロシア語では「漁師は漁師が遠くにいてもわかる」と言うのがこれに相当する同趣旨の言い回しですが、任命権者がもう少し「有徳な者」だったら、こうはならんだろという感じはします。

 そういえば、自民党の西田参院議員は、役職希望アンケート(適性?)を重視した今回の内閣改造や党役員人事について、「資料を読み込むのも良いが、付き合ってみないと人柄は評価できない。根本的にやり方を間違っている」と批判したそうです。「適性」より「人柄」で選べ、ということでしょうか。小生的には、西田さんにそのように言われると、さすが西田さんと言いながら失笑してしまいますけど……。
高市流人事「根本的に間違っている」「人柄評価できない」 自民の西田昌司参院議員が苦言 - 産経ニュース




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