2月22日の昨日、島根県の松江市で「竹島の日」の式典がありました。高市首相も赤間領土問題担当大臣も出席せず、政府の代表として出席した内閣府政務官には、やじや怒号が飛び交ったと記事にはあります。首相や大臣級の要人が出席しないのは従来通りということですが、高市首相の場合、昨年9月の自民党総裁選で、「堂々と閣僚が出て行ったらいい。(韓国の)顔色をうかがう必要はない」などと発言していただけに、期待していた人々を少なからずがっくりさせた面があるようです。ヤフコメで反響(「共感した」)が多かった以下のリプ・コメを見ても、批判的な意見が強い感じがします<数字は2026年2月23日9:00時点のもの>。
「竹島」支持層と韓国の板挟みに 首相、外交孤立回避へ決断(共同通信)のコメント一覧 - Yahoo!ニュース
〇高市は石破には堂々と行くべきと散々批判していたのに、自分がその立場になればこの様
やはり口だけだった
石破を散々批判した高市応援団はもちろん今回の高市を批判するんですよね?
期待しています
<共感した553>
〇以前松江にいたこともありますが、地元では関心度は高かったですし、日本固有の領土であるのも確かと信じているので、2013年からこういう対応を続けているというのは寂しい限りです…
この件に関しては、韓国に良いようにされてる感じでしかないので、手法は慎重に吟味するにしても、何かしら今後への布石となる一歩踏み込んだ対応を行って欲しかったという気もします。
<共感した341>
〇「閣僚出席を堂々と」と息巻いていた威勢はどこへやら。
蓋を開ければ例年通りの政務官派遣という、看板倒れの「弱腰外交」には失笑を禁じ得ません。あれほど「韓国の顔色をうかがう必要はない」と支持層を煽っておきながら、いざ権力を握れば隣国の反発を恐れて身をすくめる姿は、まさに二枚舌の極致です。
「強い日本」や「国益」という美辞麗句は、単なる票集めの道具だったことが露呈しました。
成長のスイッチを連打する前に、自身の言葉の軽さと、期待を裏切られた支持層の怒りに向き合うべきです。
内政では「積極財政」という名のバラマキで将来にツケを回し、外交では「配慮」という名の現状維持でその場を凌ぐ。
このチグハグな姿勢こそが、日本の国力を内側から腐らせる最大の要因です。
覚悟なきリーダーが語る「希望」ほど、国民にとって空虚で毒のあるものはありません。
<共感した298>
〇韓国大統領は、自身の支持率が下がれば反日に転じて竹島上陸もするでしょう。
日本の立場を断固誇示するためにも、最低でも閣僚は出席させてもらいたかった。
そんな簡単な問題ではないのはわかるが、韓国に配慮して、弱腰になれば、実効支配を認めたも同然になってしまう。
島根県民に諦めろと言ってるも当然だ。
首相には断固とした態度を示してもらいたい。
<共感した235>
高市のことをフォローする気など1ミリもありませんが、高市を批判する多くの人であっても、自分がもし総理大臣の立場だったらどうするかと考えたとき、この「判断」になってもいたしかたないってことになるのではないかと想像します。高市は台湾有事発言などで、中国(習近平)を猛烈に怒らせて、現在中国とは公式上初期の「断交」状態です。この上、先日の首脳会談で現状何とか良好な関係を保っている(ように見える)韓国を刺激して、離反させるようなことをしたら、日本は東アジアでさらに孤立してしまいます。高市当人が本音でどう思っているかは知りませんが、ここは外交上の失点は避けた方が得策という周囲の助言を聞き入れるしかないでしょう。もちろんそれだけに、できもしないことがわかっていながら、あえて強がることを言い放った高市は、過去の発言の責任を問われなければならないでしょう。まあ、これに限りませんが、この総理大臣は炎上ネタには事欠きません。
竹島に限らず、領土問題を武力でなく平和的に解決するには、二国間交渉がだめならば第三者たる国際司法機関の判断に委ねるしかありません。我々の社会だって、土地の境界をめぐって争いになれば、最終的には裁判所の判断に従うわけですから、このケースも同様に、裁判でどんな判決が下されても恨みっこなしで、というのが最善策のはずです。
ところが、個人間のことならともかく、国家間のことになると、話がそう簡単に進まないところが難点です。まず、国際司法の判断を仰ぐには、両国の同意がないといけないようです。さらに、国家はもし敗訴した場合の事後対応を考えなければならない。領土問題で民意がエスカレートすればするほど、負けたら、「何でだ!」って話になるし、「固有の領土」だって言ってたのに何だ、それは嘘だったのかと。裁判所や相手国ではなく、自国政府に非難の矛先が向きかねない。それでも何でもことを前に進めるのなら、「出血」覚悟で国民を説得するのが政治家でしょうけれど、そんなことは高市どころか、今の日本の多くの政治家に期待する方が無理でしょう。地元の人間からすれば、早く解決して安心したいという気持ちがあっても、政府からすれば、負けることも覚悟の上で、優先的に解決すべき問題とは思えない。結局、日韓の非難合戦が年中行事のように繰り返され、一時的に敵意が増幅されても、表向きはすぐ忘れるというかたちの継続です。現状、何も変わらない。けれどおそらくは失望と屈折だけは引きづったままでしょう。
今朝の毎日新聞によると高市内閣の支持率は上がっているそうで(他でも同じ傾向のようです)、支持する理由は、「首相の指導力に期待するから」が突出しています。
毎日新聞世論調査:毎日新聞世論調査 高市内閣支持上昇61% 自民大勝 「よくない」39% | 毎日新聞
「首相の指導力」って、結果はまだ出ていないことがほとんどとはいえ、人に命令して何かやらせればいいってわけでもありません。「強いリーダーシップ」を待望する気運があるのはわかりますし、また、人間というのは、自分の見たいようにしか現実を見ないとはよく言われるところで、小生自身もそれは免れませんが、でも、たとえば、街頭演説はできるのに党首討論は負傷(病気)を理由にドタキャンするとか、「消費税減税は悲願」だったとか公言して、自分の過去の発言内容と整合性がつかなくなると、長く書き続けてきたブログの記事を全部削除したりとか、そういうことをする総理大臣が発揮する「指導力」というのは、不都合な真実は隠せって、安倍政権のときみたいに、また、公文書の廃棄・捏造や統計データの不正をおっぱじめるんじゃないかと、衆院の野党勢力が弱くなってしまって、かなり不安な感じがしてきます。
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