高市ネタはそろそろお腹一杯ですが、今朝の新聞の社会面に、今回の衆院選にあたり、若い世代の声を集めた記事がありました。「(高市の)人気の秘密は何なのか」とうたう程の中身ではありませんが、生の声を拾ったものとして参考になります。
衆院選2026:高市人気、イメージ先行 若者、政策よりSNS? | 毎日新聞
衆院選がスタートした1月27日、東京・秋葉原。アニメやサブカルチャーの聖地として知られるこの地で、高市氏は第一声を上げた。
「私は自分で髪の毛、染めてます。美容院に行くと高いので、いつも毛染め剤を買ってきて。今大地震が来たらこの状態で洗い流せずにどうやって逃げるんだ。そんなことを考えています」……
……選挙カーの上でマイクを握る高市氏の周囲は、大勢の人でごった返している。記者は、人だかりから少し離れた場所にいた大学生の……さん(19)に声を掛けた。演説に小さく拍手をしながら、じっと聴き入っている姿が気になった。
……さんのSNSのタイムラインには、高市氏本人の投稿がよく流れているといい、こう語った。「自民はおじさんくさいイメージで印象が良くなかったですが、女性初首相の高市さんになって変わってくれるんじゃないか。もう少し話を聞きたい」
大学生の……さん(19)もSNSで高市氏の演説があることを知り、秋葉原に駆けつけた一人だ。「演説は身の上話が多くて、親近感が湧きますね」
若い世代が高市氏の印象を語るとき、「身近」という言葉がよく聞こえてくる。X(ツィッター)やインスタグラムなどに表示される動画や投稿で高市氏の情報に触れる人も多い。
「外交力がある」と評価する声も目立つ。過去の中国などに対する「タカ派」的な発言から、力強さを感じる若者が少なくない。
専門学校生の男性(19)は「中国や韓国にもズバズバ言っているのが気持ちがいい。なめられない首相という感じがよいです」と話す。……
記事の中には、女子高校生(17):高市さんが自分のポスターを見て「小じわが目立つ」と言うショート動画を見て、かわいいと好感を抱いた、女子高校生(18):物事をはっきり言うところがいい。「日本に希望がある」という言葉は若者に響く、アルバイト女性(19):政治系の動画はあまり見ないが、高市さんは女性なので、子育てしやすい社会を実現してほしい、男子大学生(21):石破茂首相時代は「中国に寄っている」と感じた。高市さんは安倍晋三元首相よりズケズケ言うので評価できる、といった声も紹介されています。
しかし、記事の全体的なトーンは、見出しにあるように、高市人気は「イメージ先行」ではないか、ということのようです。続いて記事から引用すると、
……高市氏が評価される主な理由は、親近感が湧く動画や外交での立ち振る舞い。記者たちが演説会場や投票所で話を聞いた20人超の若者のうち、高市氏が掲げる「責任ある積極財政」や危機管理投資といった政策を挙げた人はいなかった。……
……若者に政治参加を呼びかける「NO YOUTH NO JAPAN」の代表理事を務める能條桃子さんは「高市さんが首相になり、若い人たちには『新しくなる』というイメージが伝わっている。それは女性であることや、発信するメッセージの面が大きく、政策やイデオロギーの点ではない。同性婚に高市さんが反対していると若い世代に伝えると、驚かれることがあります」と語る。……
高市個人のパフォーマンスはさておき、20年生きた人と80年生きた人を比べて、経験値が高いのは後者で、若い人はまだまだ世の中のことを知らないと、そんなことを言ったところでほとんど意味はありません。TVを見ていて、82歳の男性が「日本列島を強く豊かにしないといけない」とか、高市首相のスローガンを受け売りして声高に話している(叫ぶ)姿を見て、げんなりしましたが、いくら年齢を重ねても、何かを感じ、自分の頭でものを考えない人はそのままです。NHKのチコちゃんじゃありませんが、何かの局面で「ボーっと生きてんじゃねーよ! 」と言われて、我に返るか、怒るか、それとも、そのままか。
しかし、イメージ戦略をとる側からすれば、ボーっと生きていてくれる方が好ましいでしょう。あるいは、確か自民党の某重鎮がかつて言っていたように、「寝た子は起こさない」方が得策です。
上の記事に「SNSのタイムラインに高市氏本人の投稿がよく流れている」という発言がありましたが、自民党は資金力にものを言わせて、人々にサナ活情報を浴びせかける。まさに洪水のようにネット上に情報を氾濫させる。まだ根拠薄弱ですが、いろいろな情報から推察するに、どうもそれが今回の選挙の勝敗を分けたというか、これほどの大差をつけた理由との印象をもちます。自民党がこれを「成功体験」とするなら、憲法改正論議(や国民投票)でまた同じ手を使うでしょう。
でも、資金力の差が選挙結果に直結するとしたら不公平ですし、資金の出どころも問題です。自民党の「裏金」の使いみちが今もって明らかにされない以上、当然自民党の政治資金には嫌疑がかかりますし、ひょっとしたら官房機密費にまで疑いの目を向けなければならないかもしれません。見当外れでなければ、このあたりの詳細を知りたいところです。
たまにTVをミュート(消音)にして映像だけを眺めていることがあるのですが、昨晩高市首相の会見を無音で眺めていたら、「大本営発表」をしているように見えてきて、何かドッキリしました。これは勝手なイメージにすぎませんし、夢ではないので「正夢」というのは変ですが、自民党316(ほんとは330!)議席で、「そんなこと」が決して現実にならないようにしないと。
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