旧統一教会の被害救済にあたっている全国霊感商法対策弁護士連絡会(全国弁連)が、今回の衆院選にあたり、旧統一教会問題に対して、各党がどのような対応をとるつもりかを尋ねたアンケートの結果が公表されました。毎日新聞のweb版と朝刊の紙面記事が同じでない(中道改革連合の対応について、webでは触れている内容が紙面記事では省略されている)のは、野田代表の過去の教会との関係に「蓋」をしているようで不快です――公平性の意味で、これはこれで明らかにすべきことです――が、同時に、自民党の回答内容には高市首相の関係との齟齬・矛盾を感じます。ぽちたまさんのnoteの記事の助けも借りながら、この件を取り上げてみます。
旧統一教会への対応に変化か 与野党のアンケート結果公表 全国弁連 | 毎日新聞
「統一教会問題」に対する各政党の回答を検証した‼️|ぽちたま
政党向けアンケートの質問の概要は以下のとおりです(詳しくはぽちたまさんの記事をご覧ください)。
1)今後の旧統一教会(関連団体)と議員との交流、連携、金銭支援、選挙支援などへの対処。
2)2022年12月に成立した「不当寄附勧誘防止法」について、消費者庁は現時点での見直しは不要との見解を示しているが、不十分な点が種々指摘されている。これへの対処。
3)旧統一教会に正式に解散命令が下された場合、旧統一教会の残余財産が下部組織に移される事態が想定されるが、これを防止するための立法措置についての見解。
4)各党の党首より、国会議員と旧統一教会の関係は断絶されるべきとの見解が明示されているが、現在もなお教会・関連団体・組織との関係が十分に調査されず、十分に解明されているとは言いがたい。近時のTM報告書(韓国の韓鶴子総裁に対する日本の旧統一教会幹部の報告書)等も踏まえ、第三者委員会等の外部の専門家による踏み込んだ調査を実施し、結果を公表するべきとの考えに対する見解。
自民党は項目ごとには答えず、一括して次のように回答しているようです。
……わが党は、旧統一協会の献金勧誘等の被害が問題とされたのを受け、当時、 与党とともに国会において必要な法令を制定しました。そして、「旧統一協会及び関連団体とは一切関係を持たない。また、社会的に問題が指摘されている他の団体とも関係を持たない」とする基本方針を定め、党内において所属国会議員に点検と報告を求め、その結果を公表したところです。その上で、旧統一教会のような活動の社会的相当性が懸念される組織・団体との一切の関係を遮断するという厳格なガバナンスコードを決定し、党所属全国会議員及び全国都道府県連に対して周知・徹底を図っております。
しかし……です。自民党総裁の高市首相は、旧統一教会との接点を「徹底的に調べ」、「選挙応援無し。行事出席無し。金銭のやり取り無し。祝電も当事務所が手配した記録は無し」と明言していましたが、文春の報道によれば、2019年3月に旧統一教会の友好団体がパーティー券を購入しており、事務所も「法令に従い適切に処理」したと、事実を認めています。
ネット騒然「これは見ないと」【高市解散】パー券疑惑→説明責任の高市首相NHK「日曜討論」出演へ 全党首討論で追及不可避 文春報道の旧統一教会絡む問題「疑惑聞くだろう」「何言う?」(デイリースポーツ)|dメニューニュース(NTTドコモ)
「統一教会の問題になるとダンマリ」高市首相のパーティー券「教団側が購入」報道に説明責任を求める声が多数「いつも大見得を切って…」「一度下野しなければ…」 | 文春オンライン
今日のNHKの「日曜討論」では選挙前最後の日曜ということで、党首討論が予定されていましたが、何と、放送開始わずか30分前に高市首相は急遽出演をキャンセル。理由は「腕の負傷」だそうです。
【衆院選】高市首相がNHK「日曜討論」生出演を急きょ欠席 代理の田村憲久氏が理由を説明 - 政治 : 日刊スポーツ
https://www.zakzak.co.jp/article/20260201-VTUIHEFVGVAHDEJ4IQAY6RYNFU/
……「高市総理は昨日の遊説中に腕を痛め、治療にあたるため、急遽出演ができなくなりました。お詫び申し上げます」 と説明した。
しかし、ネット上では「昨日の怪我ならもっと早く判断できたはず」「リモート出演も可能だったのではないか」といった厳しい声が相次いでいる。
X上では一般ユーザーから「逃げたのか」などの声が相次いでいる。1月28日配信の文春オンラインや「週刊文春」の報道が波紋を広げていたからだ。同記事は、『高市早苗事務所 統一教会&逮捕社長のパー券購入を隠蔽していた!《裏帳簿を入手》《「買うたれ」54万円分購入も不記載 逮捕社長が告白》《パー券購入を「寄附」と虚偽記載 税控除で「選挙区民を優遇」》』との刺激的なタイトルで疑惑を追及している。
野党側は、「日曜討論」で、この週刊誌報道の真偽について徹底的に攻撃材料にしようと手ぐすねを引いていたとみられる。
高市首相は今回の衆院選の勝敗ラインについて「与党で過半数(233議席)」を掲げ、下回れば「即刻退陣する」と明言している。2月8日の投開票まで残り1週間。ラストサンデーで見せた「異例のドタキャン」が、浮動票や党勢にどう影響するか。
これはもはや多言を要すまでもありません。やばくなると「師匠」が腹が痛くなるように、「弟子」も腕が痛くなるんでしょう。そして、「高市早苗さん、応援したくなる首相だ」、「『働いて、働いて、働いて……』という発言がなんか信頼できる」という「ぼよよん」とした支持のおかげで、あと一週間後に、自民党は大勝利し、「私は国民から国家運営を託していただきました」って(たぶん)宣言するのでしょう。いよいよ日本列島は「強く豊かに」され、「強い日本」の「再生」に向かうわけです(あれれ、〇ラスさん、こんにちは)。
「強い」「強い」を連呼して、さも「強い政治リーダー」然としていた御仁(「女性」ですけど)、党の代表、一国の総理が、生討論番組をドタキャンして、「逃げるが勝ち」とは。いやはや、おそれいりました。
追記)「腕でしゃべるわけじゃねえだろ、党首討論会! 手話大会か!!」
まったく宮武さんのおっしゃるとおりです。
高市早苗首相が総選挙直前のNHK「日曜討論」党首討論会を欠席・逃亡。裏帳簿問題・統一教会癒着への追及を恐れる。 - Everyone says I love you !
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