ペンは剣よりも強く

日常と世相の記

「身銭を切る」改革をしよう

 今日は短く。
 今朝の毎日新聞・日曜朝刊の連載コラム「松尾貴史のちょっと違和感」に、キャバクラに行った代金を政治資金から出していた日本維新の会の奥下剛光(たけみつ)衆院議員や青島健太参院議員のことが取り上げられています。他紙情報によれば、奥下議員の後援会の収支報告書では、2023年3~4月に東京・赤坂のキャバクラに36,300円、大阪市のラウンジ(接待飲食店)に57,200円を「交際費」名目で支出。10月には東京・六本木のショーパブにも33,000円支出したことになっているようです。青島議員の場合は、2024年、キャバクラやガールズバーなど計5店舗の代金、計117,400円を「組織活動費」として政治資金から支出していたことが収支報告書からわかったとのこと。事務所曰く、青島氏本人は同席しておらず、秘書が支援者らと店を訪れ、収支報告書には誤って記載されていたので、訂正したと(出た、出た……またまた秘書が……です。秘書ならいいのかって話です)。
 奥下議員の場合、この事実が発覚・指摘されたのは今月6日の土曜ですが、翌7日のNHKの「日曜討論」に、小生は見ていませんが、本人、「堂々」と出演していたってんですから、本人はもとより、この維新という政党はいったいどういう人間の集まりなのか、今さらながらその神経に驚かされます。松尾さんは次のように書いています。
松尾貴史のちょっと違和感:政治資金でキャバクラ 「身を切る」前に身銭を切ろう | 毎日新聞

…… どういう了見でこんな金の使い方をしたのかはわからないが、報道によると、奥下氏の事務所は、いずれも奥下氏本人が企業関係者と共に訪れ、奥下氏側の費用を負担したと説明している。
 企業関係者とだろうが誰とであろうが、なぜキャバクラに自腹で行くことすらできないのだろうか。
 税制上の優遇措置を受けている政治団体なのに、「私たちも一杯いただいていいですかあ?」的、女性の接待を伴う店への政治資金の支出をする。この行為に、正当さを感じさせる言い訳があるのだろうか。
 奥下氏は「急きょ呼ばれた場所で、選べる立場になかった」と釈明しているが、公人としての意識や経験はどこかに忘れてきてしまったのだろうか。政治資金として処理したことについて「ポケットマネーでやるには限界があり、そのための資金団体だ」と主張するが、まるで開き直りにしか聞こえない。さらにショーパブにも支出していたそうで、そこで一体どんな会合を催したのか、ぜひ詳細を聞きたいものだ。
 維新の議員はひとつ覚えのように「身を切る」と言っているが、全く説得力がない。
 奥下議員はSNSに「初対面の企業の方に支払って貰う事は気持ち悪いですし、企業団体からの寄付にあたるとの思いから適切に処理したつもりでしたが、報告書からは伝わり難いので今後は見え方にも更に気をつけていきたいと思います」と投稿していた。本当に「気持ち悪い」のは、本人の弁を信じるならばだが、公人でありながら「初対面」の企業関係者とキャバクラなどに繰り出すセンスのほうではないか。この論理だと、初対面ではない人からは当たり前のように金を出してもらっているということなのか。
 そんな中、彼が7日のNHK日曜討論」に出演しているのを見て、私はひっくり返りそうになった。言葉選びが乱暴で恐縮だけれども、あえて言うなら「どの面下げて」といったところではないか。……

 維新の会が自民との連立の条件としていた国会議員の定数削減法案は審議にすら入れません。維新の「顔」・吉村共同代表は、先行して審議している企業団体献金の法案の審議が先だと野党は主張するが、その企業団体献金法案も今国会中には結論が出ないのだから「とんだ茶番劇だよ」といきり立って(いるふりをして)います。しかし、これには、

 「企業団体献金の件については維新が公明、国民に乗れば決着つくんじゃないですか?」
 「維新が素直に賛成するだけで、議員削減法案は可決する」
 「企業団体献金の受け手規制に賛成すれば 可決してすぐに処理できるので 議員定数削減に順番回ってきますよ」
 「さっさと企業団体献金の受け手規制法案に賛成する意思を表明したら良いじゃないですか」
 「維新が企業団体献金の規制に賛成しないのが悪いだけでは?」
 「維新が賛成したらすぐに終わりますから」

【高市自民】議員削減放置に憤慨する吉村代表に→自民大打撃の企業献金規制に賛成したら? 指摘続々、賛成多数で自民秒殺「すぐ可決」「維新賛成ですぐ終わる」/芸能/デイリースポーツ online

と、至極当然の投稿が上がっているようです。もし「身を切る」んだったら、松尾さんも書いているとおり、議員歳費や報酬を減らす(その分議員数を増やす)という手もあるはずです。

 千葉の田舎に住んでいると、こういう輩の集まる烏合の党を支持する大阪の人たちの肌感覚が知れませんが、このまま行けば維新は世間に物笑いの種を振りまいて顰蹙を買い、さらに党勢を失ったあげく、先日維新を離脱した連中がやったみたいに自民党に合流するってことになるんじゃないんですかね。そうなったら、大阪の維新支持の皆さん、どうするんでしょうか。

 キャバクラで 身を切る前に 身銭切れ

(お粗末 笑)。



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