今日は短く。
7月下旬に自治体から国民健康保険の「資格確認書」が送られてきました。「ああ、そうだ、来月から「保険証」が廃止になるんだった」と思い、有効期限を確認したら来年の7月31日までになっていて、これで、(マイナ保険証がなくても)一年間は「安心」だと思ったのですが、先日病院の診察が終わって薬局に立ち寄った折、この「資格確認書」を提示しようと思ったら、車の中に置き忘れてしまって、「行って取って来ます」と言ったら、薬剤師さんが「大丈夫です、前の保険証がまだ有効ですから」と言います。「ああ、そうかぁ、期限が過ぎてもまだ大丈夫とか、そんなこと言ってたなぁ」と思い出しました。
というわけで、今、小生の手元には保険診療に使える証明カードが二枚あるわけですが、これは制度として「正常」ではありません。75歳以上の人の中には、マイナ保険証を持っているのに「資格確認書」も(送られてきて)持っている人がいます。「移行期間」にあるので、やむをえないと見る向きもありますが、これは移行上のやむを得ない「トラブル(経過措置?)」ではないでしょう。
というのも、小生のように基本的に紙の保険証しかもっていない人は、有効期限の「延長、延長」でやり過ごせても、すでにマイナ保険証を持っている人は、自発的に更新手続きをしないと失効するおそれがあるからです。来年3月までに、マイナ保険証の更新が必要な人は1,000万人をはるかに超えているそうです。中には、一度マイナ登録したら、もう更新しなくてもよいと勘違いしている人もいます。そのときになって「ええーっ!」という人が少なくないと思われます。
昨日のAsagei plusの記事からの引用です。
政府はいったい何をやっているのか!「マイナ保険証」来年3月に1580万枚「期限切れ失効」「保険診療NG」の大失態 | アサ芸プラス
……新たな大危機が取り沙汰されている。来年3月までに、1580万枚に上るマイナ保険証が「期限切れ失効」となる可能性が浮上してきたのだ。
マイナンバーカード自体の有効期限は10年とされているが、カードに搭載されている電子証明書は5年で有効期限が切れてしまう。そして電子証明書の更新手続きを行わなかった場合、マイナ保険証も期限切れ失効となってしまう。
「来年3月までに電子証明書の更新が必要となるのは、いち早くマイナンバーカードを取得した約1580万人。しかし政府によるアナウンスはお世辞にも十分とは言えず、このままでは大量の期限切れ失効によって、保険診療を受けられなくなる人が続出することになるでしょう。政府は期限切れ失効から3カ月の猶予期間を設けていますが、これもまた屋上屋を重ねるがごとき、朝令暮改の感を拭えません」(全国紙社会部記者)
そもそも取得が「任意」とされている、マイナンバーカード。これにマイナ保険証を組み入れたこと自体、制度設計の間違いがあったと言わざるをえない。……
厚労省が「危機」だと認識しているかどうかわかりませんが、「マイナ2025年8月危機」と「マイナ2025年12月危機」は、期限が切れた(切れる)紙の健康保険証を有効にすること(期限延長)で事なきを得た(得られる)ようです。しかし、年が改まり「マイナ2026年3月危機」にはどう対処するのか。いちはやくマイナの紐づけに「賛同・協力」してくれた人たちに対し、政府はまさかの不便や不利を強いるのでしょうか? 3か月の「猶予」があれば、滞りなく更新手続きが完了するとはとても思えません。危機が3か月延びて「6月危機」になるだけです。そしたら、また「延長」するんですかね?
先日ちょっとした外科手術を受けました。費用金額を知って、つくづく保険医療のありがたみを感じたところです。国民皆保険制度が混乱するような制度設計は、少なくとも小生の周辺では誰も望んでいません(どこでもそうでしょう)。医療事務の人たちにとっても、マイナ保険証は認証段階で止まってしまって、先に進めなくなることがあるので、患者さんが紙の健康保険証(資格確認書)を出してくれた方が喜ばしい感じがします(個人的な感想ですけれど)。マイナカードがデジタル社会へのパスポートかどうかなんて、悪いけど多くの国民にはどうでもいいことで、保険医療が機能しないことと天秤にかけたら、優先すべきことがどっちなのかはあまりに明白です。
あなたのせいですよ、K太郎さん……。
