今日は短く。
ブログに以前から書いていますが、ガザの人々に対するイスラエルの「蛮行」を止めさせる手立ては、最終的にはイスラエル国民の意思にかかっていると思います。「悪の枢軸」と呼んでもいいアメリカとイスラエルの強固な「同盟」関係が、この間の国際社会からの非難や制裁をことごとく無視、無力化している現状では、イスラエル国民の良識、まだ少数にとどまっている良心派の声を大きくして、ネタニヤフ政権を追い詰めていくしかありません。
昨日7月13日付の毎日新聞には、イスラエルで予備役の召集を拒否する人が増えているという記事がありました。
イスラエル・パレスチナ:ガザ戦闘に罪悪感 イスラエル、兵役拒否拡大 | 毎日新聞
「もう軍には協力できない」――。この言葉が、イスラエル社会を揺るがしている。
パレスチナ自治区ガザ地区での戦闘が長期化するなか、イスラエルでは予備役の招集を拒む動きが広がっている。予備役は常備軍と並ぶ国防の柱とされる。国民皆兵を誇りとしてきたこの国で、軍の命令に「ノー」を突きつける人々が増えている。
テルアビブ中心部の集合住宅にある診療所で、医療ソーシャルワーカーのトゥーリ・フリントさん(57)は日々、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を抱えた兵士たちのケアにあたっている。昨年8月まで自身も予備役として活動していたが、戦争への疑問から、今は招集に応じていない。
2023年10月、イスラム組織ハマスの越境攻撃で戦闘が始まった直後、フリントさんのもとにも招集通知が届いた。「虐殺現場を目撃し、友人を失った兵士が次々にトラウマを抱えていた。専門家として、できる限りのことをしたかった」。そうしてガザとの境界に近い前線基地に向かった。
だが、戦闘が1年に迫るころ、兵士たちから「自分は戦争犯罪行っている」との告白が相次ぐようになった。「地面を掘って遊んでいた8歳くらいの子どもを撃った」「理由もなく学校を壊した」――罪悪感に苦しむ兵士たちの姿を前に、「この戦争を支援してはいけない」と感じたという。人質解放を後回しにする政府の姿勢にも疑問を抱き、予備役を辞退した。
今、同じような選択をする人が、次々と現れている。なぜか。
別の記事には「招集拒否」を理由に裁判にかけられ、5日間収監されたたが「後悔はない」と語った大学院生の話も紹介されています。彼らが「貢献」したいと望むイスラエル国家の姿は、ネタニヤフ首相他が望むイスラエルとは相容れないのです。
今朝のNHKでは、イスラエルのテルアビブで、7月12日、ガザ地区の子どもの犠牲が増え続けている現状に抗議し、停戦を求める1,000人規模のデモが行われたと伝えられました。
イスラエル 子どもの犠牲増え続ける現状訴え停戦求めるデモ | NHK | イスラエル
……イスラエル軍は13日もガザ地区への攻撃を続けていて、パレスチナの地元メディアは中部にある給水所が空爆され子ども6人を含む10人が死亡したと伝えました。
パレスチナ保健省によりますとおととし10月からの子どもの死者は1万7000人を超えています。
こうしたなかイスラエルでは、ガザ地区で多くの子どもが犠牲になっている現状を訴えるデモが広がっていて最大の商業都市テルアビブには12日、1000人ほどが集まりました。
参加した人たちは、犠牲になった子どもたちの名前と写真が印刷されたポスターをかかげて、これ以上、子どもが犠牲にならないよう一刻も早い停戦の実現を求めました。
主催する団体によりますとことし3月から始まったデモは当初、参加者がおよそ20人でしたが、いまでは1000人ほどに増えたということです。
参加した男性は「パレスチナ人の命はイスラエル人の命と同様に大切だ。戦争を終わらす必要がある」と話していました。
デモの主催者で人権活動家のアルマ・ベックさんは「イスラエルの人たちにパレスチナ人の犠牲や壁の向こう側で起きているジェノサイド=集団殺害について知ってほしい。イスラエル社会に変化をもたらしたい」と話していました。
自身と国際社会の無力に失望し、虚無的になりがちですが、たとえ引用だけだとしても、こうした声につながっていたいと思います。
