今日は短く。
「学歴詐称(疑惑)」と言ったら、都知事の右に出る者はいないと思いますが、このたび発覚した静岡県伊東市の市長の場合、その比ではないとはいえ、あまりのお粗末さに、見ているこちらが恥ずかしくなります。
田久保真紀 伊東市長が会見「除籍されていたと判明」 広報誌に「東洋大学法学部卒業」学歴偽った疑い指摘 | NHK | 静岡県
NHKによれば、5月に行われた伊東市長選挙で初当選したこの市長について、6月に発行された市の広報誌には「平成4年東洋大学法学部卒業」と記載されていて、市議会で学歴を偽った疑いがあると指摘されていました。昨日記者会見に臨んだ市長は、先月大学に出向いて確認したところ「卒業の確認はできず、除籍されていたことがわかった」そうです。と言いながら、6月4日には、市長は市議会議長に自分の卒業証書(と称するもの)を見せていた事実があるわけで、ということは、卒業証書はニセモノだったことになり、これは自分が作ったものならば、有印私文書?偽造という「違法行為」になるはずです。ウソがウソを呼ぶというか、恥の上塗りというか、記者会見でもどこかの知事のごとく「公職選挙法上、問題ないという結論になりました」などと強気にしめくくっていましたが、行政のトップがウソと偽装を「正当化」するようなことを言って大丈夫なんでしょうか。伊東市は温泉や観光が大きな「目玉(地場)産業」だと思いますが、マイナス・イメージにならないのか(いや、今の時代だと、「どれどれ……」と、逆に人が集まったりするんですかね)。
「東洋大除籍」だった伊東市長、議長に見せた卒業証書は「ニセモノだった」速報に宮根誠司、思わず二度見/芸能/デイリースポーツ online
市長は当選してまだ1ヶ月余り。地元の住民でないのでわかりませんが、背景に選挙戦のしこりが作用している可能性がないこともないでしょう(どこかの県と似ています)。市長は市議会議員の立場から市長選に出馬していますが、2年前の市議会選挙では定数20の最下位でスレスレの当選でした。どういう経緯で市長選に出馬することになったのかわかりませんが、市長2期の実績があり、自民・公明の推薦を得ていた現職(前職)を破るのは容易ではなかったと思われます(結果も14,684票対12,902票とわりと競り合いでした)。勝因は(というより前職の敗因は)、争点となった新図書館建設反対の声にあったのか、それとも前職の自公推薦が有権者から嫌われたのか、このあたりも確定的に言えることはありません。
自公と連合推薦の現職市長を破った伊東市の田久保市長 | あなぐると
いずれにしても、「市政刷新」を求めて現市長に投票した人にとっては、こんなお粗末な対応を見せられてがっかりでしょう。毎度書いていますが、子どもたちが見ているのですから、襟を正すというか、首長として矜持ある姿を見せてくれないと。
