ペンは剣よりも強く

日常と世相の記

これは国による「児童虐待」では?

 今日は本当に短く。
 6月18日付「一月万冊」で取り上げられていた記事が気になっています。
参院選前に内閣支持率が低下・・・岸田総理の弱点は「円安・物価高」だ!しかし、日銀黒田総裁は無力だ・・・日本の貧困が拡大する現実。元朝日新聞・記者佐藤章さんと一月万冊 - YouTube

 学校はあと一ヶ月ほどで夏休みになりますが、一週間前にウェッブ上で行われた調査によると、困窮家庭の子どもたちにとって、この夏は、大げさではなく、自然災害ではなく人為災害によって、生命の危険にさらされるかも知れません。以下、6月17日付朝日新聞の記事の要旨です。

困窮家庭「物価高で生活苦しく」85% 夏休みの食事、不安の声 支援団体調査:朝日新聞デジタル

 NPO法人キッズドア(東京都)は今月10日~14日、団体が支援する困窮子育て家庭の保護者2,634人を対象にアンケートを実施し、1,386人から回答を得た。
 それによると、子どもの食事状況を尋ねる質問(複数回答)では、「食事の質(栄養バランス)が悪くなった」(64%)、「食事のボリューム(量)が減った」(60%)、「肉や魚が買えない」(37%)といった回答が目立った。
 また、夏休み中の食事の不安については「ある」と答えた人が全体の81%にのぼった。回答者からは「物価高騰の中、一日中家で過ごす夏休みで光熱費もかさみ、食へお金をかけられない」「これ以上物価や光熱費があがると、ますます食費を削るしかなくなります」などのコメントが寄せられた。
 キッズドアの渡辺由美子理事長によると、回答者の多くが1人親や年収200万円未満の困窮家庭だという。「もともと生活が苦しい方たちが、物価高でさらに苦しくなっている」と指摘。「エアコンをつけると電気代が上がるが、切ると熱中症になる。お金がないのでどこにもいけないなか、子どもたちは熱中症か栄養失調のどちらかを選ばないといけないような状況だ」と語った。

同じ内容を伝えたNHKの6月15日付の記事には、「食事の際におかずを付けることができず、夕食を卵かけご飯だけで済まさなければならない状況に追い込まれている家庭もある」という渡辺理事長の話も掲載されています。 
生活必需品値上がり 困窮家庭の85% 生活が「苦しくなった」 | NHK

子どもの夕食が卵かけご飯だけ?「熱中症」か「栄養失調」か、どちらかを選ばせる? ――国による児童虐待にも等しい、これを迫っているのが今の岸田・自公政権であり、黒田・日銀です。来月の選挙で岸田政権を信任することは、「家計は値上げを許容している」発言を「許容」することになります。

家計の値上げ許容度低下 民間調査、黒田氏発言と逆:東京新聞 TOKYO Web

黒田発言への率直な疑問-家計の値上げ許容度は低下しているのでは?(野口 悠紀雄) | 現代ビジネス | 講談社(1/5)




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